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本の紹介「恐竜はすごい、鳥はもっとすごい」
「恐竜はすごい、鳥はもっとすごい」佐藤拓己著、光文社新書、2025年1月、ISBN978-4-334-10546-4、1060円+税
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【萩野哲 20260814】
●「恐竜はすごい、鳥はもっとすごい」佐藤拓己著、光文社新書
本書にはいくつかのキーワードがある。ガス交換能:肺胞式と隔壁式。圧倒的に隔壁式の方が効率的と思われるが、酸素濃度がある程度の高いと肺胞式でも他の能力を発揮することにより繁栄する。要は、生物が進化的に獲得した方向性のない形質は、時の地球環境によって大きく運命を左右され、一見、比較した時の体制が劣っていても躍進するチャンスは訪れる。そして、その時代で覇権を握った生物の如何にカッコ良いことか。繰り返し、想像、単純化が多いのが気になるが、その分わかりやすく、PT境界やKT境界(今はK-Pg境界)のような地質時代上の大イベントに翻弄される動物群の栄枯盛衰が鮮明に蘇る。大絶滅は生物にとって大厄災であるが、生物の進化においては大きな躍進のチャンスである。
お薦め度:★★★★ 対象:分類群が持つ体制が地質上のイベントに対し躍進するか没落するか学びたい人
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