日記風覚え書き

2023年10月11月、12月
(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2009年1-3月4-6月7-9月10-12月、2010年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2011年1-3月4-6月7-9月10-12月、2012年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2013年1-3月4-6月7-9月10-12月、2014年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2015年1-3月4-6月7-9月10-12月、2016年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2017年1-3月4-6月7-9月10-12月、2018年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2019年1-3月4-6月7-9月10-12月、2020年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2021年1-3月4-6月7-9月10-12月、2022年1-3月4-6月7-9月10-12月
、2023年1-3月4-6月7-9月、10-12月)、


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10月1日、3日、5日、7日、9日、10日、12日、14日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、29日、11月14日、23日、25日、26日、28日、12月1日、2日、3日、5日、6日、7日、9日、10日、11日、13日、15日、16日、18日、19日、20日、21日は、後で補足。
●2023年12月31日 この一年に買った本

大晦日恒例、この一年に買った本を振り返ってみる。
以下の集計は、国内で本を現金で購入した場合に限る。海外の本を買ってクレジット決裁した場合は含まない。学会や研究会の会費を払って学会誌や会報を入手するのも含めない。

2023年に買った本は、250冊。購入金額は279,338円+税。冊数は少し少なめだけど、購入金額ともに直近10年ほどのほぼ平均的な数字。

購入した本をタイプ分けしてみると、
・自然史関連本:29冊、51,350円+税
・SF関連:81冊、133,854円+税
・ライトノベル:1冊、1,000円+税
・その他小説など:0冊、0円+税
・マンガ:139冊、93,134円+税

どのカテゴリーも金額は昨年と似た数字だけど、冊数が少し減っている。まあ、ここ数年の平均的なレベル。

今年読んだ本の数を数えてみると。自然史関連本36冊、SF関連53冊、ライトノベル1冊、その他小説0冊、マンガ129冊(マンガの冊数は、購入冊数から未読冊数増加分を引いた冊数から推定。2023年末の未読冊数は85冊)。合計219冊(マンガ抜いたら90冊)。今年買った本を読んだとは限らないのだが、読破率(一年に読んだ本/買った本の割合)は、88%(マンガ抜いたら81%)。買ったはいいが読んでないマンガが昨年より10冊増えた。が、読んでないSFの方は28冊増えた。タイプ別の読破率は、自然史関連本124%、SF関連65%、マンガ93%。マンガの読破率は昨年並みだが、SF関連の読破率は上がった。

総括としては、今年も、自然史本とマンガはともかく、SFがあまり読めなかった。ただ、昨年より少し増えた。SFは、2018年に200冊を達成して依頼、読めた冊数が減ってきていたが下げ止まったかも。マンガは購入も読破も昨年並。自然史関連本も昨年並。3年連続で、購入冊数よりも読んだ冊数が多い。
家の中を眺めると、本棚が自然史関連本2本、SF+ライトノベル5本、マンガ2本。SF+ライトノベル5本の未読の本棚1本。というのは変わらないが、マンガは棚の上や畳の上に平積みしはじめ、SFも棚の隙間に平積みしてる。未読のマンガとSFの山も畳の上にできてきた。

<過去のデータ>
◆購入本
・合計
 2006年:145冊、188,207円+税
 2007年:144冊、197,299円+税
 2008年:106冊、132,534円+税
 2009年:131冊、181,830円+税
 2010年:181冊、196,027円+税
 2011年:127冊、172,199円+税
 2012年:166冊、147,826円+税
 2013年:164冊、201,353円+税
 2014年:206冊、307,024円+税
 2015年:199冊、265,288円+税
 2016年:246冊、296,764円+税
 2017年:327冊、318,520円+税
 2018年:356冊、342,301円+税
 2019年:277冊、287,916円+税
 2020年:238冊、238,521円+税
 2021年:293冊、265,521円+税
 2022年:279冊。280,386円+税

・自然史関連本
 2006年:42冊、83,087円+税
 2007年:56冊、96,431円+税
 2008年:37冊、72,764円+税
 2009年:56冊、99,396円+税
 2010年:52冊、103,247円+税
 2011年:46冊、104,819円+税
 2012年:49冊、80,138円+税
 2013年:38冊、83,039円+税
 2014年:70冊、156,011円+税
 2015年:56冊、123,409円+税
 2016年:67冊、145,430円+税
 2017年:58冊、95,399円+税
 2018年:32冊、63,366円+税
 2019年:26冊、40,093円+税
 2020年:17冊、26,140円+税
 2021年:32冊、50,897円+税
 2022年:36冊、52,700円+税

・SF関連
 2006年:60冊、74,240円+税
 2007年:61冊、78,780円+税
 2008年:52冊、60,470円+税
 2009年:56冊、66,230円+税
 2010年:38冊、41,140円+税
 2011年:50冊、45,627円+税
 2012年:62冊、65,320円+税
 2013年:69冊、81,750円+税
 2014年:89冊、130,210円+税
 2015年:86冊、104,140円+税
 2016年:90冊、98,575円+税
 2017年:97冊、117,410円+税
 2018年:153冊、176,042円+税
 2019年:142冊、150,510円+税
 2020年:111冊、144,784円+税
 2021年:89冊、121,080円+税
 2022年:95冊、133,944円+税

・ライトノベル
 2006年:14冊、9,282円+税
 2007年:12冊、8,740円+税
 2008年:7冊、6,494円+税
 2009年:5冊、4,440円+税
 2010年:6冊、4,564円+税
 2011年:7冊、6,004円+税
 2012年:5冊、4,378円+税
 2013年:5冊、5,150円+税
 2014年:2冊、1,800円+税
 2015年:5冊、6,200円+税
 2016年:4冊、4,700円+税
 2017年:5冊、4,040円+税
 2018年:7冊、4,480円+税
 2019年:3冊、2,180円+税
 2020年:1冊、610円+税
 2021年:3冊、3,000円+税
 2022年:2冊、1,840円+税

・その他小説他
 2006年:6冊、8,743円+税
 2007年:7冊、8,253円+税
 2008年:3冊、4,700円+税
 2009年:4冊、6,200円+税
 2010年:4冊、5,000円+税
 2011年:4冊、4,300円+税
 2012年:5冊、6,425円+税
 2013年:3冊、6,000円+税
 2014年:1冊、2,800円+税
 2015年:2冊、2,530円+税
 2016年:3冊、3,000円+税
 2017年:1冊、1,400円+税
 2018年:1冊、570円+税
 2019年:0冊、0円+税
 2020年:0冊、0円+税
 2021年:0冊、0円+税
 2022年:0冊、0円+税

・マンガ
 2006年:23冊、12,855円+税
 2007年: 8冊、5,095円+税
 2008年: 3冊、1,554円+税
 2009年:10冊、5,564円+税
 2010年:81冊、42,076円+税
 2011年:20冊、11,449円+税
 2012年:45冊、26,104円+税
 2013年:49冊、25,414円+税
 2014年:44冊、28,605円+税
 2015年:50冊、29,009円+税
 2016年:82冊、45,059円+税
 2017年:166冊、100,271円+税
 2018年:162冊、97,843円+税
 2019年:106冊、63,933円+税
 2020年:111冊、66,987円+税
 2021年:169冊、90,544円+税
 2022年:146冊、91,902円+税

◆読んだ本(冊数・読破率、ただしマンガ込み)
 2006年:84冊、58%
 2007年:101冊、70%
 2008年:69冊、65%
 2009年:76冊、58%
 2010年:106冊、59%
 2011年:74冊、58%
 2012年:81冊、49%
 2013年:96冊、59%
 2014年:97冊、47%
 2015年:96冊、48%
 2016年:167冊、68%
 2017年:246冊、75%
 2018年:380冊、107%
 2019年:275冊、99%
 2020年:204冊、86%
 2021年:269冊、91%
 2022年:224冊、80%
●2023年12月30日 2023年のまとめ いきなりクジラがやってきてもめ、ツバメ類調査にはまり、ホネホネサミットが盛り上がり、最後は鳥の巣登録作業

今年の1月の予言を思い返そう。
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お出かけ系予言だけど、かつては2回の学会大会の分と、友の会合宿の分を予言してきた。しかし今年も友の会合宿はなく、3月の学会はリモート。ということで、9月に神奈川県にいくであろう。とだけ予言しておこう。
イベント系予言としては、10月にはホネ系の、11月には自然史関連の、大きなイベントが大阪で開かれるだろう。
調査系予言だけど。5年ぶり6回目の、大阪府内の公園で繁殖する鳥の調査が実施されるだろう。あと昨年予備調査が行われた大阪府内のコシアカツバメ・イワツバメ繁殖分布調査が、いよいよ本格実施されるだろう。さらに、じつに約20年ぶりに、大和川水系の調査が始まるであろう。おそらく4月にそのキックオフミーティングがある。
標本系予言としては、大きなクジラのホネのパズルができあがる。おそらくパズルの完成はまた先になるであろう。
執筆系予言としては、日本最大の鳥の巣コレクションの収蔵資料目録も出版されるはず。

あとプライベートでは、今年は1年に100冊以上の本を読むだろう。とだけ予言しておこう。
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コロナ禍はなんとなく予想通り終息したことになり、いろんなことはコロナ禍前に戻ってきた。でも、まだ宴会はほとんどないけど。1月にいきなり想定外のクジラがきた以外は、おおむね予想通りの一年。ただ、収蔵資料目録は遅れ気味。
本は予言の半分しか読めず。一方で、ネコに出会う予言をしなかったら、9月からネコと暮らし始めた。同時にスマホもデビュー。頑張ったと思うのだけど…。

ってことで、今日は晦日なので、今年のまとめをしておこう。
<調査>
ため池調査、大和川調査というルーティンの調査は、一年間ちゃんとクリアした。地元公園での、秋冬の果実チェックと鳥のセンサス調査、春から初夏のカラスの巣調査は、例年通り実施したものの、手を抜き気味。地元のカワウ塒調査も継続できた。
外来生物調査では、ハッカチョウとヌートリアの情報は順調に集まっている。奈良県と京都府でのハッカチョウのセンサス調査は継続中。
繁殖期には、イワツバメとコシアカツバメの繁殖分布調査にはまった。大阪府はかなり完璧にできたが、奈良盆地はほとんどできなかった。
ということで、大和川水系調査プロジェクトがはじまったが、南河内でツバメ類調査のついでにデータとった程度。

<行事・展示>
ホネホネサミット2023を開催できた。一方、大阪自然史フェスティバル2023は、主担当が頑張ったので、あまり頑張らずに済んだ。
博物館実習の担当はそろそろ外れるはずが、今年も継続。後継者は見つからない。
その他行事は例年通り。ジュニア自然史クラブも後継者が必要だけど、まだ決まらず。

<サークル>
なにわホネホネ団は、予定通り実施できた。皮処理ペースも元に戻りつつある。今年は20周年なので、ホネホネサミットを開催した他、年末にはユニークヴェニューなホネスマスができた。
大阪鳥類研究グループの活動も予定通り実施できた。3月の総会はやはりリモート。大阪府内の公園で繁殖する鳥の調査は完了。大阪府のツバメ類の繁殖分布調査は盛り上がった(個人調べ)。
ジュニア自然史クラブと友の会読書サークルBooksも予定通り実施。
博物館友の会は、対面での総会が開催されたし、秋から申込みなしの月例ハイクも復活した。あと復活していないのは合宿だけ。活動が戻って、会員数も戻ってきた。というか、コロナ禍直前より会員数が多め。
関西自然保護機構の活動も元に戻った。会誌のバックナンバーのPDF化に目処が立った。経営的にはちょっと赤字気味。

<標本>
冷凍室で担当の物が占めるエリアは、昨年末レベルから担当部分は少し押し返せたが、魚が増えて、見た目は変わらない。ていない。動物園の鳥と、海で拾われた腐った鳥の処理、哺乳類の皮処理が課題。
ちなみに工事の都合で冷蔵室が大幅に片付いた。年末になめし液の皮を出したので、とても片付いた感がある。
ニタリクジラのホネの多くの処理は進まず。ただ頭骨だけは処理を終えて、片付けることに成功! 想定外のマッコウクジラが1月にいきなりやってきて、とても時間と精神を削られた。
鳥の巣コレクションの整理を、12月になってようやく手を付けた。年内に整理とデータ入力完了。ちなみに1年以上チェックできてなかったけど、巣に問題がなくて良かった。

<原稿>
某大阪支部の会報(隔月刊)への連載は継続中。
鳥の巣の収蔵資料目録は、ぜんぜん進まず。12月に鳥の巣の登録・整理・データ入力が終わったので、あとは編集だけではある。

<その他>
・学会大会は、リモートの日本生態学会大会、対面の日本鳥学会大会に参加して発表した。鳥学会は神奈川ではなく金沢だった…。
・弁当づくりは継続中。
・9月から子ネコと暮らし始めた。自分にかかりつけ医はいないのだけど、ネコにはかかりつけの動物病院がいて、毎月通ってる。
・9月にスマホデビュー。
・そのせいか?今年もあまり本が読めなかった。
・今年の完全休養日は9日だった。


●2023年12月29日 標識調査2023

毎年、仕事納めの日から大晦日までの4日間、地元の公園で標識調査をするのが恒例になっている。昨年末から、あれのせいで、今までの網場が使えなくなった。やむを得ないので、今年も昨年と同じ場所に網を張って、昨年と同じ段取りで標識調査。
それはつまり、27日の閉園後に網を張るけど、網は開かず。あれの終了後30分してから、網を広げる。これを毎日繰り返すことになる。面倒。そして、毎日午後10時過ぎまでいないといけない。仕事は捗るけど、毎日残業を強制されているようなもので、疲れる。眠い。
そして、忘れる。昨日の夜は、午後10時過ぎまでいたのに、網を広げるのを忘れて帰ってしまった。仕方なく、今朝は朝一で網を広げる羽目に。

一昨日の夜と、今晩は、夜に網を開けに行った。両日とも月が丸くて、とても明るい。懐中電灯がなくても見える。というか、少し色が判るレベル。網場での作業もライトが要らない。月明かりで作業。なんとロマンチックな。

新たな網場も、ツバキ園の一画ではあるのだけど、一番はずれの位置。昨年もあまり鳥が捕れない気がしていたが、今年はもっと捕れない。とりあえず2日間の標識調査で、標識したのは、メジロ1羽だけ。狙ってるヒヨドリが捕れない!
今年は、ヒヨドリ自体少なめだけど、声はしてる。今までの網場なら、数羽は捕れてるんじゃないかという思いが強くする。
とはいえ、新しい網場も、花をいっぱい付けてるサザンカの側にセットしてるし。昨年は、その辺りでヒヨドリが捕れていたのだけど。網場が少し不適当で、今年はヒヨドリが少なめのダブルパンチが、今までの結果につながっているかと。昨年は、最初の2日でヒヨドリが7羽捕れていたのになぁ。

ということで、昨日は本を数えたり、今日は鳥の巣データを入力したり。仕事がドンドン捗る。明日は、皮なめし作業が進みそう。でも、少しはヒヨドリが捕れてくれないと、調査にならない。このままメジロ1羽だけで報告したら、元締めが何と思うか心配。
●2023年12月28日 年末恒例仕事収まらず2023

今年も世に言うところの仕事納めの日がやってきた。年内にすべき仕事は、今日の夕方時点ですべてこなされているはずの日である。ようやくコロナ禍も終わった今年だけど、今年も忘年会はなかった。でもホネスマスはあった。
2週間ほど前に決めた今年の目標が、どの程度クリアされたか、という恒例の確認する。この年末は、例年並みにあげたけど、割とクリアできそうな予感がしていたわけだけど…。

調査系:5つの内すでに4つをクリア。残る1つも現在進行中で年内に終了予定。
標本整理系:2つあげて、片方は一応完了。残る1つも進行中ではある。これは年を越すのが例年のパターンで、年明けそうそうに終わらせる予定。
データ整理系:1つだけあげた。鳥の巣のデータ入力。まだ残ってるけど、年内に終わらせる!

