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酷暑が続く今日この頃ですが,みなさん体調など崩しておられないでしょうか.8月は通常の採水の最終回です.ビシッと締めて採水しましょう.(中条)
◎8月21日(土)〜29日(日):第8回採水 真夏の採水,かつ通常の採水の最終回です.暑いので熱射病などにかからぬよう,注意して野外に出ましょう.事後の集会は特には行いませんので,採集した水と記録カードは機会を見つけて博物館まで持ってきていただくか,郵送していただくようお願いします. ◎8月22日:プロジェクトY・夏の中間発表 生物系も含めた大和川水系の調査,プロジェクトYも2年目に突入しています.この春から夏の調査成果とこれからの調査の展望や問題点を報告します.今回はすべての班ではなく,鳥班,カブトエビ班など限られた班のみの発表です.この調査に参加している人だけでなく,大和川水系の自然に興味のある方ならどなたでも参加できます.水質班は・・・発表するか未定です. 日時:8月22日(日) 午後1時〜3時 会場:自然史博物館 集会室 申込:不要 その他:博物館へは事務所入口(職員通用口)からお入りください. 重要!採水キットはまだ返却しないでください! 詳しくは最終ページの【これからの活動】を読んでください!
■第7回採水フィールドデータ(PDF:29KB) 田植え前から田植えのシーズンに重なり,川の条件が他の時期と大きく変わった時期での採水でした.データもそれを反映しているようです.大和川の水質と農業用水での使用は,特に奈良側で深く関わっているようなデータも出ています(ニュースレターNo.6参照).今までのデータと見比べてみましょう.
■第8回採水に向けて:採水時の注意 これまでの採水を終えて多かった質問・間違い・注意事項を紹介します.マニュアルとこれまでのニュースレターもあわせて読んで下さい. 第8回採水を前に消耗品の量を必ず確認してください.採水期間が始まってから,足りないと申し出てこられる方が少なからずおられます.連絡を受けてから消耗品をお送りしても,最低2-3日はかかります.必ず事前に消耗品の残り量を確認して,早めに博物館までご連絡下さい.必ず事前にご確認を!なお,7月末から8月中旬まで中条は不在ですので,消耗品をお送りするのはお盆以降になりますのでご了解ください. ■サンプル番号はできるだけ通し番号を付けてください 今回も試料の通し番号を付けています.5桁の試料番号で,8回目なら頭が8,次の1000・100の位が川の番号(ニュースレターNo.1参照),10・1の位が各地点番号になっています. 次回は10000の位が8からはじまるサンプル番号になります.できるだけこの番号を試料に付けていただくようお願いします.分からない場合は,最初の通り,日付・名前・番号でかまいません. ■水は100ml ちゃんと採る! 水はちゃんと100ml 採ってください.量が少なければ分析できない項目があります.50ml の注射器なら2回,20ml の注射器なら5回,フィルターを変えて,ちゃんと濾して採水してください. ■採水はあと2回です!! 「採水はいつまでするの?」というご質問をたびたび受けました.事務局で相談して,採水は今年の8月分の採水(第8回採水)まで行う事にしました.つまりちょうど2年分のデータが集まる事になります.今回も含めてあと3回の採水ですので,みなさんのご協力をお願いします.その後は,再来年度予定の特別展に向けて,分析やデータの整理を行います.みんなでできる分析やデータ整理,分析の成果報告などの際にはお声をかけますので,ご参加ください.また,8月以降に水質班としてこんなことをやりたいなどの意見がありましたら,事務局までお寄せください. ■博物館行事などもチェック! 大和川にちなんだ行事を自然史博物館および友の会では多く企画しています.調査ではありませんので気楽に行事に申込参加してください. 9月から10月前半には以下の行事が行われます.詳しくは博物館ホームページ,Nature Studyなどをご覧ください.申込が必要な行事は必ず別途申込をしてください.
大和川は奈良県天理市〜桜井市の山間部から奈良盆地を経て,大阪湾に流れ込みます.大和川源流部から河口までをその流れに沿って歩き,大和川の自然と環境について考えます.今回は奈良県川西町から三郷町までを歩きます.佐保川,寺川,飛鳥川,曽我川,富雄川,竜田川などと合流しつつ,奈良盆地を流れる大和川の変化を観察します.約13kmの行程です. 日時:9月26日(日) 雨天中止 申込締切:9月11日(土)
■大和川付替え300周年記念シンポジウム「日本の川の自然と大和川」 (申込み要) 川と田んぼや用水路など周りの水域には様々ないきものが暮らしています.今年で付替え300周年をむかえた大和川も水質の悪化や周辺水域の開発の中でも,様々ないきものが暮らしています.本シンポジウムでは日本の川やその周りの水域で生活する魚,貝,鳥,昆虫などのいきものの暮らしと現状を紹介し,その中での大和川の自然環境について考えます.申込が必要な講演会ですのでご注意ください. 主催:大阪市建設局,大阪市立自然史博物館 日時:2004年10月10日(日) 午前10時〜午後4時30分 会場:大阪市立自然史博物館 講堂
■巡回パネル展「大和川の歴史と現状」 今年で付替え300年をむかえる大和川の歴史や文化,大和川の現状をパネルで紹介します.また,自然博物館と友の会が行っているプロジェクトY(大和川水系調査)の現在までの調査成果も標本・ポスターなどで紹介します. 期間:10月9日(土)〜10月24日(日) 主催:大和川付替え300周年記念事業実行委員会,大阪市建設局,大阪市立自然史博物館 会場:大阪市立自然史博物館 特別展示室(本館2階)
● 採水キットはまだ返却しないでください! 通常の採水は終わりですが,どうも特別展の時期が諸々の事情で来年より後にずれ込みそうなので,あと1回〜数回違った方法の採水をしようと計画しています. ひとつは,来夏の同じ日・同じ時間にみんなで大和川水系の水を集める,というのを計画中です.そのときの調査方法や詳細については追ってお知らせしますので,採水キットや消耗品の余りは返さないでそのままお持ちください.仕舞いこんでなくさないようにご注意ください.
来冬の成果発表会に向けて,秋から冬にこれまでの大量のデータを整理する会をもうけます.日程などは未定ですが,決まり次第またご連絡しますので,ふるってご参加ください.
【編集後記】この春〜初夏は大和川水系のいろいろな所を歩きました.大和川水系のいいところ,悪いところが見えてきて,これからの調査をどのようにすればいいか,特別展をどのようにすればいいのか頭を悩ます今日この頃です. **************************************************************** 大和川水系調査グループ:水質班ニュースレターNo.7 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館 Tel:06-6697-6221 Fax:06-6697-6225 担当:中条武司(第四紀研究室) E-mail:nakajo@omnh.jp **************************************************************** |
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