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フジツボ班写真 淀川河口から淀川大堰までの約10kmの範囲で、水辺の生物を観察・記録し、標本に残します。名前はフジツボ班ですが、海藻、貝、ゴカイ、フジツボ、エビ、カニ、魚など汽水域の生物全般を対象としています。名前を調べるのがむずかしいヨコエビやゴカイまで、勉強しながら徹底的に調査します。その結果から、海水が淀川の下流域にどのように影響しているか、河口の生態系がどのようになっているか、などを他の河口と比べながら考えます。
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スジアオノリ

細長く伸び、途中で細かく枝状に分岐する。汽水域のアオノリで食用にされる種。
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アオノリ類

比較的幅が広く分岐しないアオノリ。
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ヒメアオノリ類

満潮線付近にマットを形成する糸状の緑藻。



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イシマキガイ

殻径約1cmのヘルメット形の巻貝。流水中の石の上に生息。石の上に白い卵のカプセルを産み付ける。



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マルウズラタマキビ

殻高1cm前後。満潮線付近の護岸や岩上に生息。乾いたところでも平気。
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タマキビガイ

5mm前後の小形の巻貝。マルウズラタマキビと同様の環境に生息。海岸にも普通に見られる。

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カワザンショウ類

3mmほどの小形の巻貝。ヨシ原や干潟などの常に湿っている場所に生息。



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コウロエンカワヒバリガイ

殻長1.5cmほどの細長い二枚貝。転石などに密集して付着する。南半球原産の移入種。



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マガキ

食用にする牡蠣。片方の殻で護岸や岩に固着する。   



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ヤマトシジミ

もっぱら汽水域に生息するシジミが本種。砂泥中に浅く潜っている。 写真写真
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イガイダマシ

殻長1cm程度。転石上に付着する。アメリカ原産の移入種。



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オイワケゴカイ

体長1cmほどの目立たないゴカイ。

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アシナガゴカイ

伸びると10cm以上になる。汚濁に強いとされている内湾性のゴカイ。
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カワゴカイ属

体長5cm程度。河口域を代表するゴカイ。ヤマトカワゴカイとヒメヤマトカワゴカイが知られているが見分けるのがむずかしい。
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カニヤドリカンザシゴカイ

石灰質を分泌して長さ2cm程の棲管を造り、その中に隠れている。



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タテジマフジツボ

殻径1cm程度。水際のやや高いところに付着する。内湾に分布。
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ドロフジツボ

殻径1cm程度。水際の低いところに付着する。河口域に分布。



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アメリカフジツボ

殻径1cm程度。北米大陸からの移入種。河口域に分布。

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ヨーロッパフジツボ

殻径5mm程度。ヨーロッパからの移入種。内湾〜河口域に分布。
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ヒゲツノメリタヨコエビ

体長約5mm。転石下に隠れすむ。
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ヒメハマトビムシ

体長約1cm。満潮線より高いところに生息。

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ニホンドロクダムシ

体長約5mm。砂泥に穴を掘って隠れている。
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オオサカドロソコエビ

体長約5mm。転石下に生息。
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トンダガワイソコツブムシ

体長約5mm。転石下に生息。




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ユビナガスジエビ

体長3cm程度の小形のエビ。汽水域でよく見つかる。
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タカノケフサイソガニ

殻幅3cm程度。河口域に分布。水中生活を営み潮が引いている間は転石下などに隠れている。オスの鉗(はさみ)には柔毛の束がある。ケフサイソガニと比べると鉗の外側の毛の束の範囲が大きく、鉗の外側に現れる斑点は細かい。 写真
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ケフサイソガニ

殻幅3cm程度。河口域に分布しタカノケフサイソガニと同じような場所に生息する。やはりオスの鉗(はさみ)には柔毛の束があるが、タカノケフサイソガニと比べると鉗の外側の毛の束の範囲は小さく、鉗の外側に現れる斑点は大きい。

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モクズガニ

殻幅5cm以上になる。海で生まれて川を上り、淡水域で生活する。河口域では上っていく若い個体や下ってきた成熟個体が見られる。


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クロベンケイガニ

殻幅3cm程度。歩脚の毛が目立つ。ヨシ原の中に巣穴を造る。
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アシハラガニ

殻幅3cm程度。汽水域の広い範囲に生息し、穴を掘ってすむ。

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ハクセンシオマネキ

殻幅1.5cm程度。オスは片方のハサミが胴体と同じほど大きくなる。砂地に穴を掘って隠れる。