原稿系:なし。
サイト系:3つあげて、1つもクリアしていない。これは諦めた。
展示系:なし。
講演系と行事系:すでに終わってた。
サークル系:2つあって、2つとも終わった。
雑用系(仕事):2つあげて、2つとも残ってる。なんとかなる。
雑用系(個人):2つあげて、1つ残ってる。なんとかなる。

というわけで、仕事納めに必要な17項目の内、すでに8項目クリア。達成率50%弱。この時点での達成率としては、かなり高い。今年中にあと5項目はクリアする予定なので、4項目残して年を越す予感。例年より少し多い…。

【2023年12月31日の追記】
調査系の残る1つと、雑用系3つを予定通りクリア。データ整理系の1つは想定外に余裕でクリア。予定通り達成率76%。
●2023年12月27日 2023年末の皮なめし作業 &冷凍室・冷蔵室の状況

だいたい年末年始の時間のある時、というより部屋を広く占領できる間に、皮を広げて干して、なめし作業をする。というわけで、年末年始頃に処理した皮は、一年近くなめし液に浸かっていたりする。長らく放置してあったが、今年は上に大きなビニール袋を浮かべるという画期的な技を投入したおかげで、あまりカビは生えてなかった。
で、今年は今日12月27日に、なめし液から皮を出してきて、洗って、新聞紙の上に広げた。昨年と比べると1日出遅れている。
今回出したのは、食肉類12枚、偶蹄類4.5枚、齧歯類2枚、岩狸類1枚の合計19.5枚(0.5枚は頭だけ)。食肉類の内訳は、アシカ1枚、大型ネコ2枚、イヌ科2枚、イタチ科7枚。

2020年は31枚(食肉類22枚、偶蹄類2枚、齧歯類6枚、ハイラックス1枚)、2021年は9枚(偶蹄類4枚、食肉類4枚、走鳥類1枚)、2022年は5枚(偶蹄類1枚、食肉類3枚、有袋類1枚)。今年はまあまあ頑張った感じ。

明日、机1つを使うそうなので、その分はまだ広げていない。内、2枚はろくに内側の肉取りをしてないので、皮処理と同時に肉取りも必要。ちょっと面倒そう。幸い脂肪はついていない。

そして気になるのは、冷凍室の状況。
コロナ禍が終わったことに成、2023年はなにわホネホネ団の活動を通常通りに行えた。おかげで、まあまあ皮処理できたし、処理してないのに無理矢理大物2枚をなめし液に浸けた。
が、魚担当が真面目に標本を集め出して、一時保管の魚が長らく入ったままになってきた。その分で冷凍室が埋まる。文句をいう筋合いではないが…。
とにかく、まずは自分が頑張って片付けないといけないのは、間違いない。

とりあえず2023年末の状況を記録しておこう。ちなみに1テンバコは、おおよそ40cm×60cmの床面積を指す単位である。
冷凍室の奥の方はさておくとして、手前の方を見てみる。
・手前左側の2テンバコは、ほぼ昆虫とキノコが積み上げられている。少し鳥の死体が混じる。
・手前右側の1テンバコ半は、処理待ちの魚。
・中央奥側の1テンバコは、鳥と哺乳類が積み上がっている。
・手前中央の1テンバコは、半分くらいが空き空間。その下には、イタチ箱
担当分なら1テンバコ進んだけど、魚が埋めてくれた感じ。

(棚の中身はさておき)埋まっているエリアは、
・処理中の哺乳類の皮:8テンバコ
・処理中の哺乳類中身+新着中型哺乳類:1テンバコ
・動物園からの鳥+傷んだ海鳥:4テンバコ
・その他の鳥:2.5テンバコ
・主に昆虫・キノコ:1.5テンバコ
・サル、トリ:0.5テンバコ
このカウントには入ってないけど、入口右手前のイタチ類の2テンバコ分の上1/3は魚になってる。

課題は同じで、
・鳥類の課題は、動物園から来た大量の鳥と、大量の傷んだ海鳥。ちなみに近頃、小さい鳥はストッカーに入れるようにしてる。
・哺乳類の課題は、皮の処理。

ついでに冷蔵室は、
→昨年度処理した皮4箱は出した。
→砂場や水漬けのホネはセットして消えた。
→肉バケツはすべて処理した。
←今年度処理した皮を1箱入れた。
★棚はものすごく片付いた。
★廃棄予定の一斗缶が5缶並んでる。その上に処理待ちの腐った死体+腐ったウミガメ等。
全体的にものすごく片付いている!
●2023年12月26日 地元公園のカワウの集団ねぐら

某バードリサーチから依頼されたのをきっかけに、地元公園の大池のカワウの集団ねぐらを数えるようになった。集団ねぐらが存在しているらしいのは気付いていたが、わざわざ調査しようとは思ってなかった。でも、バードリサーチは関西一円のカワウの集団ねぐらの調査をしていて、ここにもあるって、誰かが教えたらしい。で、ここで調査するには、いちいち管理者の許可がいるけど、ほぼ許可無く調査できるということで、調査者に指名された。
バードリサーチの調査ノルマは年3回だけだけど、せっかくなので毎月月末に調査することにした。昨年8月に初めて、今日で、17回調査した。集団ねぐらに集まる個体数の具合はどんなものかと言えば、

     2022年  2023年
 1月         40羽
 2月         50羽
 3月         93羽
 4月         71羽
 5月         48羽
 6月         55羽
 7月         56羽
 8月   60羽    67羽
 9月   56羽    0羽
10月   90羽    41羽
11月  105羽    68羽
12月   57羽    97羽

年中集まってる。40羽から100羽の間くらい。という以外に、とりたてて季節変化が見えない。ちなみにここは繁殖地にもなっていて、11月から繁殖始めてるのはいるけど、増えるのは1月から7月くらい。繁殖期と非繁殖期の違いもよく見えない。
2023年9月は、意図してかどうかは判らないけど、いったん追い払われたんだと思う。その後、戻ってきてるけど。
●2023年12月25日 ホネスマス2023

今年のなにわホネホネ団のホネスマスは、ユニークヴェニュー。そして、バックヤードツアー付き。
なにわホネホネ団は、というか団長中心に、クリスマスが大好き。コロナ禍前は、こじんまりと、部屋に食べ物持ち寄って、クリスマスパーティーをしていた。ケンタッキーのチキンやケーキや謎の肉料理などを食べて、ホネ分多めのプレゼント交換会。それがホネスマス。
コロナ禍になって、初年は開催断念。その後2年は、寺に場所を借りて、開催していたらしい。というのも、博物館では宴会が中止されていたので、参加しなかったから、よく知らない。
コロナ禍が終わったらしい今年は、奇しくもなにわホネホネ団20周年。記念のホネホネサミットも開催したので、その打ち上げもしたい。ってとこで、奮発してお金を払ってユニークヴェニューで開催することにした。ホネホネサミットでは、地元勢のバックヤードツアーは断ったので、その分の団員向けバックヤードツアーもつけることにした。

バックヤードツアーは、前回のホネホネサミットでも、団員に断念させて、代わりに団員対象のをやるから、という空手形を切っていたので、ようやく約束が果たせて良かった。
久しぶりの地元開催のホネスマスは、会場以外はいつもの通り。遠方からずいぶん久しぶりに駆けつけてくださった方もいて、盛り上がった。
持ち寄りの食べ物には、イノシシ、クマ、シカなどジビエが多いのは如何にもホネスマス。手作りシフォンケーキやロールキャベツも美味しかったが、一推しは桜毛虫の糞茶。桜餅のお茶のよう。コンクリートの上に桜毛虫の糞がいっぱい落ちていたので掻き集めたそう。来春は、自分でも集めてみたい。
というか、各種毛虫の糞茶飲み比べ、という企画を思いついた。友の会の秋祭りとかどうかな?
●2023年12月24日 なにわホネホネ団 2023年最後の活動日に、今年の活動を振り返る

コロナ禍はようやく収まったことになったらしい。という訳で、なにわホネホネ団の活動もコロナ禍前に回復。ただ、活動参加の予約制は一応維持してる。定員はもう維持しなくてもいいらしいけど、結果的に維持してる。
ということで、今年のなにわホネホネ団の活動を振り返っておこう。

・2023年の活動日数は、
  通常活動日:18日
  鳥の日:16日
  カリカリ団:11日
  ミノルを見る会:5日
  
ミノルを見る会を除けば、これがたぶん平常運転。月1〜2日ずつ、通常活動日と鳥の日が入る感じ。
今年は、ホネホネサミットがあったし、その後夜祭的にミノルを見る会があったので、めっちゃホネホネした1年だった気もする。その締めくくりのホネスマスも、ユニークベニューだし。なにわホネホネ団20周年の一年としては、ふさわしい感じになったかと思う。

・2022年の活動日数は、
  通常活動日:16日
  鳥の日:11日
  カリカリ団:9日

・2021年の活動日数は、
  通常活動日:10日
  鳥の日:6日
  カリカリ団:1日

・2020年の活動日は、
  通常活動日:14日
  鳥の日:16日
  カリカリ団:37日
●2023年12月23日 パディントンのクリスマス

今日はパディントンのクリスマス。
南米原産のクマが、クリスマスに来たなぁ。と思ったら、頭からパディントンが離れなくなり、今日の作業内容はこんな感じにアナウンスしてみた。
─────
『パディントンのクリスマス』
初めて雪を見たパディントンは大喜びですが、風邪をひいてしまい、介抱してもらいます。やがて一大行事のクリスマスを目前に準備にかかるブラウンさん一家。パディントンが過ごした幸せなクリスマスのお話です。

パディントンは、ペルー出身のクマです。
そんなパディントンがクリスマスを過ごす。
介抱してもらうのはあってるかも。でも幸せじゃないかも。
パディントンは、まあまあおっさんですから、そこもピッタリ。

とにかく、23日は『パディントンのクリスマス』となりました。
多数の参加をお待ちしています。
─────
素敵ー!という声がある一方で、何のこっちゃ、と思った人も多かった様子。そらクマのパディントン読んでない人には意味不明だろうな。でも、それでいいのだ。
わざわざ『パディントンのクリスマス』を図書館で借りて、読んでから参加してくれた子もいた。なっとくしてくれたかな?

【追記】
翌24日はパディントンの後始末。皮を処理した。それはつまり一日中、クマの皮の裏の脂肪を取り除く作業をするってこと。午前10時〜午後7時までやってた。
クマの皮は脂肪が堅くて面倒。これ以上に処理するのが嫌な皮は、という話題になり、イノシシは一致。ハイエナも面倒だったという意見がでて、経験したはずだけど、そうだったかなぁ。となった。


●2023年12月22日 読書サークル 第129回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
今日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は9冊。3冊繰り越されてきて、4冊繰り越したので、8冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「進化生物学者、身近な生きものの起源をたどる」
(紹介文4つ、平均★数は2.5)
 さまざまな系統樹が見られることは、楽しい、興味深い。という点では意見が一致した。しかし、丸く配置した系統マンダラについては、分岐関係や分岐後の時間の比較がしにくいだけという指摘も。問題視されたのは、生態学や鳥類学など著者の専門外の記述、あるいは(系統関係以外の)進化についての記述にも、間違いがいくつもあることが指摘された。知ってる人にしか判らない間違いが多いという点は、普及書として問題が大きい。

●「大量絶滅はなぜ起きるのか」
(紹介文5つ、平均★数は3.3)
 ミステリ小説仕立てになっていることを複数の人が指摘。時系列が行き来する点も、結論が二転三転するところも小説にはよくある。こうした仕掛けになれた人には読みやすく、なれてない人には読みにくかった様子。扱われたテーマは総じて、興味深いと評価された。しかし、結論がうまく読み取れていない人もいた様子。

●「分水嶺の謎」
(紹介文2つ、平均★数は1.5)
 フィールドに出なくて、地形図で尾根をたどるという趣向には惹かれた人が多かった。しかし、京都府から西へ、延々と尾根筋をたどるのには、すぐに退屈する人多数。また地形の読み取り方に問題を指摘する意見もあり。そして、後半まで読み進めた人は、そろって後半は暴走しているという点で一致していた。副題にある“峠は海から生まれた”も暴走とのこと。

●「土の塔に木が生えて」
(紹介文2つ、平均★数は3.5)
 単身、知り合いがおらず、言葉も通じないアフリカの田舎の集落に住み込んで、フィールドワーク。その大胆さに、全員が驚いていた。また、そこでえがかれるアフリカの暮らし、それが成り立っている自然。ニュースでは知ることのできないアフリカにふれられて、満足度の高い一冊。ただ、著者の研究は、まだまだこれからという指摘も。

●「海に沈んだクジラ」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 海に沈んだクジラの死体。それを食べに集まる生物相を描いた一冊。文句はなにもない。ただ蒼く、静かに、海の底のドラマが描かれる。発見されてまだ40年弱の鯨骨群集が、どうして50年から続くと判るのか?と少し議論になった。

●「うちのライオン うちのトラ」
(紹介文2つ、平均★数は3.0)
 トラ、サーバル、ヒョウなど野生ネコ科動物の表情や行動と、同じことをうちのイエネコをしてるよ。って絵本。うちのネコに野生を見た人がいれば、野生ネコに可愛さを見た人もいた。イエネコの表情が、微妙に可愛くないって意見も。

●「無人島、研究と冒険、半分半分。」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 南硫黄島の調査は、みんな楽しく読んだ。あの癖の強い川上節も、冒険譚にはピッタリという指摘があった。

●「都会の鳥の生態学」
(紹介文6つ、平均★数は3.0)
 長年、都市の鳥を調べてきた著者の記述はいろいろ勉強になる。大阪の都市の鳥を知ってる人は、大阪との比較で楽しめる部分もあった様子。
●2023年12月21日 鳥の巣登録作業 5日目

終わった! クロツグミ2巣の登録漏れてたとか。ベニスズメやメジロのラベルが入れかわってたとか。いろいろハプニングあって手間取ったけど。とにかく終わった。
謎は残ってるけど、貸し出してる巣が登録できてないけど。それは誤差。


●2023年12月20日 水面採食カモが潜水したくなる日

今日は、ため池58ヶ所を自転車で巡って水鳥調査。ハシビロガモとマガモが潜水するのを見つけた。いつも全然見ないのに。ということは、今日は何か潜水したくなる条件が整っていたということか。その条件って何だろう?


