■自然史博物館での仕事【2003.5.8更新】

  博物館における学芸員の仕事は,(1)調査研究(2)資料の収集保管(3)普及活動(4)展示,が主だったものとしてあげられます.これらの仕事を学芸員達は分担して博物館を運営しています.自然史博物館において,中条が担当している仕事には以下のようなものがあります.



(1)調査研究
 いわゆる研究活動です.堆積学をメインに研究してますが,成り行き上やや専門外のこともする事もあります.論文執筆や学会発表もこの中に含まれるでしょうか.中条の専門研究分野に関してはこちら


(2)資料の収集保管
 植物や昆虫,地学系でも化石分野と違って,私の担当する資料は非常に少ないです.私の責任で管理しているのは地層のはぎ取り標本です.
 もちろん,野外に出かけたときには,他分野の標本も採集します.特に両生爬虫類は動物研究室のW学芸員の教育(?)が行き届いたのか,よく捕まえるようになりました.


(3)普及活動
 これはいっぱいあるので,代表的なものだけ.これ以外にも普及に関係していると思われる仕事はたくさんあります.

◎野外観察会の案内・引率:博物館の行事,友の会の行事,その他いろいろな行事を引率します.引率のための下見や資料作成なども行います.行事では,専門分野だけでなく分かる範囲のいろいろなことを説明します.もちろん専門分野では詳しく説明させていただきます.
◎普及講演:博物館での自然史講座がほぼ年に一回程度まわってきます.また2002年度から(のみ?),館外での普及講座を行う予定です.この他にも頼まれて人前でしゃべることもしばしば.
◎Nature Study の編集:入った年(1999年)から2002年度まで担当.やっと終わったーと思ったら,友の会編集員のみなさんと毎号2ページ担当することになりました.これはしばらく担当になりそうです.
◎ジュニア自然史クラブの担当:中学生・高校生対象の行事であるジュニア自然史クラブの地学系担当です.ほぼ月1回行事をやっているので,いろいろな場所に行くことになります.地学一般担当という肩書きの他に,生活指導担当という良いのか悪いのかわからない担当をしています.どうも担当学芸員の中では強面だからということで・・・・
◎普及センター・情報センターの担当:窓口に座って来館者からの質問に答えたりします.ささいなことから難しいことまでいろいろ.もちろん専門外の質問は他の専門の学芸員に振ったりするけど,担当の学芸員がいないときはいっしょに調べたりもします.本を売ったりレジを打ったりすることもしばしば.
◎市民からの質問:上の逆で,来館者の質問をふられたり,電話やメールの質問に答えたり.博物館では(第四紀)堆積学担当なのでその質問がきたら答えなければならないのだけれど,堆積学の質問なんてまったくこないので,一般の地学関係の質問をまわされます.もちろん第四紀研究室なので,大阪平野のおいたちや第四紀一般の質問は答えます.地層そのものと地形関係の質問(この両者は意外と多い)は私の専門分野と関連しているので,この質問は私が答えることが多い.生痕化石も専門外だけどよくまわされる(他の地学系の学芸員から).正確には市民じゃないけれど,知り合いの研究者からの堆積学に関する質問も結構多い(しかもこれは難しい!).地学系は生物系に比べて質問は少ないと思うけど,トンデモ質問は結構多い.
 


(4)展示
 来館者の目に一番ふれやすい部分です.けっこう試行錯誤しながら展示は作っています.

◎常設展:2001年にオープンした「花と緑と自然の情報センター」ネイチャースクエアの展示部分の一部を担当.この展示の計画段階ではまだ採用されていなかったので,他の人よりも受け持ち部分はかなり少なかった.
◎特別展:2000年度特別展「干潟の自然」では,干潟のはぎ取り標本や干潟のできかたについての解説などを担当.はじめて展示に関われたということで,うれしかったり満足していない部分もあったりでした.自分に主たる担当がない場合でも,いろいろ分担をして手伝ったり,そうでなくてもオープン直前はみんなで手伝って展示を作ります.なぜか私は食べ物の買い出し担当になっていることが多い(もちろん他の仕事もしますが).自分が主担当の特別展は現時点ではないですが,近々あるという噂・・・・・
◎ホームページの作成:これです.普及か展示かわからないけど,おそらく両者を兼ねてるんでしょうね.この他にも館と友の会の行事案内を担当.こちらはまめに更新しないといけないので,けっこう面倒だし気をつかう.


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