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本の紹介「屋久島の森のすがた」

「屋久島の森のすがた 「生命の島」の森林生態学」金谷整一・吉丸博志編、文一総合出版、2007年7月、ISBN4-8299-0176-4、2500円+税


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【和田岳 20071018】
●「屋久島の森のすがた」金谷整一・吉丸博志編、文一総合出版

 屋久島の林の研究と保護活動の成果を、多くの関係者が分担執筆した本。屋久スギ、ヤクタネゴヨウ、そして照葉樹林とマングローブ。屋久島の代表的な林が一通り登場する。屋久島の林の過去と現状がよくわかる一冊。著者の多くは研究者で、研究内容を屋久島の林の保全につなげようというスタンスが強く打ち出されている。
 残念ながら、分担執筆だけあって、同じ内容が別の章で何度も繰り返される。著者によっては、軽く書いているのが見え見え。あくまでも屋久島の林の概要を知ることができるにとどまると思った方がいいだろう。

 お薦め度:★★  対象:屋久島の林に少し興味のある人、一度行ってみたいな〜と思っている人

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