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本の紹介「みずたまりと いきもの」
「みずたまりと いきもの」槐真史文・福井利佐絵、福音館書店かがくのとも2025年8月号、418円+税
【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
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【和田岳 20251219】【公開用】
●「みずたまりと いきもの」槐真史文・福井利佐絵、福音館書店かがくのとも2025年8月号
春から秋、林の中にできる水たまり。そこに次々と鳥や哺乳類がやってくる。ヒヨドリ、カラ類、オオタカ、中型食肉類、イノシシ…。水をのみ、水浴びし、水につかる。最後に、雨が降ったらできる、街の路上の水たまり。スズメがやってきて水浴びして、やがて消えてゆく。林内と路上の水たまりの比較が観察の視点として面白い。
最初は変わった絵柄と思っていたが、切り絵だった。上手に動物の模様を描いている。昆虫をもっと登場させたら、さらに水たまりの多様性が描けたのかもとも思う。
お薦め度:★★★ 対象:水たまりにどんな生き物が来るのかな?と思ったら
【冨永則子 20251218】
●「みずたまりと いきもの」槐真史文・福井利佐絵、福音館書店かがくのとも2025年8月号
春、林の中の小さな崖から染み出した水が流れ始め、地面のへこみに溜まり雨水と一緒になって大きな水たまりができた。そこに、林の中で生きる様々な生き物が現れる。水飲みや水浴びに利用する鳥や獣たち。筆者は、そこに定点カメラを設置する。冬になって水が染み出してこなくなると消えてしまう水たまり。それまでの間、昼夜を問わず、様々な生き物が訪れる。映し出される映像からは生き物たちのドラマが垣間見られる。また、街なかにも水たまりはできるし、それを利用する生き物たちもいる。自分たちの身近にも生き物たちが存在することを伝えたかったのだろうが、いささか唐突な気がした。
イラストは切り絵。細い線が見事に切り出されている。いやぁ〜そこまでしなくても…下絵のデッサンで十分素晴らしい絵になっていると思う。
お薦め度:★★★ 対象:林の中の生き物の暮らしに興味のあるヒトに
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