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<<1ページ目へ ■第4回採水に向けて:採水時の注意 これまで3回の採水を終えて多かった質問・間違い・注意事項を紹介します.マニュアルとニュースレターNo.1,2もあわせて読んで下さい. ■サンプル番号はできるだけ通し番号を付けてください 今回も試料の通し番号を付けています.5桁の試料番号で,第2回目だから頭が2,次の1000・100の位が川の番号(ニュースレターNo.1参照),10・1の位が各地点番号になっています. 次回は10000の位が4からはじまるサンプル番号になります.こちおらの整理の都合上,できるだけこの番号を試料に付けていただくようお願いします. 分からない場合は,最初の通り,日付・名前・番号でかまいません. ■調査キットの不足や破損は遠慮なく申し出てください 第4回採水を前に消耗品の量を必ず確認してください.採水期間が始まってから,足りないと申し出てこられる方が少なからずおられます.私(中条)自身も期間中に採水に出かけていたりして,不在の場合もあります.連絡を受けてから消耗品をお送りしても,2-3日はかかります.必ず事前に消耗品の残り量を確認してください. すでに不足を聞いている方の分は8月上旬に送付いたしますのでしばらくお待ち下さい. ■採水は100ml ちゃんと採る! 採水はちゃんと100ml 採ってください.量が少なければ分析できない項目があります.50ml の注射器なら2回,20ml の注射器なら5回,フィルターを変えて,ちゃんと濾して採水してください.8月の採水では,これまで50ml の注射器で濾せていたのが,ダメになったりするかもしれませんが,ちゃんと100ml 採りましょう. ■8月後半の自然史博物館は行事がたくさんありますので・・・ 8/24(日)は標本同定会が行われ,8/29(金)-31(日)は第四紀学会が自然史博物館で開催されます.特に,採水期間の最終日の24日の同定会は多くの来館者で混乱が予想されます.館員も行事にかかりっきりで手薄です.水の受け取りなどは可能ですが,消耗品の受け渡しなどはできないかもしれませんのでご了承下さい. しかし,標本同定会の日に大和川水系で採集した昆虫などを同定希望される方は大歓迎ですので,ぜひお持ち下さい. ■大和川水系調査グループ情報 ● 大和川水系調査:他の班からのお願い 【貝班】担当:石井久夫(第四紀研究室,ishiihi@omnh.jp) ● 大和川水系にいる貝の標本募集! 川,用水路,田んぼなどにいる貝を見かけたら捕まえて送ってください. ・地域:川に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・送り方:水は抜いて容器に入れて蓋をして送る.殻が割れないようにクッションも. 【サワガニ・モクズガニ班】担当:山西(動物研究室,yamaryo@omnh.jp) ● 大和川水系に分布するサワガニ・モクズガニ情報・標本募集! サワガニ・モクズガニをはじめ甲殻類の情報・標本を募集しています. ・地域:大和川水系全般 ・送り方:生きたまま容器に入れ(水は抜く),逃げないようにしっかり蓋をして送る 【哺乳類班】担当:和田(動物研究室,wadat@omnh.jp) ● カヤネズミの巣情報募集! カヤネズミの巣を見つけたら観察情報をください. ・地域:河川敷に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・報告項目:観察日,観察場所(できるだけ詳しく),観察者名,種名,巣の状態等 タヌキ,ヌートリア,アライグマなど.糞や足跡情報もOK. ・地域:大和川水系の河川敷周辺 ・報告項目:観察日,観察場所(できるだけ詳しく),観察者名,種名,観察内容 【両生爬虫類班】担当:和田(動物研究室,wadat@omnh.jp) ● 両生爬虫類の標本募集! とにかく捕まえて送って下さい. ・地域:河川敷に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・送り方:生きたまま容器に入れて,逃げないようにしっかり蓋をして送る ● 両生爬虫類の観察情報募集! 基本的に,両生爬虫類は標本を集めます.カジカガエルの声,モリアオガエルの卵塊,カメ類については,観察情報も集めます. ・地域:河川敷に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・報告項目:観察日,観察場所(できるだけ詳しく),観察者名,種名,観察内容 【鳥類班】担当:和田(動物研究室,wadat@omnh.jp) ● 鳥の繁殖と集団ねぐらの観察情報募集! 繁殖や集団ねぐらに関する観察情報を集めます.とくに奈良盆地の情報を歓迎します. ・地域:河川敷に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・報告項目:観察日,観察場所(できるだけ詳しく),観察者名,種名,観察内容 【水生昆虫班】担当:金沢(昆虫研究室,kana@omnh.jp) ● 水生昆虫などの標本あるいは採集データ募集! トビケラ,カゲロウ,カワゲラ,ハチなどを採集して,標本をつくって,標本を博物館に寄贈するか,採集データをメールで送って下さい.メッシュコードを忘れずに. ・地域:河川敷に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・送り方:標本は来館時に持参して下さい.データはメールかフロッピーでお願いします. 【トンボ・水生カメムシ班】担当:金沢(昆虫研究室,kana@omnh.jp) ● トンボ・水生カメムシなどの標本あるいは採集データ募集! トンボ,水生カメムシ,ミズメイガ,チョウなどを採集して,標本をつくって,標本を博物館に寄贈するか,採集データをメールで送って下さい.メッシュコードを忘れずに. ・地域:河川敷に限らず,奈良盆地をはじめとする集水域全域 ・送り方:標本は来館時に持参して下さい.データはメールかフロッピーでお願いします. ■博物館・友の会行事もチェック! 今年から大和川にちなんだ行事を,博物館および博物館友の会では多く企画しています.調査に参加するまではちょっと,という方も気楽に行事に申し込み・参加してください.大和川周辺の自然をいろいろ知ることが出来るでしょう.タイトルには大和川・・と銘打っていないものもあります. 10月では以下の行事が行われます.詳しくは博物館ホームページ,Nature Studyなどをご覧下さい.申込みが必要な行事は必ず別途申し込みをしてください. ・10月5日(日) 地域自然誌シリーズ「初瀬」(申し込み要) 大和川の上流(初瀬川)周辺に広がる暖帯林や棚田の広がる里山の自然を観察します. ・10月19日(日) 友の会月例ハイキング「飛鳥」(予定)(申し込み不要) 古代のロマン漂う里山の自然をのんびり歩きながら堪能しましょう.
【編集後記】この6月・7月,野外といえば大和川流域に行って,カブトエビや魚や貝やカエルやヘビなどを採る日々でした.自分の専門分野がさっぱりわからない今日この頃です. (中条) **************************************************************** 大和川水系調査グループ:水質班ニュースレターNo.2 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館 Tel:06-6697-6221 Fax:06-6697-6225 担当:中条武司(第四紀研究室) E-mail:nakajo@omnh.jp **************************************************************** |
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