博物館にきた質問

1999年1月2月3月4月5月6月


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1999年6月

1999/6/29
Q.ツバメを調べたい。どんなことをやったらいい?【Tel】
A.家の近所の巣の分布でも調べたらどうですか。
 
(解説:短大生からのレポートの相談です。もう少し考えて、少しは自分でやってみてから質問してくれよな

Q.右の翼に少しケガをしているツバメのヒナを拾いました。草むらで捕ってきた小さいバッタやキャットフードを食べさせています。ところが、右の翼のケガからか、左右の翼の長さが違うのです。短い距離なら何とか飛べるのですが,野生に戻したときが心配です。今後どのような処置をしたらいいでしょうか?【メール】
A.成長の過程で長さが違ってしまった翼を、今さら治療するのは無理だと思います。飛んでいる昆虫が捕獲できる程度に飛べるなら、野生に戻すことを考えればいいと思いますが、うまく飛べないのなら死ぬまで飼ってあげるしかないでしょう。
 
(解説:博物館HPのQ&Aコーナーに質問して欲しい。あちらは鳥の質問が少ないのに…


1999/6/25
Q.モリアオガエルが昼間卵塊に乗っていることはあるか?【Tel】
A.産卵は夜間、昼間卵塊の番をすると言うこともないと思う。でも昼間も卵塊の側にいてることはよくあるので、たまたま卵塊に乗っていることもあると思う。
 
(解説:朝日新聞からの問い合わせです

Q.沖縄県の漫湖で撮影した鳥を同定してほしい。【来館】
A.シロガシラとクロツラヘラサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ。
 
(解説:サンケイ新聞からの依頼です。漫湖がラムサール条約の登録湿地になったから取材に行ったんだそうです

Q.大阪城の掘に住んでいる動物を調べたい。両生爬虫類(ワニを含む)全般に詳しい人を紹介して欲しい【Tel】
A.京都府の木津川のスッポン捕りの専門家でどうでしょうか。
 
(解説:朝日放送の探偵ナイトスクープからの問い合わせです。1999/6/7の時と同じ知り合いのスッポン捕りのうまい人を紹介しました。→放送を見ると、結局、漁師・アセス関係者・カメ捕り名人?などを大量に動員していました)

1999/6/24
Q.アヒルとアイガモが仲良くしているのはなぜ?【Tel】
A.アヒルはマガモを家禽化したもの。アイガモはアヒルとマガモをかけ合わせたもの。アヒルとアイガモは、生物学的には同種で、子もつくれるから。
 
(解説:気象台からの質問です。この答えで納得してくれました

Q.3月の夕方にガンの群が飛んでいるのはおかしくないか?【Tel】
A.別にいいんじゃないですか。
 
(解説:企業のカレンダーのデザインについての助言を求められたかっこうです

1999/6/21
Q.「巣立ちビナ」をそうとは知らずに保護してしまいました。近日中にもといた場所に返した方がいいのでしょうか?もうすこし大きくなってからではなく?そのときに何か気をつけた方が良いことなどありましたら教えていただきたいです。【メール】
A.何という鳥の種でしょうか? 種によって多少対応は違ってくると思います。一般的に言えば、もし元の場所に戻すなら、一刻を争います。親鳥がヒナを見つけてくれなければ、ヒナは餌をもらえずに死んでしまいますから。
 
(解説:最近メールでの質問が増えてきました。それも博物館HPのQ&Aコーナーではなく、直接に

1999/6/19
Q.この鳥は何?【来館】
A.キジバト。
 
(解説:わざわざ来館するほどの質問ではなかったような

1999/6/17
Q.ツバメのヒナを拾った。どうしたらいいか?【Tel】
A.巣に戻してやるのが一番いい。
 
(解説:一度人間が触ったヒナは、親が育てないと思っているようです。そんなことは実際に鳥であるのかな?

Q.家にヤモリが住み着いているが、害はないか?【Tel】
A.咬みつかないし、人間の食料も漁らないし、糞も目立たないし、とくに問題になるような病原菌も持っていないので、害はない。むしろ家の中の虫を食べてくれるので、感謝してもいいくらい。
 
(解説:1999/6/12の人とはえらい違いです)

