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本の紹介「日本の毒きのこ」

「日本の毒きのこ」長沢栄史監修、学研、2003年10月、ISBN4-05-401882-3、1900円+税


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【田中久美子 20031226】
●「日本の毒きのこ」長沢栄史監修、学研

 これは図鑑だけれど、キノコに興味のある人にはぜひ一読をすすめたい。食べれるキノコのことを書いた本は世の中に数多いが、まずは毒キノコからというのがこの本の特徴だ。キノコ中毒は毎年あとを絶たない。通説などは全くあてにならないのだ。最初に毒キノコの正しい知識を勉強しておけば、中毒事故は未然にふせげるのだ。
 そういう意味でこの本を作ろうという熱意はすばらしい。ただ少しびっくりするのは、普通は食キノコと紹介されているキノコも多く含まれていることだ。少量の毒でも中毒の可能性はあると指摘している。生半可な知識ではいけないのだ。もっと安全に楽しくキノコとつき合いたい。

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