●2023年12月19日 ミュージアムショップに求めるもの

この9月から11月にミュージアムショップ利用者対象に、11月に博物館のスタッフ対象に。アンケート調査が実施された。その結果をざっと集計した結果が出てきた。議論はまた今度なのだけど、はっきりした傾向が出てる。


●2023年12月18日 鳥の巣登録作業 4日目

今日で登録作業が完了する予定だったのに、完了しないのが明らかになった。夕方時点で残り約90巣。が、ここまでで棚に入ってる箱入り、引き出し入りの登録は完了。あとは棚に入らない大物と立ってる面倒なの。今日これからと、あと1日でなんとか終わらす!たぶん。


●2023年12月17日 今年の目標2023

今年もいよいよ半月を残すだけになった。ということは、今年の目標を立てるタイミング。今年は、大きな仕事が3つあった。クジラとホネホネサミットはクリアしたが、鳥の巣が年末に残ってしまった。とにかく鳥の巣が最重要課題。
とはいえ、他にもいろいろ残ってる。

【調査系】ハッカチョウセンサス以外、全部残ってる。
・ため池
・大和川
・公園の鳥のセンサスと果実のチェック
・公園のカワウのねぐら調査
・鳥類標識調査(年末恒例)
【標本整理系】なにわホネホネ団の活動が2日ある以外には、
・なめし液に入ってるのを乾かす。今回は大物があって憂鬱。
・鳥の巣コレクションの登録作業と入力作業。
【データ整理系】鳥の巣以外はなし

【原稿執筆関係】ため池断ったのでなし。
【HP系】
・日記の完成(1月〜12月に書き切れてないのがいっぱい)
・読んだ本の紹介文(今年の書けてないSFをなんとかしたい)
・最近見た鳥(7月に書けてないのがある)
【展示系】なし。
【講演系】なし
【行事系】今日ですべて終わった。
【サークル系】
・なにわホネホネ団の活動日が2日残ってるのと、翌日の拡大ホネスマス、バックヤードツアー付き。
・読書サークルの会合。
【雑用系】
・いろいろ本の在庫調べ
・学会の来年度会費の支払い
・家賃の支払い
・年越しそばと雑煮の準備

目標が16! 昨年よりは少ない。でも最優先は鳥の巣コレクションの登録・入力。書いてないけど、引き続いて収蔵資料目録の編集。これ以外はすべて諦める可能性あり。
●2023年12月16日 鳥の巣登録作業 3日目

小さい鳥が終わってしまった。あとは大きい巣や、台付きの巣や、ややこしい巣。とたんに登録ペースが激下がり。巣をまとめて運べないだけでなく、そもそも動かすのが難しかったり。密封に時間がかかったり、できなかったり。密封断念した巣は、表示することにした。今日は、ヨタカ、アオバズク、アカショウビンを断念。


●2023年12月15日 鳥の巣登録作業 2日目

今日は、ナフタレンに近づく時は、息をとめるか、マスクした。これなら気持ち悪くならない。


●2023年12月13日 鳥の巣登録作業 1日目

昨日少しお試しで登録してみたけど、本格的な作業は今日から。


●2023年12月12日 来年度の予定を決める

毎年、12月前半に、翌年度の普及行事を決める会議がある。つまり再来年の3月までの週末の予定がおおむね固まるってこと。毎年同じ事を書いてるなぁ。

2022年度は、特別展の主担当があったのもあって、年間62の行事を担当した。2023年度は、58回担当した/する。ホネホネサミットといったビッグイベントもありつつ、やっぱり例年より多めな気がする。ほぼ土日祝日がうまるペース。
その他に、大阪鳥類研究グループが月1回、なにわホネホネ団が月2回ちょっと。全部合わせると年間100回程度。大部分の週末がうまるのは同じ。
来年度に向けて、同様の予定を組むために、11月終わりから繰り返し、関係者の都合を確認しつつパズル。
頑張ってパズルをしても、会議で行事が決まっていく中で、自分の年間予定表の修正が求められるのだけど、今年はほとんど修正無しで通った。
あとは、なにわホネホネ団の活動日をおさえるだけ。昨年からは、魚標本チームとの戦いも待っている。

という訳で、来年度の土日祝日はほぼ埋まった。もう週末は何も受け付けない。来年度は、大和川を歩く5回行事が入る。その上、自分の担当の調査の研修も入る。これが9個入った。ってことは、特別展の主担当があった2022年度なみってことかな。数えてみると60個の行事が入ってた。減らんなぁ。

この戦いも今回を入れて3回だけ。その後は、行事担当はなくなるので、自由度が高まるので、空いた場所になにわホネホネ団を放り込めばいいだけ。って形になるはず。かなり気楽。
●2023年12月11日 うちのネコ動物病院へ行く パート4

今月もうちのネコを連れて動物病院へ。前回予約システムがあると教えてもらったので、試しに予約してみた。予約しなくても診察は受けられるのだけど、予約してあると、その時間帯に優先的に診てもらえる。ありがたいけど、横入りしたみたいになって、ちょっと感じ悪くないか心配。


●2023年12月10日 積雪前ロープウェイ抜きの金剛山

冬に来ることはあまりない。こんな感じなんや。


●2023年12月9日 鳥の調査の勉強会 2023年度3回目

年度の3回目ともなると、参加者は少ない。でも、データをちゃんと持ってる人が来るので、話題は濃い目。とても勉強になる。今日は4題で勉強させて頂いた。


●2023年12月8日 長居公園にいる動物

長居公園にいま何種の動物がいますか? と訊ねられた。すべての動物のことは判らない。ちゃんと調べられてる分類群とそうでない分類群がいる。調べられてる分類群なら、大雑把にでも答えられるだろうけど、担当分類群以外は、調べられてるかが判らないし、調べられていても何種か知らない。おそらく昆虫や土壌動物は、種数が多すぎて判らないだろう。という主旨の答えを、かみ砕いて伝えた。
すると、現時点で脊椎動物は何種いるか?という質問に変わった。これなら答えられる。魚類以外なら。ただ、必ずしも正確ではない。あとは個別に語るしかない。とりあえず回答を作ってみよう。

哺乳類:おそらく6種ほど。タヌキ、チョウセンイタチ、アライグマ、アブラコウモリ、ハツカネズミ、ドブネズミ。この他にヒトとネコもウロウロしてるけど。“おそらく”と付ける原因は家ネズミたち。クマネズミいてもいいんだけど…。

鳥類:現時点なら約30種。これはまあ日々変化するのだけど、昨日12/7は27種記録した。たぶん数種抜けてる。ってとこからさほどずれてないはず。

爬虫類:カメ以外は5種+カメ4種ちょっと。カメ以外は、ニホンヤモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、アオダイショウ、シマヘビ。過去に記録のあるのをあげてるだけだけど、今もいるだろう。カメが難しくって、過去に記録のあるのは多い順に、アカミミガメ、クサガメ、イシガメ、スッポン。ただ、この他のペット由来の外来カメが観察されたことがあって、今もそれがいるかが判らない。

両生類:2種かなぁ。いるならニホンアマガエルとウシガエル。記録はあるけど、近頃あまり声も姿も記録してない気がする。もしかしたら0種かも。

魚類:全然担当ではないので、判らない。知ってる範囲だと、モツゴ、タイリクバラタナゴ、カダヤシ、オオクチバス、ブルーギル、カムルチーの6種はいるんじゃなかったっけ? 他にもなにかいるのかな?

こんなあやふやな回答でいいのかな?とも思うけど、質問は種数だけでいいらしいし、分類群に分けなくても良さそう。全部まとめて約50種でいいような気もする。
●2023年12月7日 風散布の日

風が強い今日は、風散布の種子をつける樹木を見てると楽しい。アオギリはさほど飛んでないけど、アキニレやケヤキは強い風が吹くたびに、翼果や種子を付けた小枝が、舞い上がり、クルクル飛んでいく。果実を付けたエノキの小枝は折れやすく、風に折られて果実つけた小枝が飛んでいく。ケヤキと同じ。

今頃まで残ってるエノキの果実は、食べ残されて干からびている。この種子が発芽するのかが気になるところ。


●2023年12月6日 インスタグラマーフィールドへ

今日は宇治川沿いを歩いて、インスタに投稿する画像の撮影。


●2023年12月5日 友の会担当の代理

すっかり卒業した気でいたのに、突然の友の会担当への復帰。
だもんで、すっかりなまっていて、今週末に会議がある!と突然気付いて、あわててZoomセットして、議事次第送って、会議資料の作成に取りかかる。

来月にはもう一度会議と総会。その後、もう一度会議。ここまで行くと、代理のお仕事完了。


●2023年12月3日 子どもまつりキックオフ

毎年、3月下旬の週末に開催される子どもまつり。子どもワークショップの一環だけど、3月だけは、大学生を中心としたサポートスタッフが、企画・準備・運営を行う。その準備は、前年の12月から始まり、約4ヶ月のかかって、ようやく子どもまつりに到達する。苦労する分、達成感もひとしお。そして、それを乗り越えた大学生はわかりやすく成長する。社会教育機関であるところの博物館としては、すばらしい企画だと思う。でも、約4ヶ月見守るのはなかなかの苦行で、毎年モヤモヤしながら、適切なタイミングでどう助言するか悩む。
今年もそんな季節がやってきた。というか、今日が初回。キックオフ。

今年の子どもまつりに参加するサポートスタッフに一堂に集まってもらい、子どもまつりの様子やタイムスケジュールを説明し、各自がどんなことをやりたいかを展示を見て考えてもらい、各自の方向性にしたがって3班ほどに班分けする。班分けが終わったら、それぞれを担当する学芸員を決めて、あとは班ごとに方向性や今後の進め方を相談する。


●2023年12月2日 鳥の日のトリの日 コアホウドリは剥かれるのか?!

今日と明日は、なにわホネホネ団の鳥の日。年末に大物を処理して、冷凍室を少しでも空けておきたい。ということで、この春に届いたコアホウドリを出した。大阪府初記録の貴重な個体なので、下手なやつには任せられない。ってことで、トリ先生にお願いした。
まあ、トリ先生のことだし、2日日程ということだし、そんなこともあろうかとは思ってたけど、トリ先生が来ない。

朝、みんなでコアホウドリで盛り上がる。通常、鳥の日は鳥を剥く人しか来ないけど、今日はコアホウドリの見学者が来てる。なんなら見学者の方が、剥く人より多い。みんなで、翼開長などを測定して、写真を撮りまくって、でっかいハジラミを採る。


●2023年12月1日 博物館論的展示解説

コミュニケーションカードというのを書いてもらうんだけど、所定の用紙には変な絵が付いてて、いつもモヤモヤ。
●2023年11月30日 2023年11月のまとめ フェスティバルと博物館実習を控えめに

ここんところ毎年、11月と言えば、フェスティバルとそれにリンクした博物館実習に追われるイメージ。今年も同じだけど、今回のフェスティバル主担当がフェスティバル中の博物館実習を含め、フェスティバルを本当に主担当してくれたので、随分楽ちんだった。とはいえ、フェスティバルと博物館実習に追われたのは間違いない。結局、実習ノートの発送は今日だし。
そんな2023年11月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、月末にカワウの集団塒調査をしたほか、遅れに遅れていた鳥のセンサスと木の実チェックをスタートさせた。
大和川水系の調査は、垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしただけ。

ホネホネ団の活動は、2日実施。
大阪鳥類研究グループは、予定通り実施。参加者数がとても少ないので、テコ入れを考えるかなぁ。

普及行事は、ジュニア自然史クラブ、鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。
そしてもちろん大阪自然史フェスティバル。出展者的には、友の会読書サークルBooksとして。

講演は、学芸ゼミで1回。
論文は書けず。博物館学的な原稿を書いたけど、共著でとりまとめは相方に丸投げした。
査読は2本来ていたが、1本しかできていない。
博物館実習の普及コースを担当した。といっても今回はオリエンテーションと最後のとりまとめだけ。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系1冊と、SF5冊、マンガ9冊。
完全休養日は2日。今年に入って9日。
今月もネコを予防注射に連れて行った。
●2023年11月29日 鳥の巣整理の手順

今年度最後の大仕事は、昨年寄贈頂いた鳥の巣の整理と、その収蔵資料目録の作成。なかなか時間が作れず、ようやく今日から取りかかろう。と思ったが、やる気が起きない。ってこともないけど、どこから手を付けるか考えないと作業できないことに気付いた。
この整理作業で面倒なことは2つある。
・すでに、データ付きのリストがあって、ある意味コレクター番号も付いてるような感じだが、照らし合わせ作業が必要。さらにリストから漏れてるのが相当数あることが判ってる。これは整理段階のハードル。
・そして収蔵資料目録は、画像を入れたいわば鳥の巣図鑑的なものにすることになっている点。これが編集段階のハードル。

とりあえず整理段階の作業手順を考えてみた。
1:博物館の登録番号を用意する。
2:コレクター番号のリストに、登録番号を当てはめる。
3:コレクター番号リストの採集データを、巣に付いてるラベルと照らし合わせる。抜けてるデータは補う。
4:できれば3と同時に登録番号を付けていく。
5:ナフタレンの補充などを行う。
6:登録台帳に記入する。

面倒なのは、貸し出し中が数点あること(あとで補おう)。リストにあるけど実物が見当たらないのが1つあること(これは抜いておくしかない)。哺乳類の巣が3つあること(鳥で登録しちゃえ!)。
5は急ぐけど、別途作業。6はさほど急がないから後回し。少なくとも編集作業が終わってから。

今日はとりあえず、1と2を終えた。3&4の前に番号ふったラベルがいるなぁ。書くの面倒だなぁ。仮に打ち出したのを切って付けていくか悩み中。でも、それだと後からもう一度ラベル付けなおしだなぁ。
●2023年11月28日 イワツバメの増加とコシアカツバメの減少?の話