1999/6/13
Q.仕事中に足元で飛べなくなった鳥を拾いました。とても小さな綺麗なつやの有る緑色で、くちばしが少し長い鳥でした。目の回りがしろかったような。これは何という鳥でしょうか?【メール】
A.おそらくメジロでしょう。メジロはかなり幼く、ろくに飛べない内に巣立ってしまいます。そして親の後を、よたよたとついて回って餌をもらいます。巣立ち直後のヒナは、まだほとんど飛べないので、簡単に捕まえられます。そのため、ちゃんと親に世話をされているヒナが人間に”保護”(実際は誘拐ですが‥)されることがよくあります。身近な鳥では、ヒヨドリやスズメでも似たようなことがよく起きます。今度飛べない幼鳥を見つけたら、拾わずに、親鳥が辺りにいないか確認して下さい。と言っても、人間が近くにいると親鳥はやってこないのですが…。
 
(解説:この季節にありがちなできごとです

1999/6/12
Q.家にヤモリがいる。餌は何を与えたらいいか?【Tel】
A.生きた昆虫などの生物を食べる。生ゴミにハエをわかせるのが、手軽。ミンチなどの肉を、動かして見せたら食いつくかもしれない。
 
(解説:飼ってるんやなくて、飼いたいのでもなくて、勝手に住み着いているけど、家の中に餌があるかどうか心配になったそうです。やさしいねえ

1999/6/11
Q.ダーウィンはガラパゴス諸島で、進化を思い付いたのか?【Tel】
A.生物進化という考え方は、ダーウィン以前からあった。ダーウィンが新たに思いついたと言っていいのは、自然選択という進化の機構。したがって、ダーウィンはガラパゴス諸島で初めて思いついたのではないと思う。
 
(解説:じゃあダーウィンはガラパゴス諸島で自然選択を思いついたのか? と尋ね返されないかと冷や冷やしました

Q.ツバメは何度も繁殖するのか?【Tel】
A.1繁殖期に、2回繁殖するのは珍しくない。3回繁殖することもあるという。
 
(解説:読売新聞からの問い合わせです。何の役に立ったんでしょう?

1999/6/10
Q.カンムリカイツブリの国内での繁殖地はどこか?【メール】
A.環境庁版のレッドデータブック(環境庁(1972)日本の絶滅のおそれのある野生生物)によると。国内では、1972年に青森県の小川原湖沼群の田面木沼と市柳沼で繁殖が確認されたのが最初で、1990年初めの段階で、20-30羽の繁殖集団が維持されている。
 さらに1990年代になると、小川原湖周辺以外のあちこちで繁殖が確認されるようになりました。
【繁殖年 場所 出典の順】
・1990年 大阪府高槻市淀川 ムクドリ通信90号
・1993年 滋賀県草津市下物琵琶湖 Strix Vol.13
・1993年 青森県西津軽郡砂沢の池 Strix Vol.13
・1993年 青森県西津軽郡森田村狄ヶ館ため池 Strix Vol.13
・1993-1995年 青森県北津軽郡金木町嘉瀬清久ため池 Strix Vol.15
・1993-1995年 青森県北津軽郡鶴田町廻堰ため池 Strix Vol.13・Strix Vol.15
・1995年 青森県弘前市三和砂沢ため池 Strix Vol.15
・1996年 三重県桑名市長良川 Strix Vol.16
 大阪での繁殖が確認が発表されているのは、1990年だけですが、1998年にも同じく淀川の中津辺りでヒナを連れているのを見た、という話も人づたえに聞いています。琵琶湖では、1991年に初めて繁殖し、その後も毎年繁殖しています。
 
(解説:1999/6/8の続きです。結局、新聞に載ったようです。この質問は役に立ったのか?)

1999/6/8
Q.琵琶湖で撮影したカンムリカイツブリを同定してほしい【来館】
A.カンムリカイツブリです。
 
(解説:朝日新聞からの問い合わせです。カンムリカイツブリってわかってるなら、なぜ同定がいるんや?

1999/6/7
Q.スッポンを捕りたい。どこに行ったらいい?【Tel】
A.京都府の木津川に、スッポン捕りの専門家がいます。
 
(解説:朝日放送の探偵ナイトスクープからの問い合わせです。1999/5/4のイシガメ捕りがグレードアップしてスッポンになったんだそうな。知り合いのスッポン捕りのうまい人を紹介しました)

1999/6/4
Q.ツバメが寄りつかないようにしたい?【Tel】
A.防鳥ネットでも張ってもらうしかないと思う。
 
(解説:最初はなんでツバメが来ると困るのか分かりませんでしたが、よく聞くと、養蜂家だそうです。ツバメがミツバチを食べに来るので、困ってるとか。そら困るわな

Q.庭でヒヨドリのヒナが孵ったが、1羽ベランダに落ちている。どうしたらいい?【Tel】
A.拾って、巣に入れておいてください。
 
(解説:答えるまでもないと思うけど…

1999年5月

1999/5/28
Q.大阪市内にモリアオガエルはいるか?【Tel】
A.いないと思う。大阪府下で生息が確認されているのは、北摂の山地と金剛山だけ。
 
(解説:サンケイ新聞からの質問です。大阪市内でモリアオガエルらしいカエルが見つかったんかな?

