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本の紹介「カラスとかしこく付き合う法」

「カラスとかしこく付き合う法」杉田昭栄著、草思社、2002年12月、ISBN4-7942-1171-6、1500円+税


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【寺島久雄 20030412】
●「カラスとかしこく付き合う法」杉田昭栄著、草思社

 カラスは高い知能、適応能力の優れた鳥だと、解剖学者が解明された。昔は太陽とか神とかの使いとして、庶民生活に溶け込んだ人に親しんだ歴史がある。
 ヒトが飽食の時代を創り出した。そのおこぼれでカラスは増殖。その結果害鳥に変身してしまった。
 素晴らしい頭脳の持ち主のカラスと付き合うには、結局ゲーム感覚でこらしめる位の余裕ある人が必要と結論づけている。
 カラスを含む他の動物と共存を図ることを考えることが、人類の繁栄をもたらすと著者は述べている。
 
 お薦め度:★★★  対象:カラスに関心のある人に

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