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本の紹介「おしえてフクロウのひみつ」

「おしえてフクロウのひみつ」柴田佳秀文・マツダユカ絵、子どもの未来社、2019年2月、ISBN978-4-86412-153-8、1400円+税

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【ケンタロウ 20190610】【公開用】
●「おしえてフクロウのひみつ」柴田佳秀文・マツダユカ絵、子どもの未来社

 「ミミズクとフクロウのちがいはなに?」などのしつもんに、フクロウのフウタたちが、子どもむけにわかりやすく教えてくれます。チャプターのさし絵がおもしろかたっり、4コマまんがやクイズなどがあったり、図や写真があったり、楽しく読めます。日本のフクロウだけでなく、世界のフクロウのことも載っています。子どもから大人まで楽しく読めるので、ぜひ読んでみてください。

 お薦め度:★★★★  対象:フクロウのことをなんでも知りたい人たちへ
【冨永則子 20190617】
●「おしえてフクロウのひみつ」柴田佳秀文・マツダユカ絵、子どもの未来社

 フクロウって、どこに棲んでるの? 都会から遠く離れた山奥の森深く? いえいえ、案外、私たちの暮らしの近くにいるんです。町中の神社の森など大きな木があるところに棲んでいます。近頃では、“フクロウ・カフェ”などで容易に触ったり、愛玩する場所が増えてきましたが、自然界では、時にはタカやキツネも襲う猛禽です。けっして「カワイイ!」だけの生き物ではありません。見た目だけではなく、いろいろな面からフクロウを知ることでフクロウの本当の姿が分かるでしょう。『トリノトリビア』でも楽しく読んだマツダユカさんの4コマ漫画もあります。

 お薦め度:★★★  対象:子ども向けの読み物ですが大人の方にも。フクロウについて知ってるようで知らないことがいっぱい!
【西本由佳 20190616】
●「おしえてフクロウのひみつ」柴田佳秀文・マツダユカ絵、子どもの未来社

 フクロウカフェや各種グッズの影響か、フクロウはかわいらしいイメージを持たれることも多い。しかし、野生のフクロウにあったことのある人は多くない。この本では野生のフクロウがどんな暮らしをしていて、あの一見愛くるしい姿が、野生動物としてのどういった必要からできてきたのか教えてくれる。イラストや写真が多く、ことばもやさしい。フクロウに興味を持ったときに手に取ってみるのに適している。

 お薦め度:★★★  対象:フクロウの野生の姿を知りたい人
【和田岳 20190620】
●「おしえてフクロウのひみつ」柴田佳秀文・マツダユカ絵、子どもの未来社

 一問一答形式で、フクロウについての35の質問にフクロウが答えるという趣向。フクロウのからだのひみつ、暮らしのひみつ、繁殖のひみつ、日本のフクロウ類、世界のフクロウ類、フクロウ類の伝説。とにかく、フクロウのことをいろいろ知ることができる。
 トラフズクが樹洞よりもむしろ、カラスの古巣を使って営巣するとか。サボテンフクロウがスズメくらいの大きさとか。知らなかった。

 お薦め度:★★★  対象:フクロウのことを知りたい子ども
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