学芸員向けに、大阪府のイワツバメとコシアカツバメの分布の変遷の話をした。7月の自然史オープンセミナーの話から、ツバメを落とした内容。ただし、コシアカツバメの最新分布図を添えて。実質的にイワツバメは9月の鳥学会大会での発表と同じ。ただし、その後、熊本県のイワツバメの繁殖地の報告を見付けたので、それも添えて。
結局、30分講演して、30分の質疑応答。盛り上がったのかどうかはよく判らず。質問内容は、想定の範囲内なので、ペラペラしゃべれる。こんな感じに。

Q1:人工建造物以外の巣場所は?
 →多分自然の岩崖。

Q2:どうして大阪府でイワツバメが増えたんですか?
 →判らない。

Q3:増減への人による撹乱の影響は?
 →判らない。

Q4:越冬地での増減は?
 →判らない。

Q5:巣をねぐらにしてるかは、なんか差し込んだら判るんでは?
 →面倒くさい。

最初の質問以外の答えは要約すると、"判らない"なのだけど、関連することはよく知ってるので、それをしゃべる感じ。
講演では断念した越冬イワツバメの話もできて、ちょっと満足。


●2023年11月26日 カワウの繁殖期到来

日没時、地元植物園の池にあるカワウの集団ねぐらの集まり具合をカウント。と思ったら、巣材を運ぶカワウが1羽。もう繁殖期突入かぁ。
●2023年11月25日 とろけたイルカ拾い

今日は、岬町多奈川へ。なんとこの秋、4回目の多奈川詣で。まあ、過去3回はアカウミガメだったので、今回のイルカは少し新鮮。
●2023年11月24日 幼稚園児にクジラの話2023

ここ数年毎年秋に、某幼稚園児達にクジラの話をしてる。昨年は10月前半だったが、今年は少し遅め。みなさんナガスケ紙芝居で予習をしてからきてくれる。3年前はコロナ禍で中止、一昨年はコロナ禍で部屋の定員をしぼっていたので2回に分けて、昨年になって部屋の定員の基準が緩んだので、4年前までと同じく、ひとまとめで講堂でお話。今年は、かつてもしばしばあったように、ポーチのクジラの下でお話。今年も150人。
10分のトークと10分の質疑。今年もクジラ庖丁を準備。眼の前にクジラのホネがぶら下がってるからホネはなし。

最初に今日は3つのことだけ覚えて帰って欲しい。と宣言して、
・ナガスケは、シロナガスクジラではなく、ナガスクジラ。案の定、ナガスケはシロナガスクジラと思っていた子がけっこういた。
・ぶら下がっている3匹とも、大阪の海で見つかったこと。ナガスケ以外は、解体に参加した。
・クジラは、歯のないヒゲクジラと、歯のあるハクジラに分かれること。

クジラ庖丁を見せて、入手の経過と、解体に使ってきたことを話す。
そして問題の後半の質問コーナーへ。事前にもらってた質問は9つ。そこから先生が1班1質問の5質問に絞る。

・クジラは、なぜ頭から水が出るの?
 →クジラは空気中で息をする。潜水中は息をとめてるから、水面に上がったら、ぷはーっと深呼吸。その時に、鼻の孔に入ってた海水を吹き上げる。それ。クジラの鼻の穴は頭の上にある。
・なんでクジラはおとなになったらつよくなるの?
 →???おとなのクジラは強いとは?大きいから強いといえば強いかも。
・なんでクジラは浮かんできたの?
 →死んだすぐは沈むのですが、腐ってきてお腹の中にガスがたまると浮きます。
・ナガスケはなんで死んだと思いますか?
 →ほんとうのところは判りません。大阪湾周辺のような大きな船の行き来が多い場所では、クジラは船に当たって死ぬことがあります。ナガスケもそうかもしれません。
・なぜクジラは大きいの?
 →よく判りません。大きいと敵にやられにくいとかメリットはありそう。

今年は追加質問はなし。5つの質問のうち、3つに判らないという答え。なんてたよりない先生。そして、「なんでクジラはおとなになったらつよくなるの?」の質問の子は、質問を理解してもらえなかったからか、泣いてしまった。ゴメンナサイゴメンナサイ。
●2023年11月23日 この秋3体目のウミガメ処理

今回もウミガメ屋さんを呼び出して、計測してもらった。あのデッカイノギス欲しいなぁ。
●2023年11月22日 博物館実習 秋季 普及コース まとめ

この日曜日に秋の博物館実習が完了。今回は、10大学16名。昨日に4時間、今日2時間かかって、博物館実習のまとめをとりあえず完了。
実習ノートは各日の記入内容をチェックして、必要ならコメントと押印。別に実習のまとめの記入をチェックする必要な大学もあるし、出席の押印が必要だったり、成績関係の記入が必要なのもある。毎回思うけど、みんな同じフォーマットにしてくれたらいいのに。あと館長印とか公印あろ欲しがらなければいいのに。

実習ノートの記入内容を読むと、とても面白い。実習生は限られた時間内で、実習ノートの欄を埋めないといけないという強迫観念に駆られていることが多く、定型文章をはめ込んでいることも多い。でも、今回のフェスティバルの様子が見えてきたり、問題点に気づいたりもできる。いろいろ改善点を指摘してくれたりもするのだけど、その多くは勘違いであったり意味がなかったりする。でも、時々は検討しようと思う改善点の提案もある

今回の実習生による改善提案で、意味がないのは、
・張り物の案内をもっと増やす。これ以上、貼ってあっても意味がないのみならず、すでに貼ってるのの効果も薄まるだけ。
・床に矢印。絶対見ない。そしてぐちゃぐちゃになる。
・休憩スペースをもっと広く。スペースないから。
・講演のマイクの声が小さいので、事前に調整。これは講演者の問題。マイクは渡していくので、事前調整は無理。ひどければ途中で微調整。
・出展者に終了時刻や搬出方法を細かく指示。これは出展者内での共有の問題で、必要な情報は与えている。これ以上の指示は読まなくなるだけ。

一方で、検討すべき改善点は、
・A会場で実習生・アルバイトと、学芸員がいる場所が離れているので、判らないことがあっても学芸員に質問しにくい。インカムなどがあるといい。この問題の存在は気づいていたけど、改善忘れてた。
・いつもの入口から入って博物館に向かおうとする人がいる。植物園入口に「博物館入口」と表示してあるのを隠すべき。初めて気づいた!
・講堂のドアの開閉時の音がうるさい。ドアにクッション的なものを付けると良い。いいアイデア。

その他、実習生が書いていて気になったのは、
・情報センター担当は、パンフレットを全員に配れたなかったと反省していて、情報センター入口で配ればもっと効率的と書いてる人が多かった。この担当の一番重要な仕事は、会場がどっちにあるか案内して、A会場に誘導すること。本末が転倒してる。
 →一方で、パンフレットを設置する場所を、情報センターやB会場入口付近にやはり設置した方がいいかも。
・定員のある企画のうまり具合が判らないので、A会場でのアナウンスの仕方が難しい。どっちかといえば、A会場でそこまでアナウンスしなくていいと思う。
 →とはいえ、A会場にこまめに状況を伝える方法があってもいいかも。

今回初めて、実習生向けのフェスティバルのオリエンテーション・研修を、他の学芸員が実施した。ついて行ったけど、いろいろ抜けがあって、あまりに気になるのは補足したけど、すべては補足できなかった。そのためか、いろいろ実習生が勘違いしていた。
各担当の主要な役割はもっと要点絞って強調した方がよかった。なにより、時間を見つけては、各ブースを巡って、出展者とコミュニケーションするように。休憩時間や昼休みもそれを心がけるように。それが実習の重要な要素だと強調しておけばよかった。
●2023年11月20日 冬鳥のオオバンのペア?

大阪府でもオオバンは少数が繁殖してるけど、冬になると大幅に個体数が増えるので、圧倒的多数は、冬鳥。大阪府に冬を過ごしにやってきてる。 群れでいることが多く、時に大群になる。陸に上がって草を喰ってる黒い大群は、とてもインパクトがある。今日は大和川の水鳥を数えたが、オオバン12羽がヒドリガモ5羽ほどと一緒に中州に上がって、草を喰っていた。 一方で、ちょこちょこ2羽でいるのを見かける。これはペアなんだろうか?

冬鳥が、越冬地でペアで見られるのは、けっこうレア。たぶん2パターンしかない。 パターン1:ペアで渡って、そのまま越冬。知られている限りでは、これは極めて少数派で。ツルやハクチョウくらいでしか知らない。 パターン2:越冬地でつがい形成。カモのパターン。

オオバンでパターン1はないと思うなぁ。カモみたいに浮いてるからって、オオバンでパターン2もない気がするなぁ。 となると、もう一つありうるのは、オオバンは少数といえども大阪府で繁殖している。繁殖ペアはおそらく留鳥。でも、大阪府内くらいのレベルで、非繁殖期は、繁殖地から動く可能性はある。ってことで、これは大阪府周辺で繁殖してる留鳥のオオバンペア。なのかなぁ?

【追記】
そういえば、今年は平林貯木場でオオバンが繁殖したんだった。だとすると、やっぱり繁殖ペアが冬も残ってる可能性が高そうな気がする。
●2023年11月19日 大阪自然史フェスティバル2023 2日目

今日は暖かかった。とみんな口にしていた。今日だけをとればまあまあ寒いのだけど、とても寒い昨日と比較するので、そう感じてると思う。夜の強風を心配したけど、朝一番のチェックでも倒れた壁はなく、飛んだ荷物もなく、幸い露も垂れてなかった。

午前中はやっぱり暇なので、会場をフラフラ。できるだけ多くのブースをつぶやこうと頑張ったが、結局つぶやいたのは45ブース止まり。このくらいが限界。午後に役割がなければ、もう少しつぶやけたかなぁ。
ちなみに、興味を持ったブースからつぶやいてるけど、興味を持つにはブースの展示などの内容をちゃんと見たり、出展者さんと話をしたりしないといけない。なので、けっこう時間がかかる。どのブースも話を聞けば、きっと面白いところがあるはず。なので、つぶやかなかったからといって、つまらなかった訳ではないことは強調しておきたい。

今日は、天気がよくて、暖かだからか、来場者がおおかった。ずーっと列ができていて、なかなかピザが買えず。

午前中の鳥の観察会は、大人気。スタート予定時刻の15分前には定員が埋まっていた。というか、定員の1.5倍以上の人数を連れて行ってくれたけど、それでも漏れた人がいて、担当者はずーっと謝っていた。やむを得ないけど、先着順で早く埋まることがある、という点は強調しておいたらよかったというのが反省。この企画は班に分かれて、回るので、スタート時刻前でも、人数がそろえば次々とスタートしていく。定刻を待たないのが、定刻に来て参加できなかった人の怒りを煽る側面もある。やむを得ないけど。
ギャン泣きしてる子どもに、次の週末に博物館でも鳥の観察会するから、そっちに来て。と言っても納得せずに泣いてた。それがなんか不満。博物館の観察会の方が詳しいし、鳥いろいろ見せれるのに!

午後の講演会担当は、けっこう退屈だった。興味深い情報もあったけど、興味のない部分が多くて長い。あと、科学的に突っ込みたい部分がいっぱいあるけど、ただの会場係は突っ込めない。というか突っ込んだら、言い負かしてしまいそう。どうするこれ?
そして、著作権上の問題のある部分まであった。頭が痛い。
事前の動作確認の時に、とある企業が作成した動画を流そうとしていたから、この著作権は大丈夫かと確認した。企業と契約を交わしているので、大丈夫という答えだった。他に著作権上問題のあるのはないか?と尋ねたら、大丈夫という答えだった。どこが大丈夫やねん。
昔、配信というものがなかった時代なら大丈夫だっただろう。というか、著作権法の大部分は親告罪なので、いわばバレなければ大丈夫。でも、配信するようになってそうはいかなくなった。にも関わらず、著作権を理解していない人が少なからずいる。講演会をする際は、事前にくどいほど著作権について確認しておく必要がある。研究者であっても、なんにも分かってない奴いるからなぁ。

というわけで、その他も含めて、今年も細かいトラブルはいろいろあったが、ベテランに言わせていただくと、ほとんどトラブルのない平和なフェスティバルであった。
主担者が頑張ってくれたので、今までになく楽なフェスティバルだった。細かいところのダメ出しという役割もなくなるともっといいなぁ。
●2023年11月18日 大阪自然史フェスティバル2023 初日

ちょっと前の天気予報では、前日は雨だけど、フェスティバル本番の土日の天気は大丈夫なはずだった。が、土曜の明け方まで雨という予報に変わり、結局、土曜の朝も雨模様。屋外のB会場は、雨が少し吹き込んで、一番外側のブースの外側の机が濡れていた。風で飛んだパネルが1枚。唯一の救いは、露が垂れてなかったこと。
時々強くなりつつ、小雨が降ったり止んだりは結局昼まで続いた。その上に気温が低い。さらに西風が強め。久しぶりに死ぬほど寒いフェスティバルになった。

それでもスタッフは、一番上にはフェスティバルTシャツを着てないといけない。下に着込めばいいらしいのだけど、例年下にもTシャツ着て、Tシャツ2枚がさねでうろうろしている。今年もなんとなくそれでウロウロ。寒くないですか?となんども問われた。もちろん寒いけど、ずーっと外にいないといけない外ブースのみなさんと違って、少し外にいたら、中に戻れるので、さほど寒くない。というか寒くなったら、屋内に入るだけ。室内の会場は、外が寒いくらいの方が快適だった。

今回のフェスティバルは、事務局の末席を占めているとはいえ、とくに役割がない。主担当ではないし、アルバイトや博物館実習生の仕切りも主担当がやってくれる。こんなに暇なフェスティバルは初めて。明日は講堂プログラムの面倒を見るという仕事があるけど、今日はなんにもない。本部につめている必要すらあまりないので、フラフラして、いつもはあまりいけないA会場によくいった。B会場の和菓子屋さんでさっそく栗おこわを買い、パン屋さんでサンドイッチを何度も買って食べ、ピザ屋さんでも、ピザを2回買った。
雨模様で寒いため、来場者が少なめ、どこも並ばずに食い物が買えて快適。午前中の鳥の観察会が中止になったのは残念だけど、ややこしいオペレーションがなくなったので運営側の気は楽になった。
今日、唯一心配したのは、強い風で屋外ブースの壁が倒れないか。西風だと東の方の壁があやうい。微妙な風向きのせいか、壁が揺れているのは一番東の外よりの壁だけだった。重石を置いてくれてたのもあって、倒れることもなく無事に1日が終わった。
C会場の一番奥のブースにもまあまあ人はやってきていたように思う。
●2023年11月17日 大阪自然史フェスティバル前日

