友の会読書サークルBooks
本の紹介「いきものと熱」
「いきものと熱」きのしたちひろ著、福音館書店たくさんのふしぎ2026年4月号、800円+税
【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
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【里井敬 20260416】【公開用】
●「いきものと熱」きのしたちひろ著、福音館書店たくさんのふしぎ2026年4月号
動物を「体温が高くて安定している動物」と「体温がまわりの温度によって変化する動物」分けているが、そんな単純なものではなかった。「低くて変化する動物」も卵を温める時は体を震わせて体温を高くしたり、体を大きくして変化しにくくします。ウミガメの体温は水温より1〜2℃高く、餌の動物との競争に有利に働きます。マグロは長距離移動できます。しかし、体温のために餌を多く摂るのはデメリットです。それで寒い地方では大型の爬虫類はいないのです。「高くて安定している動物」も寒い時は冬眠してエネルギーの消費を抑えます。オウサマペンギンは酸素の消費を抑えて長く潜れるように、潜水中に体温を10℃下げます。植物も体温調節しているそうです。
少しの熱も大きな違いになるので、急激な地球環境の変化によりいきものは どうなるのでしょう。
お薦め度:★★★★ 対象:いきものの体温の不思議を知りたい人
【西村寿雄 20260413】
●「いきものと熱」きのしたちひろ著、福音館書店たくさんのふしぎ2026年4月号
「体温っておもしろい」と著者は言う。人間などは「生まれてから死ぬまで休むことなく体温を調整し続けています。」ともある、なるほど体温は常に調節されているのだ。ヒトなどはちょうど良い温度になるように体温を調整している。体温は周りの温度に左右される動物もいることは知られている。哺乳類や鳥類は他の動物達より10倍以上の酸素を消費しているという。熱を逃がさない工夫も各動物にはある。植物にも熱がある。ザゼンソウなどまわりの雪を溶かしているのよく見る光景である。地球環境の変化はゆっくりと変わっていくことが大切だと語って終わっている。
お薦め度:★★★ 対象:動物の熱に関心のある子どもから大人
【和田岳 20260416】
●「いきものと熱」きのしたちひろ著、福音館書店たくさんのふしぎ2026年4月号
テーマは生き物の体温。それぞれの生き物が、自分にとっての適温をいかに維持しているか、という問題をさまざまな角度から紹介した一冊。
哺乳類や鳥類の内温性。脂肪や対向流熱交換で熱を逃がさない仕組み。太陽熱で体温を上げる。汗や唾液を蒸発させて体温を下げる。さまざまな方法で体温を調節。
デメリットを避けて、メリットを得るために、抱卵の時だけ高い体温を保つニシキヘビ、マルハナバチ、テグートカゲ。目と脳だけ高い温度を保つ カジキの仲間。体温を一時的に下げてエネルギーを節約する鳥類や哺乳類。花だけ周囲より花の温度を上げる"発熱植物"。
学術用語を避けて、子どもに理解しやすく書こうとしているが、そもそもけっこう難しい内容。なにより大人でも一読では構成を理解できないかも。とても勉強になったけど。
お薦め度:★★★ 対象:変温動物はいつも冷たいと思っている人
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