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本の紹介「海のかたち ぼくの見たプランクトン」

「海のかたち ぼくの見たプランクトン」吉野雄輔著、福音館書店たくさんのふしぎ2017年10月号、667円+税


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【冨永則子 20171221】【公開用】
●「海のかたち ぼくの見たプランクトン」吉野雄輔著、福音館書店たくさんのふしぎ2017年10月号

 山口県青海島の小さな湾の海面のすぐ下、1メートルから2メートルのところで出会った小さな小さなプランクトン。大きいものでも15センチくらい。ほとんどが数センチ足らずだ。目の前で、ここに居ると指を差されても直ぐには分からないのも当然だろう。それをすべて海中で撮影している。海の中で重力から解放された環境で生きるプランクトンは「海が作った海のかたち」という言葉が素敵。最後のページのキャプションは余計かな?

 お薦め度:★★★★  対象:海に生きる小さな生き物に興味のある人に


【ケンタロウ 20171222】
●「海のかたち ぼくの見たプランクトン」吉野雄輔著、福音館書店たくさんのふしぎ2017年10月号

 この本は、いろんなちいさな海の生きものがのっています。たとえばタルマワシはクラゲとかのゼラチンしつのどうぶつをおそってなかみをたべ、そのなかにはいります。とてもきみょうないきものがいます。

 お薦め度:★★★  対象:海のちいさないきものをしりたい人に


【和田岳 20171219】
●「海のかたち ぼくの見たプランクトン」吉野雄輔著、福音館書店たくさんのふしぎ2017年10月号

 山口県の日本海側にある青海島で撮影された、海に浮かぶ生きものたちの写真集。普通にイメージするプランクトンよりは大きな、数mmから数cm程度の動物たちが次々と登場する。
 出だしはサルパの中に入り込んだタルマワシ。中に入り込んで食べながら暮らすからタルマワシと言うんだ!と初めて気付いた。ミズクラゲに乗ったオオトガリズキンウミノミは、とても格好いい。ハダカゾウクラゲは全身透明で、なるほどゾウのような鼻みたいなのがある。これが貝の仲間とは…。魚もカニもヒトデも、プランクトン時代は思いがけない形をしている。その多くは透明で、一部に色が付いている。まるで光っているようで、それがとても美しい。

 お薦め度:★★★  対象:海の生きものに興味のある人


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