昨年をはじめ、大阪自然史フェスティバルの主担当をやることが多かった。主担当ではなくても、アルバイトや博物館実習生の仕切りや、ブースの配置を考えるのは、ずっと担当だった。が、今回は主担当のやる気が高く、アルバイトと博物館実習生もすべて仕切ってくれる。ブースの配置も考え、実際に現地にブース位置の印も自分で付けてくれている。初めての主担当なのに、とても頑張っている。とても素晴らしい。
というか、今までのほぼすべての主担当がそこまでやっていないことを知らないんだろうなぁ。せっかくなので、誤解したままにして、若手に新たなパターンを浸透させよう。

という訳で、なんとなく事務局の一画を占めてはいるけど、単なるご意見番的ポジション。文句ばっかり垂れてる感じで、おそらく感じ悪いだろうなぁ。しかし、ダメ出しはせざるを得ず、憎まれっ子を続けるしかない。
例年通り、フェスティバル前日の今日も日程を空けてあったけど、主担当が頑張るので、とくにやることがない。というか、ご意見番以外の仕事が振られていない。楽ちんだけど、妙に落ち着かない。
来年以降も、フェスティバル直前(おそらく本番も)、こんなに時間的余裕があるなら、来年からは再び大阪鳥類研究グループも出展しようかな。と、大阪湾海岸生物研究会の展示を作ってる萌蔵を見て思った。

今日は、午後2時から若者向けオリエンテーション。午後3時過ぎから会場設営。午後6時前には完了。若者がたくさんいるし、主担当が全部仕切るし。今回のフェスティバル前日は、力仕事せずにボンヤリできる。と思ったら、結局、机を運び、壁を並べていた。おかしい。でもまあ、若者が多かったので、さほど働かなかったけど。
その後、若者は帰して、スタッフだけで搬入の出展者さんの対応。といってもさほどすることはなく。自分が担当のブースの展示をつくる。午後8時半にはすべての出展者さんが帰って、フェスティバル前日の設営・搬入作業は完了。
今日一番辛かったのは、外回り担当の門番さんたち。ただでさえ、車の出し入れとか面倒多めなのに、雨が降ってきて、とても冷えてきて。その上、午後3時半から午後7時くらいまでのハードワーク。お疲れさまです。

おまけで、今日のご意見番。
・搬入搬出時の若者達の主な仕事は、台車を必要な場所にすみやかに運ぶこと。
・搬出時の車の行き先に応じて、出展者を誘導。というのは面倒なので普通は1ヶ所にまとめる。
・宅急便での搬出において出展者に伝えることは、集荷場所、着払いの伝票があること、箱は各自で用意すること。
・島状ブースは、後ろの展示が見えるように配置。
・本館入口は、南側の自動ドアは開放、北側の自動ドアは閉鎖。
・B会場の壁は机ではさんでおかないと、風で倒れるリスク。
・B会場のパーティションは新館側端っこまで。逆に本館側はブースがあるので、そのセッティングの様子を見て。
・B会場の露は、どこに垂れるか確実には判らない。ブースの机の上に置いてあるものは濡れるリスクがあるので、シートをかけるか、机の下へ。
文句ばっかりたれてるなぁ。絶対嫌われてるわ。
●2023年11月16日 秋の大阪湾岸ウミガメ3連発

だいたい2週間おきに1匹漂着してる。ここまでで3匹。すべて大阪府の最南端、岬町の最西端近く、多奈川小島。次は今月末かなぁ。

今日は、午前中、3匹目を引き取りに行った。1匹目は現地で解体して、パーツ毎に包んだホネを持って帰ってきた。が、2匹目からは、某研究機関が発見されたらすばやく丸ごと回収して、冷凍しておいてくれる。それを受け取ってくるだけ。なんというか、2匹目を回収したせいで、地元ではそこが回収してくれると学習したらしい。3匹目もすぐに回収してくれという圧力があって、というかすぐに連絡があって、引き取らざるを得なかった模様。地元とのつき合い方は、なかなか難しい。
一方、こちらはある意味ありがたい。現場周辺から文句を言われたり調整するリスクが減るので。一方、丸ごと運ばないといけないし、某研究機関も長く保存はしたくないので、早く持っていっての圧力が強め。知り合いがいるから、かなり融通はしてもらえてる様子ではある。そして、ブルーシートや大きなテンバコみたいなのを貸してもらえるのは楽ちん。

午後は、2匹目を解体。某研究施設から引き取ってきたものの、冷凍なのですぐには処理できず。日程が合わないまま、1週間ほど冷蔵室でゆっくり解凍していた。3人がかりで、解体から後片付けまでで2時間半。道具がそろってるから楽だし、初心者にレクチャーする余裕もある。廃棄物処理が、ちょっとアレだけど。
1匹目の消化管からは、ミヤコボラという巻き貝がたくさん出てきた。2匹目の消化管には、魚のホネがいっぱい。アカウミガメがそんなに魚を食べるとは思わなかった。3匹目から何が出てくるか楽しみ。落ち着いて消化管内容物を回収するにも、丸ごと持ち帰ってきた方がやりやすい感じ。

という訳で、岬町のとても近いエリアで、アカウミガメ3連発。
1匹目 2023.10.18 発見(腐ってた)
2匹目 2023.10.30 発見(腐ってた)
3匹目 2023.11.14 発見(腐ってるし、頭は白骨化)
驚くほど気持ちよく約2週間おきに漂着してる。月齢に関係あるの?となると潮となにか関係が? いずれも大潮の満潮になると流されていきそうな場所に漂着していた。ちなみに漂着場所は、約400mずつ西〜南西に動いている。

ということで、次はおそらく2023.11.28頃に、さらに南西に400m地点に流れ着くに違いない。そこはもう和歌山県。
●2023年11月15日 博物館実習 2023年秋期普及コース オリエンテーション

今日から5日日程で博物館実習がスタート。秋の普及コースは、大阪自然史フェスティバルを手伝ってもらうのが、ここ数年のパターン。今までは実習のオリエンテーションだけでなく、フェスティバルのオリエンテーション・役割分担・仕切りも担当していた。が、今年は、フェスティバル主担者そっちをしてくれるらしい。担当がきょうだけなので、とても楽ちん。来年からもこのパターンになるかな?
今回も後のためにタイムスケジュールを記録しておく。

09:30 博物館実習スタート 出欠取って、名札を作らせて、友の会に入会させる。5日間のプログラムの説明(内容、集合・終了時刻、集合場所)、Tシャツを配る、懇親会・打ち上げへの参加希望を確認、ブログの書き方の説明。担当のブログを書いて実習を完了したと評価するとの説明。今回も友の会会員はなし。うっかり忘れていたが、大学から博物館に渡す物を出してもらった。
※コロナ禍は終わったが、念のため実習生を机1台に1人の配置に(前もって配布物は設置)。
09:50〜11:25 博物館の間取り、沿革、事業内容(研究、資料収集、展示、普及教育)、友の会・サークル・ネットワークなどの説明。博物館に足りないものとして、お金、人手、スペース。博物館での新型コロナウイルス感染症下の状況は軽く。
11:25〜11:50 管理棟の案内・解説。学芸員の部屋をのぞき、植物研に入った。書庫にも入ったが、特展準備室とネイチャーホールを見せて、旧第1収蔵庫〜旧第4収蔵庫を回った。
(11:50〜13:00 昼休み)
13:00〜14:05 収蔵庫見学ツアー。3つの収蔵庫をめぐって解説。二層構造の秘密、壁の違い、タイプ標本、火災時の対応など。なぜ収蔵庫に本があるかも説明。
(14:05〜14:15 休憩)
14:15〜15:25 展示室見学ツアー(常設展)。メンテナンスがメインテーマ。電気の球換えの難しさ、掃除のしにくさを中心に、ダメなケース、ダメな展示を紹介して歩く。また壊されるハンズオン展示や、メンテナンスの難しいオープンな展示の話。来館者がケガをした展示の紹介。第5展示室では、アナログのゲームコストパフォーマンスについて解説。 最後に博物館におけるミュージアムショップの普及教育的位置づけ。
15:25〜 実習ノートの記入。

実習ノートは学芸員がチェックして、コメントなどを書く。御礼とか勉強になったとか書かなくていいから、し損なった質問とか、コメントとかを書くように、って指導してみた。

【追記】
実習ノートをチェック。16人分を見て、質問に答えたりコメントしてたら、1時間半くらいかかった。
メンテナンス視点での展示案内は、今回も興味をもってもらえた。触れる展示にかかるコストの話も反応が多め。
学芸員はいろんな仕事があって忙しそう。という反応は、なんかの忖度かも。専門分野以外の知識も必要なのかぁ、という反応も何人かあって。専門以外の質問対応はどうしたらいいんだろう?と書いてあって気付いたけど、質問は話を聞いて、調べるところを見えたら8割クリア。あとは、ネットワーク駆使して調べる。てな話をし忘れた。
今回も液浸収蔵庫で担当者によって、愛のある扱いや、好きな分類群を多く集めるというのに言及してる人が複数いた。
●2023年11月14日 地元公園の果実チェックスタート

建前は9月スタートだけど、例年10月にスタートしていて、今年はホネホネサミットで忙しく、その後始末とかしてたら、今日になってしまった。ようやく果実チェックをスタート。
●2023年11月12日 中高生のフェスティバル準備

来週末にひらかれる大阪自然史フェスティバルに向けて、今日は中高生と羽根しおり作り。毎年、羽根しおりを作って売ってる。直前にミーティングを設定して、そうしたのの準備。物販ばかりしてたらアカンので(物販限定だと出展料が必要)、活動報告や部員の作った標本も展示する。
ということで作業は以下の通り。

・活動紹介ポスターの作製:例年、活動の時に撮影した画像を持ってきてもらって、それを打ち出したのを切り貼りして、書き込んでポスター作り。が、今日持ってくるの忘れた〜、という部員が数人いたので、後で送ってもらうことに。おのずと今日の作業はなし。

・部員の標本展示:自分が作製した昆虫標本を持ってきてくれた部員が2名。すでにドイツ箱に入ってる。が、同定が怪しかったりするので、学芸員主導で再同定。そして、種名やタイトルを書いて入れる。

・羽根しおりづくり:午前中に外をウロウロして鳥の羽根を探すもあまり見つからず。昨年までに集めた羽根と、今日部員が持ってきた羽根で、羽根作り。昨年以前から残ってた羽根にカモとキジがけっこうあった。今年、フクロウの羽根をいっぱい持ってきてくれたけど、湿ってて使えない。アオバトなどは良い感じに使えそう。

・その他1:押し花を持ってきたくれたので、しおりにしたら綺麗なのができた。来年以降、もっと押し花作ったらいいかも。

・その他2:レジンでコーティングして、グッズ作りを!と試したけど、微妙。粘土でグッズ作りたい!というメンバーがいろいろ作った。よく言えば一点物。

羽根しおりづくりは、羽根並べてパウチ。切って、穴あけてリボン通す。リボンは、3m×5本を使い切って足らなかった。あと3m×2本は要りそう。
昨年の売れ残りを、マスキングテープでデコってみた。少し良い感じになったかも。
●2023年11月11日 非繁殖期の昼間の鳥の群れ:どんな個体が集まってるの?

非繁殖期の昼間の鳥の群れ。という限定をするのは、繁殖コロニーや協同繁殖のユニットではなく、集団ねぐらでもない。渡りの途中の群れも除いてしまえば、もっぱら採食集団。
それがどんな個体で形成されているのかは、留鳥と冬鳥で状況が違いそう。
冬鳥の場合は、成鳥も幼鳥もいろんな個体が混じってることだろう。家族で越冬地まで渡っていくツル類やハクチョウ類などの場合は、家族群ということもありそうだけど、あくまで少数派。いろんな個体が混じった採食集団。きっとそのまま一緒に寝るんじゃないかなぁ。一緒に渡ってきたか、渡っていくかは知らんけど。
留鳥の場合は、いろいろありそう。

エナガやもしかしたらシジュウカラなどは、もしかしたら、ある時点まで家族群を維持してるのかも。家族群でなくても、繁殖なわばりの延長線上にあるエリアに行動圏を持ってて、グループなわばり的なのがありそう。分散した幼鳥がどうなるのかは、調べられてるのかな?
ある程度の大きさのA型なわばりを持って繁殖する鳥の場合は、非繁殖期もなわばりとペアを維持することが多い。その場合は、非繁殖期も昼間はペアがなわばりにいることが多いので、集団がいるとしたら、それは繁殖に参加していない個体。おのずと若い個体に偏る。カラス、ヒヨドリ、キジバトなんかは、このタイプかと。ハクセキレイはどうなってるのかな?
なわばりを持たずに、あるていど集団で繁殖する留鳥、スズメやムクドリの場合は、繁殖個体は、その繁殖集団で非繁殖期も暮らしてる印象があるけど、そうなんだろうか? 集団ねぐらとの関係は? いろいろ気になるけど、必ずしも調べられていないんじゃなかろうか。

留鳥だけど、非繁殖期は少し移動するカワセミ、ウグイス、キセキレイなんかは、そもそもあまり集団にならない。どうして集団にならないんだろう?
秋にはすでになわばりを持ってるモズも集団にならない。イソヒヨドリもこっちなんだろうか?

非繁殖期に集団になるかならないか。どんな個体が集まってるのか。こういう角度から鳥の群れを見たことがなかった。留鳥の暮らしはなかなか奥が深いと思う。
●2023年11月10日 保護すべき?オオタカの幼鳥

昼ご飯を喰っていたら呼び出しがかかった。行ってみると、具合の悪いかもしれんオオタカ幼鳥がいるので、確認して欲しいとのこと。
一昨日、カラスを狩って食べてた。その時は元気そうだった。昨日は一日、池の半島の木の上にとまってたという。そして今日、一昨日カラスを食べてた場所で、食べ残しのカラスをずっと食べてるという。

12時半。とりあえず見に行ってみた。言われた場所で、カラスを食べてた。保護すべきか判断しないといけないので近付いてみる。2mまで近づける…。でもさらに近づこうとすると獲物を持って少し遠ざかる。翼と脚に骨折とかはなさそう。保護するかは様子見。

13時半。1時間あけて再びオオタカの様子を見に行った。同じ場所でカラスを食べてた。近づくと、元気に走って逃げた。飛ばないのが気になるけど、脚に問題なく元気そう。これでは保護しようにも逃げられそう。20mほど離れた場所にドバトの死体があった。首が取れそうになってる。周囲をカラスがウロウロしてたので、こちらはカラスの仕業らしい。それともオオタカが狩ったのをカラスがとったのか?

14時40分。三度オオタカを確認に行った。オオタカはいない。近くにネコが2匹。カラスの死体は落ちてるが肉はほぼ食い尽くされてる。食べ終わったのか、ネコに追われたのか。周囲に羽根の散乱も死体もないので、飛んでったんだろう。近くにあったドバトの死体は、首がなくなり胴体の羽根がむしられ、胸肉がかなり喰われてた。カラスが喰ったのだろうか? オオタカが食べたのかな? カラスの頭は残ってたのに、ドバトの頭は無くなってた。オオタカは頭を持ち去らず、カラスは頭を持ち去ると結論していいんだろうか?

食欲あるし、実際食べてた。脚に骨折の様子はない。見たところ翼も問題なさそうだった。いなくなったのが飛び去ったのなら、翼に問題ないことは実証されたことになる。ということで、今も生きてるなら問題なし。無理して保護しなくて良かったってことかなぁ。
結局、保護しても単純な骨折を治すとか、栄養補給するとか。そのくらいしか対応できないから。なんでも保護すればいいってもんでもないだろうと思ってる。

【追記】
11月11日、カメラマンさんによると、オオタカはカラス死体の近くのクスノキにずっととまっていたそう。それには気付かずカラスの死体を確認に行ったが、おおむね肉は無くなっていた。とはいえ、手羽中には少し肉が残ってるので、まだ食べに来るのかも。
ともかく、やはりオオタカは飛べたってことで、保護の必要はないという判断で良かったんだろう。
●2023年11月9日 2022年度に読んだ自然史本ベスト10

来週末にせまった大阪自然史フェスティバル。そこに読書サークルとして出展するので、今夜はその準備。2022年度にみんなで読んだ本の紹介文と、本の表紙画像でポスターを作製。全部で48冊。その内、44冊を読んでる! ってことで、マイベスト10を選んでみた。

1:「家は生態系」ロブ・ダン著、白揚社
1:「菌類が世界を救う」マーリン・シェルドレイク著、河出書房新社
1:「魚にも自分がわかる」幸田正典著、ちくま新書
4:「日本の高山植物 」工藤岳著、光文社新書
4:「富士山はいつ噴火するのか?」萬年一剛著、ちくまプリマー新書
4:「南極の氷に何が起きているか」杉山慎著、中公新書
4:「カタニア先生は、キモい生きものに夢中」ケネス・カタニア著、化学同人
8:「食虫植物」福島建児著、岩波科学ライブラリー
8:「干潟に生きる小さな貝たち」小倉雅實著、八坂書房
8:「「死んだふり」で生きのびる」宮竹貴久著、岩波科学ライブラリー
次点:「うんこ虫を追え」舘野鴻著、福音館書店たくさんのふしぎ2022年6月号
次点:「ドードーをめぐる堂々めぐり」川端裕人著、岩波書店
次点:「都会で暮らす小さな鷹 ツミ」兵藤崇之著、福音館書店たくさんのふしぎ2022年3月号
次点:「鷹将軍と鶴の味噌汁」菅豊著、講談社選書メチエ

同率が多いなぁ。10冊選ぶのは割と簡単だけど、それを並べるのは難しい。
地学系には詳しくないので、評価が甘めになってるかもしれない。
逆に、鳥の本には評価が厳しめ。だから次点に甘んじたのかも。
●2023年11月7日 ウミガメの大きさ

10月末に岬町にウミガメの死体が上がった。この秋、10月半ばに続いて2体目。場所もほぼ同じ岬町多奈川小島。前回は、現地で解体したけど、今回はよく判らない流れで、地元の某研究施設が早々に回収して、冷凍してくれていた。それを今日引き取ってきた。

回収に参加した知り合いが、めっちゃ大きい!というので、どのくらい?と訊ねたら、絶対に1m以上!と答えた。どうせ頭も入れての長さやな。と思って、背甲長が?と確認したら、そう!と元気な答え。またまた、背甲長入れて1m超えだったら、ものすごい大きい。そんなウミガメ、大阪湾に来たことないし。オサガメやったらともかく、画像を見る限りアカウミガメやし。と答えたら、絶対1m超え!と微妙に口げんかになりそうな勢い。
で、今日、実物とご対面。なるほど大きい。背甲長だけでも1m超えと言われると、ギリ超えてるかも。と思ったら、ほら大きいでしょ!と同意を求められる。本当に大きいですね…。と弱腰になってしまった。1m超えなんて絶対にないって、いうんですよ!とみんなに言われて、とりあえず謝る。すみませんすみません。

帰ってきたら、ウミガメな会の人が大きなノギスを持った学生さんと来館。正確に測って頂いた。背甲長は一番長いところで、876mm。ほら、1m超えてないやん! 意気揚々とラインで言い返す。でも、説得力ないかも。返す返すも、現地で測ってみせればよかった。メジャー持って行ってたのに!
と、言い合いでは買ったが、メッチャ大きいのは間違いない。昨年末、貝塚市に上がったアカウミガメも大きかったけど、さらに大きい。大きい上に、オス。これはかなり珍しい気がする。そもそも、この季節にオスのアカウミガメが大阪湾で何をしているのか疑問。
●2023年11月6日 ネコの予防接種2回目

今日は休みにして、朝一番にネコを連れて動物病院へ。拾われてきた最初に連れて行ったのが9月頭。予防接種1回目に連れて行ったのが、先月頭。そして、今日が予防接種2回目。
先月は、新たに買ったキャリーバッグに入れて、連れて行った。それでキャリーバッグが嫌いになったかと思いきや、やっぱりキャリーバッグはお気に入り。で、今日もあっさり入ってくれた。ただ、いい加減に入口を閉めたら、その隙間から飛び出てしまい、びっくりした。このまま出かけるところだった。もし外で飛び出したらと思うと、ドキドキ。
キャリーバッグが嫌いにならないのは、動物病院がさほど苦手ではないからだと思う。でも、外に出るのは嫌い。というか、キャリーバッグに入れられて運ばれるのが嫌い? 揺れるのが嫌なだけかも。ともかく、階段降りる間も、自転車で運ぶ間も、ずっとニャアニャア言ってる。
動物病院に入って、座ってる間は静か。外の風景にはあまり興味なく、他の人にも興味なく、動物病院に来ているイヌを見せてあげるのだけど、まるで興味なし。
診察中は不安そうにしてるけど、とてもおとなしい。家にいるときよりおとなしく、獣医の先生にされるがまま。逃げるそぶりもない。緊張してるんだろう。そんな状態でも、チュールをもらうと食べてる。その隙に一瞬で予防注射完了。
また、ニャアニャアいいながら、帰宅。家についたらキャリーバッグから飛び出して、いつもと同じ元気なネコに戻った。
予防注射は今回で終わりだけど、再来月くらいに避妊手術があるので、それに向けて来月も来院するようにと言われた。今度は午前中から行かなくてもいいかな。
●2023年11月5日 ミュージアムショップについてのアンケート

スタッフ向けのアンケートをするので、こんなんでどうかな? というのを見せられ、コメントを求められた。全然ダメ、と素直にコメントした。嫌がられて無視されるだけかも。
基本的なコメントは以下の通り。

・自然史博物館のミュージアムショップはどういう機能を持つべきと考えるかを問うべき。
・それぞ受けて、それぞれの機能に応じて、各商品カテゴリーの品揃えが出来ているかを考えるべき。
・ミュージアムショップの商品のカテゴリー訳は、本とグッズといった大雑把なものではなく、一般流通商品、個人作家のグッズ/自費出版、サークルや博物館のグッズ/出版物、観察・採集・標本作製用具といった区分が重要。また普及教育につながるかの視点がとても重要。
・以上と関連して、スタッフのスキルとしては、
  他館を含めた自然史博物館全般についての知識
  現在出版されている自然史科学系の書籍についての広い知識
  大阪周辺で活動している関係団体とのネットワーク
  自然史系グッズ製作者とのネットワーク
 が求められる。
・当館のミュージアムショップは、「博物館において、ミュージアムショップは物販だけの場ではなく、博物館が提供するサービスの一環であり、また博物館における普及教育事業の一翼もになう」とあるので、その意識をきちんと持っているかを確認する必要がある。
・最後の方では、現在のミュージアムショップの課題を訊ねた方がいい。

自分で読み返しても面倒なオーダー。そもそも対応できるのかな?
と思ったら、コメントを受けて、きちんと対応してきて驚いた。優秀だった。

スタッフ向けのアンケートとは、スタッフの意識を確認して、それを修正していくのに役立てるものだけど。同時にというか、むしろ設問設定を通じて、スタッフの意識を修正する効果も大切だと思う。
今回のアンケートで、意識が高まりますように。
●2023年11月4日 ジオカーニバル2023

2週間前にはホネホネサミット、2週間後は大阪自然史フェスティバル。その間にジオカーニバル。今年の秋は、バイウィークリーに大きなイベントが並ぶ。その3つの中では、ジオカーニバルが一番小ぶり。出展者数は14しかないし、講演会などの企画もない。このくらいの規模なら、主催者側の負担はとても低い。地学や理科の教育研究会の先生方を交えた委員会で運営するので、少なくとも当日の人手もある。搬入から搬出までの学芸員の負担も低め。当日は地学系の学芸員だけに動員がかかっている。
ただ、外部と相談しながらの準備が楽チンかどうかは話が別。というかホネサミやフェスとは違った苦労があるだろう。また、会場設営も、出展者が少ないわりには、机や椅子の必要数が多くて、いつもの年はけっこう頑張ることになる。今年は、ホネサミに使った机と椅子をそのまま使うので、かなり楽できた。

使う机の数が多いというところからわかるように、ブースの様子もホネサミやフェスとはかなり違う。ゆったりとスペースを取りつつ、時間を決めてワークショップ企画を投入するブースが多い。そのため、ワークショップとワークショップの合間時間は、ブースにはほとんど人がおらず、ワークショップの時に殺到する。というパターンが繰り返される。
その煽りを受けて、ワークショップをしないブースには、(人気)ワークショップの合間に人が増えるという現象が生じる。よくも悪くも、メリハリがある感じ。
スペースに余裕があるので、休憩スペースも多めに確保されていて、全体的にはゆったり感がただよう。ずーっと人がわんさかして、出展者はほとんど息をつく間もない、というホネサミとはかなり違う。が、こっちの方が、出展者は楽そう。
●2023年11月3日 奈良盆地北部を歩き回る日

大和郡山市ほぼ縦断の2時間半だけだったんだけどなぁ。

奈良県での最初のハッカチョウ情報は、大和郡山市から。そこで大和郡山市でハッカチョウ センサスをすることにした。最初は、JR郡山駅の東方なので、あたりをグルッと回ってた。やがて、南の方に飛んでいくの確認され、南方でも確認例が出たので、出発点は変えずに、南に抜けるコースに変えた。コースの前も後も、かかる時間は約2時間半。
南に抜けるコースにしてすぐに、新たな繁殖地が見つかり、少なくとも繁殖期にはコンスタントに確認できるようになった。
その内、大和郡山市北端でもハッカチョウ が確認された。当初コースを北に伸ばすのは難しいので、縦断の後、電車で移動してチェックに行っていた。

昨年、奈良市でハッカチョウ が1度確認されたけど、それは単発だったのでスルーした。
が、今年になって、近鉄奈良駅や奈良女子大学周辺から、複数の人から、複数のハッカチョウ情報がもたらされた。さらに富雄川沿いでも繁殖期に確認された。気になりすぎるので、富雄川沿いと、近鉄奈良駅から奈良女子大周辺のコースを追加した。先々月に下見して、先月からスタート。今月は地図もきちんと完備して、本格スタート。富雄川から駅に戻る途中に、大和郡山市北端のチェックも盛り込んだ。

ちなみに今年から大和川水系調査プロジェクトが始まったので、途中で垂仁天皇陵のチェックもしている。以上を合わせると、昨日のタイムスケジュールはこんな感じ。
・大和郡山市ほぼ縦断(JR郡山駅〜近鉄平畑駅):約2時間半
 <移動時間:約20分>
・垂仁天皇陵(近鉄尼ヶ辻駅〜尼ヶ辻駅):約30分
 <移動時間:約20分>
・富雄川(近鉄富雄駅〜近鉄九条駅):約2時間
 <移動時間:約30分>
・奈良駅・奈良女子大学周辺(近鉄奈良駅〜近鉄奈良駅):約40分

というわけで、5時間40分歩いていて、電車待ちと移動で1時間10分。午前9時にスタートして午後4時前までかかる。ハードな1日になってしまった。昔は半日で終わってたのになぁ。
昨日はかなり疲れてたらしく、帰ったら夕食つくる途中で寝てしまい、気づいたら朝になっていた。毎月続けられるかなぁ。
●2023年11月2日 万博からきたヘラジカ

大阪人にとって万博といえば、2年後にあるんだかないんだか分からない妖怪博覧会ではなく、1990年の花博でもなく。1970年の万国博覧会。
そのカナダ館には、オス、メス、子どもの3頭のヘラジカが展示されていたらしい。聞き伝えでは、屋外に設置されてたというのだけど、本当だろうか?
その3頭の内、メスは万博の後、靭公園にあった大阪市立自然科学博物館に引き取られた。軽トラの荷台に乗せられて運ばれという話。1974年には長居公園にオープンした大阪市立自然史博物館本館の入ったすぐのところに、ナウマンゾウの復元像と並んで展示された。ちなみにオスと子どもは行方不明。
2006年の入口ホールのリニューアルの際に、場所をオオツノジカにゆずって、地下の収蔵庫入口の隙間に引退。現在に至る。

ヘラジカを今日撮影に来られた。万博のレガシー的な記事のためらしい。久しぶりにヘラジカをまじまじと見た。最近採用された学芸員は、ホールに展示されていたのは知らない。隙間からのぞく前半身しか見たことがない。今日は撮影のために引っ張り出した。全身は初めて見たと言ってた。
ヘラジカ自体はさほど重くなくて、収蔵庫に下ろす時も、3人で運んだっぽい。なぜか運んだ日付とサインが残ってる。重くはなくても、ヘラジカの下や前にいっぱい物が置かれてしまっていて、それを片付けるのに少し時間がかかった。さらに引っ張り出したいという要望もあったけど、重い石とかトラを動かすのは拒否した。

ヘラジカの横で由来などについて質問を受けたけど、さっぱり知らない。上記の経過も、萌蔵がNature Studyかなにかで確認したこと。萌蔵が答えた方が早い。哺乳類担当者として唯一説明したのは、世界最大のシカってことだけ。あと、草食獣です、とか。勢いで、肩高を図ったけど、約170cmしかない。あまり大きくないなぁ。
カメラマンさんは、ヘラジカの全身や顔を、横や斜め前からばかり撮影していた。ヘラジカといえば、その売りは大きな鼻。ってことで、カメラマンさんに対抗して、スマホで真正面から顔を撮影してみた。これぞヘラジカ。
●2023年11月1日 メーリングリストの配信トラブル

なんかメーリングリストの数字が飛んでるなぁ、と思ったのは、1週間ほど前。そして、たまたま数字を飛ばして付けたとかでは無く、私だけに配信されなかったでもなく、どうやら飛んだ数字のメールは誰にも届いていないらしい。
というのは、メーリングリストにメール送ったのに伝わってない! というのが、あって気付いた。リストオーナーなので、過去ログが見られる。それを見ると、サーバはメールを受け付けていて、配信したつもりになっている。リストオーナーにも届いてないぞ!
トラブルは、先週半ばから生じてるっぽい。しかし、いったん治ったり。でも、また週末に症状が出たりしている。同じ人が再投稿して配信されたりもしてるので、投稿者の問題ではない。特定の人ではなく、全員に届いていないし、直接のメールのやり取りはできてるので、個々のクライアントの問題でもない。間違いなくサーバ側の問題。いったい、どんなパターンで生じてるか気になったので、配信されていないメールとその投稿日時をリストアップしてみる。
自分がリストオーナーを務めているメーリングリストのうち、10月に投稿があった6つのメーリングリストについて。10月にナンバリングが飛んでるのをリストアップした。

<honkon>
[honkon:00105] Oct 16 23:40:08 2023
[honkon:00107] Oct 18 22:26:38 2023

<omnh>
[omnh:00100]Oct 19 14:00:26 2023

<obsg>
[obsg:00181] Oct 28 19:21:58 2023

<junior>
なし

<hone>
[hone:00203]Oct 15 21:19:34 2023
[hone:00217]Oct 19 20:57:07 2023
[hone:00227]Oct 26 23:26:12 2023
[hone:00228]Oct 27 19:15:13 2023
[hone:00229]Oct 27 22:04:01 2023
 →ちなみに10/21-10/24は普通に配信されている。10/19も19:12には配信されてる。

<books>
[books:00047]Oct 15 16:42:59 2023
[books:00050]Oct 25 08:28:27 2023
[books:00052]Oct 25 12:15:27 2023
[books:00053]Oct 26 16:57:36 2023
[books:00054]Oct 26 18:40:16 2023
[books:00055]Oct 26 21:41:08 2023
[books:00060]Oct 27 22:22:16 2023
[books:00061]Oct 27 22:27:57 2023
[books:00062]Oct 27 22:29:50 2023
 →10/25の11:59、10/27の10:29〜13:06は配信されている。

パターンが見えない…。10/15頃から断続的に生じていて、10/25〜10/27に悪化した印象。
それ以前には生じていないもようだし、10/29以降も今のところ生じていない。
●2023年10月31日 2023年10月のまとめ ホネホネサミット三昧

ホネホネサミットまではホネホネサミットに集中して、その後は…。と思ってたが、終わってからも後夜祭とかいろいろあって、結局一月まるまるホネサミって感じ。
そんな2023年10月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(今月から新たな2コースが本格始動)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、月末にカワウの集団塒調査をしただけ。鳥のセンサスと木の実チェックをスタートさせるはずが、できなかった…。
大和川水系の調査は、垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしただけ。

ホネホネ団の活動は、2日実施。そして、もちろんホネホネサミットの2日間。その前は数日かかって会場設営をほとんど一人で。さらに後夜祭的なミノル見学会5日間も参加しないもののサポート。
大阪鳥類研究グループは、雨で平城宮跡は諦め、新大宮駅前のムクドリのねぐらだけを見に行った。その2日前には下見。

普及行事は、ジュニア自然史クラブ、地域自然誌シリーズで長谷寺、鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。
読書サークルBooksの会合も。

講演はなし。
論文は書けず。連載を1本書いたのと、某雑誌にツイート2つくらいの短い解説。
査読は2本来ていたが、できていない。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系4冊と、SF1冊。
完全休養日はなし。今年に入って7日のまま。
ネコを予防注射に連れて行った。
●2023年10月29日 ホネサミ後夜祭としてのミノル観察会の記録
先週末がホネホネサミットだった。Twitterには、いまだにその思い出に浸ってる人もいるので、少なくとも楽しかった人には、かなり楽しかったらしい。主催者の一画としてはありがたい。
だが、まだ今年のホネホネサミットは終わっていない! なんとこの水曜日から今日まで、5日連続でトリ先生プロデュースで、ミノルを見る会が行われてきた。正式名称はなんだっけ、ほら標本士なんたら。でも、館内の看板には、ミノル会とかミノル見学会とか。標本士という言葉はないし、名称も安定していない。
●2023年10月27日 読書サークル 第128回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
今日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は8冊。4冊繰り越されてきて、3冊繰り越したので、9冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「「植物」をやめた植物たち」
(紹介文8つ、平均★数は3.5)
 全体的に評価は極めて高い。光合成をやめた植物の花を中心とした画像が美しい。が、綺麗な画像だけではなく、光合成をやめた植物の進化や生態についてのストーリーがあり、改めて植物とは何かを考えることに通じる、といった意見があった。

●「カブトムシの謎をとく」
(紹介文4つ、平均★数は3.3)
 カブトムシって、身近だけどあまり調べられてなかったんだなぁ。というのが多くの人の最初の感想。お金をかけずに、時間と頭を使って、世界的な成果を上げてるのが格好いい、と評価が高い。小学生でもできる研究だな、と思ったら、実際に小学生がとったデータが出てきた。というのは、みんな気に入った様子。

●「図鑑 日本のむかで」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 ムカデが気持ち悪く、手に取りたくもない、って人もいたが、読んだ人は、綺麗な画像がいっぱいで、ムカデに興味を持ったという声が多い。一方で、まだムカデの分類がきちんと進んでいない中で、いわばアマチュアが大胆に未記載種を扱っていることに危惧の念が表明されていた。図鑑パートを従にして、ムカデの様々な側面を紹介するパートを主にしたら良かった、という意見が出ていた。

●「種から布をつくる」
(紹介文5つ、平均★数は2.8)
 タネをまいて、ワタを育てて、糸にして、織って綿織物を作る、という部分には不満は出なかった。が、染色とか、布製品の紹介は、タイトルから考えるストーリーとはずれてる。ずれてるページが多いという指摘も。綿以外の麻などの植物繊維の話も欲しかったという意見も。一方で、一年かけて、ゆっくり綿織物ができてくるスローライフな要素を気に入った人もいた。

●「光るきのこ」
(紹介文5つ、平均★数は3.0)
 光るキノコの画像はとても綺麗だけど、それだけ。というのが、ほぼ全員のコメント。星空と光る生きもののセットというアイデアも評判が良かった。が、ストーリーがない、結局日本に光るキノコが何種いるのか載ってない、身近にも光るキノコがあるかのように書いてあるけど詳細の説明がない。と、画像以外に不満が多かった。

●「自宅で湿地帯ビオトープ!」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 ビオトープといえば、どっかから持ってきた生き物を放して、外来生物問題を引き起こさないかが気になる。外来生物問題をいかに回避して、ビオトープの生きものを楽しみつつ、地域の生物多様性保全に多少なりとも貢献しよう。という視点が、全編貫かれていると評価が高かった。特に一人が熱く語りまくり。序章は、生物多様性保全に関わる人、学生、公務員全員に読ませるべき、と主張した。

●「生きもの「なんで?」行動ノート」
(紹介文5つ、平均★数は3.2)
 絵もいいし、絵を使った紹介は判りやすいし、紹介されている個々の論文はとても興味深い。と評判はいい。ただ、連載ならいいけど、まとめて本にする意義には疑問が呈された。個々のトピックを楽しむってことかなぁ、って結論。

●地理学者、発見と出会いを求めて世界を行く!」
(紹介文3つ、平均★数は2.7)
 30年前から調査をしてきたのが、今となっては評価されてる。続けるのは素晴らしい。ただ、過去のデータが示されず、前半はただの紀行文という評価。紀行文として読むのは、当時のバックパッカーの様子が垣間見えて面白い。でも、自然史本じゃないよね、っていう点では一致。当時のザンジバルに言ってみたかったなぁ、とみんなで言い合う。

●「DEEP LIFE 海底下生命圏」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 テーマはワクワクするけど、分析の説明などがとても専門的で難しい。という点で一致。地学系ビッグサイエンスの慣習は、生物系には物珍しかった様子。結局、地下にいる生物の生態も進化も判っていない。暮らしているというより、取り込まれてかろうじて生き残ってるだけなら、生物圏と言っていいのかなぁ、という感想も。
●2023年10月26日 小バエ疑惑
元は絶ったはずなのに、研究室に小バエが多い。あれだろうか? 【追記】
27日、総務課の事務室でも小バエが多いとクレームをいただく。しかし、研究室から離れた事務室まで飛ぶだろうか? だとしたら、他の研究室からもっとクレームが出てるはずでは? と反論したら、廃棄した冷蔵庫がソースに違いないと言われる。悔しいので廃棄した冷蔵庫がまだ持って行かれずに置いてある場所を見にいく。そこに小バエは飛んでない。どういうこと?
●2023年10月25日 多奈川小島ウミガメ回収記
午前10時に博物館を出発。途中、道の駅でお昼ご飯を買って、現地到着は午前11時45分。アカウミガメの死体情報を教えてくださった方が、現場で待っていてくださった。
●2023年10月24日 ホネホネサミットの歴史 補足
ホネホネ☆発表会で、団長によるホネホネサミットの歴史の話を聞いた。大筋で異論はないが、補足したくて仕方がない。で、ここでひっそり補足しておく。
●2023年10月23日 ホネホネサミット2023 個人的お気に入りのホネ ベスト10
コマッコウ:頭骨もいいけど、なんといっても下顎骨の歯の並び
セイウチ:牙しかしらなかったけど、口の中が面白い。おちょぼ口だし。
アカボウクジラ:それも雌の下顎の先端。あの針のようなものが飛びだした2本の切歯。
鯛の鯛:149種もの同じ部位が並んでるだけで圧巻だけど、とくにお気に入りは■。
バショウカジキ:幼魚の全身骨格 そして順位が決められず
グリーンイグアナ:再生尾が!
ハグルマカシパン
セイウチ<再掲>:今度は陰茎骨
カンムリサケビドリ:爪のある手羽先
オサガメ:とくに肋骨の並び。
●2023年10月22日 ホネホネサミット2023終了
とりあえずホッとした。腹減った。眠い。
●2023年10月21日 ホネホネサミット2023初日
いよいよホネホネサミット初日。朝は午前7時に出勤。眠い。
●2023年10月20日 ほねほねサミット2023前夜
いよいよ明日から2日間。ホネホネサミット。
●2023年10月19日 ホネホネサミットの会場設営完了

今日、ウィンドウケース内のひな壇を配って、ようやく会場設営が完了した。ことにしておこう。今日から出展者によるブース設営が本格化しはじめたから、ギリギリ間に合った。というか、ギリギリ間に合ってないというか。
どっちみち、これからいろいろ微調整。今後はないかもだけど、とりあえず設営のプロセスを記録しておく。

会場は、先月の最終週末まで恐竜の特別展を開催していた。閉幕後、撤収が終わって、会場に清掃が入ったのが、10月11日。
ということで、会場設営のスタートは、10月12日。出展者は42団体・個人だけと、こじんまりしたイベントなので、きっと一人で設営できるに違いない。

10月12日
まずは、1時間ほどかかって、可動壁を動かして仮置き、周囲のブースについて、なわばりを養生テープで決める。2個1にして、間を適当に1.5mに決めたら、偶然うまく決まった。熟練だなぁ。
しかし、可動壁の位置どりが難しい。いかに通路を確保するか、とりあえず、一晩頭を冷やして明日確定することにした。

10月13日
午前中、可動壁固定して、ブースの枠取りが完了。どうしても通路が広いところと狭いところが出る。というか、むしろ通路幅を広い所と狭い所を作って、メインルートを確保することにした。狭いところの通路は、もうふさがれても良いって感じ。出展者のみなさま、片側の通路はなんとか確保してください。
午後は機材運び。最初に平面ケース3台。それから長机。数を数えて、机は4往復で運べる。と思ったら、集計間違えていた。その上、最初の2往復で運んだ細身の机はいいけど、幅のある机が重くて。一人でできる宣言したのを後悔した。結局6往復。無理して運んで、積んだのが崩れてしまい、1つ机が壊れ気味で、床に凹みが…。
まだ椅子とか運ばなきゃだけど、もうブースの形はできた。設営可能。

10月18日
週末はさんで、会場設営は完了したような気分だったけど、まだいろいろ運ばなきゃだった。明日から複数の団体の搬入が始まるので少し焦り気味。
とりあえず、午後から椅子運び。丸椅子は、ニーズが少ないから簡単。足先がとれないタイプを選んで、休憩室にする実習室とかから間引いてくれば足りる。
ニーズの高いパイプ椅子はかなり面倒。集会室と講堂裏から引っ張り出したが、数が足りない。探し回ったら、展示室のトイレ裏に隠れていた。あとから旧1収にもいくつかあるのを発見。これで、イベントスペース分も足りる。
続いて、縁台4台を運ぶ。階段下の倉庫から引っ張り出す。1台ストッパーがかからないと思ったら、間違った組立方をされていた。ネジを外して、付け直したらOK。
ここまでで、気力か体力かが失せてきて、もう明日でいいかなぁ、となって終了。

10月19日
遠方一番乗りの愛知県からの出展者さんがブース設営している横で、ウィンドウケースのひな壇を配って、おおよその展示内容にそったイメージで並べて見た。あとは展示作りながら微調整。
萌蔵がイベントスペースにスピーカーを設置。
トリ先生が会場周りの掲示物を整えていた。会場設営最後の仕上げは、明日の閉館後。
●2023年10月18日 イワツバメのねぐら

たいてい巣で寝てるんだろう。と思っていたけど、そう単純でもなさそう。それでいて、やっぱりたいてい巣で寝てるみたい。だとしたら越冬イワツバメがどういう存在なのかも限定されてくる。原稿書こうと思いたって、調べてみたら、想像以上に面白かった。

●西教生(2008)イワツバメの標識調査.日本鳥類標識協会誌20:59-67.
は、山梨県で、繁殖期から10月中旬まで調査。冬に調べた訳ではなさそうなので断定できないが、ここでは越冬していない様子。ねぐらに関わる記述を引っ張り出すと
「繁殖期の親鳥は基本的には雛と友に巣で就塒している」
「巣で雛と就塒していない親鳥も観察された」
「巣立ち後の雛は巣に戻らないと考えられたが、それらがどこで就塒しているのかは明らかにできなかった」
「10月中旬までは付近で飛翔するイワツバメが観察されるが、8月下旬以降、巣は就塒に使われない」
→営巣中は、成鳥もヒナも基本的には巣で寝る。が、一部の成鳥は巣以外でも寝る(巣の近所かな?)。そして、巣立ったヒナは巣で寝ないし、営巣を終えた成鳥も巣で寝ていない。

●武下雅文(1990)越冬イワツバメの標識調査.日本鳥類標識協会誌5:45.
は福岡県で、2月〜3月に調査した他、繁殖期終わりの情報も持ってるらしい。越冬が普通の様子。ねぐらに関わる記述は、
「越冬群は繁殖期に利用された旧巣を塒とし、2羽が巣内に入る」
→繁殖後、そのままずっと巣で寝続けるのかは判らないが、2月〜3月には営巣した巣で寝てるらしい(この調査では標識している)。さらに巣に入るのが2羽ってことは、巣立ったヒナは巣に戻っていない。

●長尾圭祐・福永郁美・上野愛美(2009)熊本市におけるイワツバメの生活史.熊本野生生物研究会誌5:21-30.
は熊本県で、7月〜10月頃まで調査。ねぐらに注目した記述はないが、巣で寝るのを当然としている様子。
で、繁殖期が終わると、イワツバメはいったんいなくなり、10月に再び戻ってきて、そのまま冬を過ごして、繁殖期に突入するらしい。こうなると、越冬してるというより、繁殖後一時的に姿を消しはするが、基本的には留鳥。モズやヒヨドリの動きに近い。換羽地に短距離移動してると考えるのが普通。

それじゃあ、関西で見られる越冬イワツバメは、何者で、どこで寝てるのか?
九州と同じなら、
1:関西のイワツバメは「夏鳥、一部留鳥」で、繁殖が終わったら、一旦姿を消しても、10月頃に戻ってくる。塒は、繁殖地の巣
でも、もしかしたら、
2:繁殖した個体とは別のが北から渡ってきたりして、冬も滞在。その場合の塒は、他の個体の巣か、巣以外のどこか。

1の可能性が高そうな気がする。営巣地が増えるのと、越冬イワツバメが増えるのが、ほぼ同時進行したこととも付合する。
でも、巣立った幼鳥はどこで寝てる問題、渡りの途中の個体や渡った先でどこで寝てるか問題は残る。
●2023年10月17日 レッドリストの改訂 分科会メンバーを考えてみた

地元のレッドリストの改訂が動き出しそうな気配。どのくらい予算があるのか、何年計画なのかとても心許ないけど、改訂はしたいんだろう。ここは毎回それ。充分な予算がないから、充分な調査ができず、毎回不満の残る結果になる。次は改善したいね、といって終わるも、次の時には担当が変わるから、同じ事が起きる。ということを今後も10数年ごとに繰り返すのだろう。
すでに専門家が情報をいっぱい持ってるから、それをちょちょいと集約すれば、簡単に改訂できる。って聞いてる、てな発現をされると、なんだかなぁと思う。
考え違いは修正してもらわないとだけど、ともあれ関わらない訳にはいかない。例によって、鳥類、哺乳類、爬虫類、両生類は担当することになるだろう。前回の分科会メンバーを見ながら、今回のメンバーを勝手に考えてみた。

哺乳類:KNS研究所のKさんにお願いするのは確定。あとは北に強いOSH協会の方にも加わってもらう感じだろうか。

鳥類:猛禽類について全面的に頼っていたKさんには、もうお願いできない。代わりにサシバな誰かにお願いするのがいいかも。あとは南に強い研究部長に入ってもらえば、大幅若返り。野鳥の会の研究部からもう1人お願いした方がいいかなぁ。でも5人になるとちょっと多すぎ。

爬虫類:ものすごく頼りになるAさんがいる。彼が一人で決めてくれて全然異存はない。世代交代のために、うちの若手も投入したい。もう数合わせに京大から呼ばんでもいいだろう。

両生類:前回の2人に、これまた両生類もすごく頼りになるAさんに加わってもらえば、完璧。あとはまたもや世代交代のために、うちの若手も投入したい。

地元は、自然史博物館もあるし、大学も自然史系があって、研究所まである。それなりに人材豊富で、今回も前回と同じくらいに委員は集められそう。なんなら世代交代すらできそう。
他の都道府県では、委員の高齢化が問題になっていて、10年後に委員が揃うか懸念されている分野も少なくないのに比べたら、かなり人材は厚い。でも、20年後になると、のほほんとしてたらヤバイかも。
若手の育成は常に考慮しておく必要がありそう。
●2023年10月15日 羽根ペンづくり

午前中は羽根を拾って、午後は羽根ペンづくり。という行事。夜半の雨で、羽根を拾えるか心配したけど、意外と拾える。濡れてない羽根もけっこう落ちてるから、雨が上がってからも羽根がどんどん落ちてるんだな。
拾った羽根は、羽根ペン的にメインのカラス以外に、ドバト、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメってところ。ぜんぜん珍しいのは拾えなかったので、羽根拾い行事だったら不満だけど、後から羽根ペンがあるから大丈夫。

で、午後は羽根ペン作り。午前中に拾った羽根の他にも、家から持ってきた羽根もあるし、事前の行事で集めておいたカラスの羽根も大量にある。
羽根ペンは、軸の先を斜めに切って、あとは墨汁やインクにつけて書いてみるだけ。なのだけど奥が深い。ペン先の形次第で全然違う。なにが違うといって、書き味に始まり、字の太さ、インクがぼたっと落ちるかどうか、長く書けるかどうか。
ちなみに、配られた資料では、羽軸の先を平らに切って、紙ヤスリで斜めに尖らせて、ピンセットで軸の中のゴミを取り除くとある。なんでこんな面倒なやり方を推奨するのか判らない。最初から斜めにハサミで切った方が上手くいくし、ペン先の形を整えるのも、ハサミやカッターの方が上手くいく。切れ味のいいハサミを揃えられないからだろうか? 持ち物にハサミ入れるだけなのに。子どもは、紙ヤスリでペン先をどんどんつぶしていた。それはそれで楽しいのかもしれんが。

で、今日は、味のある字をたくさん見た。最後に「みつを」と書きたくなるような。今日は、むしろ味のない字がかけると嬉しい。
何度もペン先を工夫して作ってみたが、一番最初に適当に斜めに切ったのが一番出来が良かった。工夫して、うまくいかないとは…。

見てまわると、細い字を長く書けるペンを作ってる人が数人いた。斜めに切っただけの様子。
多くの人はカラスペンを作っていたが、中には、スズメペンを作っている人もいた。ちゃんと書けるが、長くは書けない。買ってきたクジャクの尾の羽根でペンを作ろうとしてる人もいた。フクロウペンとかミサゴペンとか、コレクション的によさげな羽根でペンを作っている人もいて、思わず勿体ナーと言ってしまった。
●2023年10月14日 奈良市ムクドリ電線ねぐらツアー
新大宮駅前の電線ねぐらを見た後、生駒駅の電線ねぐらも見せてもらった。奈良のムクドリは、ねぐらにしていた木が切られると、近くの電線に、ねぐらを移すらしい。大阪では、あまり聞かない。
●2023年10月12日 新大宮駅前のムクドリの集団ねぐら

とても有名な集団ねぐら。初めて見に行った。
●2023年10月10日 壊れた冷蔵庫の片付け2台目

午後1時から、壊れた冷蔵庫の片付け、今期2回目。 大事な物は出てこなかったけど、データのついた鳥数羽、ヒミズ、コウモリは回収。骨格標本にする。
●2023年10月9日 今日は哺乳類の死体を撮影

今日はなにわホネホネ団の哺乳類を処理する日。また死体の画像をいっぱい撮ってしまった。10月1日からインスタに投稿をはじめたのだけど、投稿できそうな画像はなかなか難しい。
●2023年10月7日 死体を撮影

なにわホネホネ団の活動の時に、鳥や哺乳類の死体やそのパーツを撮影している人のことを不思議に思っていた。あるいは何とも思ってなかった。自分の皮剥きの成果だけでなく、途中経過まで撮影している人もいる。変わってるなぁ、と思っていた。先月の活動日までは。
先月半ばにスマホに換えて、初めてのなにわホネホネ団の活動日。鳥の死体を盛んに撮影している自分がいた。なるほど、そういう気持ちであったか。判るわぁ。
●2023年10月6日 ネコのワクチン接種

今日は休みなのに早起きして、ネコのワクチン接種。このために買ったネコのキャリーバッグに、ネコを入れる。ネコはこのキャリーバッグがお気に入りなので、簡単に入ってくれる。今日、動物病院に連れて行ったら、このキャリーバッグ嫌いになるのかなぁ。
ぶら下げて、外に出ると、にゃあにゃあ鳴いてる。1ヶ月ほど前に最初に連れて行った時と同じ。今回は、バッグを肩に掛けて、自転車で動物病院へ。
とりあえず、今日は予防接種。できればマイクロチップも入れよう。もしかして予約がいるのかな、と思って数日前に電話してみたけど、いきなり来て大丈夫と言われた。それでも、ちょっと緊張する。1ヶ月ほど前に、ネコと一緒に行った動物病院だけど、その時は別の人の診察券だった。この少しややこしい状況をいかに説明するか、頭の中で予行演習しながら動物病院へ。

入ったらすぐに声を掛けてもらえて一安心。初めてですか?と訊ねてくれたので、予行演習通りおおむね話す。今日はとりあえず予防接種を受けたい、で、できればICチップを入れたい。あっ、と思ったらマイクロチップですね。とさりげなく訂正される。
ネコの名前を訊ねられ、前のカルテに書かれる。新しい診察券も作ってもらう。そのままイヌを見ながら待って、診察室へ。食が細いかと思っていたけど、ノミもおらず、健康そう。体重もほぼ2倍になってグー。といった感じ。
ただ、マイクロチップは、太い針なので、避妊手術で麻酔してる時に入れてはどうかと言われた。聞けば、避妊手術は生まれて半年ほどでできるので、来年1月くらい。まあ、それでいいかな。
ということで、今日は予防注射だけ。診察台でかなりびびってたけど、チュールをもらうと、びびったまま夢中で食べていて。その間に一瞬で注射は済んだ。1ヶ月後にもう一度予防注射らしい。

バッグに入っての帰りは、またニャーニャー鳴いてた。
でも、家についたら、すぐに元通り。キャリーバッグにも平気で入っていた。運ばれるのは嫌だけど、動物病院はさほど嫌ではないのかも。
●2023年10月5日 ホネホネサミットまで約2週間

そろそろ怒濤の作業の山からの、ホネサミ本番。かと思ったが、割とゆったりと前日を迎えて、そこから怒濤の3日間。というのがありそうな気配。

会場は、前の恐竜展の撤収は終わってるが、清掃が終わってない。なので、会場設営はまだできない。来週後半から頑張る。
出展者の搬入出の申請や、出展者向け企画の申込みは、明日が締め切り。とはいえ、7割くらいそろったので、チェックして入力。明日の締め切り過ぎたら、すぐに催促する準備。ほぼそろったら、集計して体制がため。定員がある企画は、落選のお知らせとかもしなくちゃ。ってゆうか、すでに定員超えてる。とりあえず身内には落選のお知らせ。
なぜか今回は、ホネサミ本番の後も標本士を迎えての後夜祭企画がある。その申込み者を整理して、標本士とそのマネージャーと返信の相談。

もう決める事は多くなく、それでも決める事はあるけど、経験のある範囲で判断していくだけ。けっこうまだ余裕がある。来週から力仕事。そして、さぼってる細かい手配。
そして、搬入ピークの本番前日を迎えることになる。できる準備はそれまでに済ませておきたい。
今週はまだのんびりでいいかぁ。
●2023年10月3日 子ネコのおかげで部屋が片付く

もっと高い所に上がれるようになる前に、高い所も片付けておかないと。
●2023年10月2日 スマホ歴3週間

ガラケーをスマホにかえて、今日で3週間。徐々に進歩してる。徐々にしか進歩してない。そして、まだ出来ることが少ない。

最初の1週間は、出だしはちょこちょこ設定するだけ。そして新潟の鳥学会大会へ。SNS書き込んだり、撮影したりはできるようになった。
LINEの友だちは少しできただけ。2つのLINEグループに入れてもらえた。
旅の思い出に、食事の画像を撮影する気持ちが少し分かった。いけず石の調査にも参加できた。画像を撮影して、場所を報告するだけ。が、画像に位置情報を付ける方法に気付いていなかった。あと、ことあるごとに撮影する、という発想がまだない。
なにをすればギガを消費するのかよく判らない。初めての金沢で、自分の位置をトラックしながら、グーグルマップで楽しく歩いていたら、めっちゃギガをくった。なんてこった。そして、今月は前の契約の残りギガしかないらしい。なんてこった。

2周目。金沢から帰ってきてから、ようやく画像に位置情報を付ける方法に気付いた。行事下見でも楽しく撮影。位置を記録したいときに撮影すればいいから、とても便利。ため池調査、標識調査見学、行事下見。どこででも撮影していまう。でも、まだ画像のバックアップの仕方は判らない。
撮影するのと、SNSに書き込む以外はあまりすることがない。メモにネコの記録とか書き込む程度。LINEにはあこがれてたが、友だち少ないので、あまり楽しくない。というか誰ともやり取りがない。
ギガを無駄にくわないように、いろいろ設定をいじってみる。いまひとつ判らん。

3周目。画像をいかにバックアップするかが判った。iCloudに保存すればいいんだ。ということで、ギガが復活した10月1日に、これまでに画像をすべてiCloudにアップしてみた。なんと通信に1GBもかかってしまった。月初めなのに…。WIFI経由ならギガ消費しないとは知らなかった。そして、iCloudの容量が目に見えて埋まってる。このままじゃ、すぐ溢れるやん! となると、なんとかしてパソコンにバックアップしたい。
なんかコードをつなげばいいんだろう。と探してもiPhoneからタイプCというコードが見当たらない。ようやく借りて試しにバックアップ。そうかこのコードさえあればいいんだ。100均ショップにあるというので買ってきてつなぐも、つながらず。よく見ると、充電専用とあった。で、接続できるコードを、今晩買った。
気軽に画像を撮影できるようになったので、10月1日からインスタデビュー。

【追記】
10月3日、ようやく画像すべてのバックアップがとれた。結局、iCloud使うのではなく、WIFI経由でもなく、iPhoneをiMacにコードでつなぐのが一番簡単で、お金もかからない。

【追記】
iPhotoにバックアップして、それを今までの画像フォルダにもバックアップした。日付けがコピーした日になるのは仕方がない。が、位置情報を連れて行ってないことに後から気付いた。位置情報を公表にしとかなあかんとは。ということで、バックアップやり直し。
●2023年10月1日 中高生と魚採り

天気予報がコロコロ変わり。雨が降ったり止んだり。いろいろ心配したけど、楽しかった。
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