Q.ブタなどの動物から人間への臓器移植には、どんな問題があるか?【Tel】
A.この問題には、ぜんぜん詳しくないが、技術的には人間同士の移植の際に生じる問題とそれほど変わらないと思う。もちろん倫理上の問題はあるが。
 
(解説:一番困るタイプの質問です。ぜんぜん詳しくない、と言いつつ答えてしまう‥


1999/5/26
Q.ムクドリのヒナにやる餌を教えて欲しい?【Tel】
A.すり餌とミールワームとビタミン剤。
 
(解説:建築業者からの質問です。客からムクドリの巣の撤去を求められ、巣にいたヒナを仕方なく保護したようです。良心的と言うべきか?

1999/5/25
Q.大阪市平野区の旭神社の境内に変なカメがいた。何というカメか?【来館】
A.孵ってあまり時間が経っていないワニガメの子ども。
 
(解説:砂場にいたそうです。寄贈していただきました。ひょっとしたら繁殖してるのかも!

Q.大阪城公園で撮影した鳥の名前は?【来館】
A.シマノジコの雄。もし篭抜けでないなら、大阪府で初記録と思う。
 
(解説:朝日新聞からの質問です。翌日の新聞を飾りました。例によって篭抜けかも知れないなどとは、一言もふれずに。新聞に載せたら、多くのバードウォッチャーがどっと押しかけるで、と言ったのですが、実際その通りになったようです

1999/5/21
Q.守口市辺りの淀川左岸で、ウズラ大の青い無斑の卵を拾った。何の卵か?【Tel】
A.大きさと色・模様はヨシゴイに似ているが、実際に見てみないとはっきりしたことは言えない。
 
(解説:実際見てもはっきりしたことは言えないかも知れません。第一、草むらに落ちていたってゆうし…

1999/5/20
Q.トカゲの尾は何度でも切れるのか?【Tel】
A.1度切れて再生した尾には自切するための断面を持っていないので、再生した部分は自切できない、と思う。
 
(解説:ちょっと自信がありません。もし知っている人がいたら教えてください

1999/5/19
Q.南港でカラムクドリが出たが、珍しいか?【Tel】
A.珍しい。大阪では2-3回目の記録だと思う。
 
(解説:サンケイ新聞からの質問です。例によって珍しいかどうかしか興味がないようです)

Q.ニワトリの有精卵を孵すにはどうやったらいいか?【Tel】
A.温度を摂氏37.6度、湿度を50-60%に保って、一日3回程度転卵する(要するにひっくり返す)。このまま21日ほど。孵卵器がなければ、箱などに電球を付け、濡らしたタオルを入れるなどして、この条件を保てるようにする。
 
(解説:自分で卵を孵したいという質問はちょくちょくあります。自作の孵卵器でもけっこう孵るらしいです

1999/5/18
Q.カエルは湿度を感じて雨の前に鳴くのか?【Tel】
A.雨が降れば、あるいは降るような時は、昼間でもよく鳴くが、湿度を感じてのことなのかは、よく知らない。
 
(解説:気象台の人からの質問です。天気予報の時に話す子ネタを仕入れているんでしょう)

Q.ミシシッピーアカミミガメの卵は何日で孵る?孵った子ガメは池に返した方がいいか?【Tel】
A.卵が孵るのは55-65日。ミシシッピーアカミミガメは移入種なので、日本で増えて欲しくありません。孵った子ガメは、池に返さずに、飼ってください。
 
(解説:予定通り、小学生からの質問でした。質問の仕方は先生よりしっかりしてたように思う)

1999/5/16
Q.ハクセキレイとセグロセキレイは留鳥か?【Tel】
A.セグロセキレイは留鳥です。ハクセキレイは、大阪ではかつては冬鳥だったが、1980年代から繁殖する個体が現れた。現在では、ハクセキレイも留鳥と呼んでいいと思う。
 
(解説:ハクセキレイみたいなのを見たけど、ほんとかな、ということで尋ねてきたようです)

Q.ミシシッピーアカミミガメの卵は何日で孵る?孵った子ガメは池に返した方がいいか?【Tel】
A.卵が孵るのは55-65日。ミシシッピーアカミミガメは移入種なので、日本で増えて欲しくありません。孵った子ガメは、池に返さずに、飼ってください。
 
(解説:小学校の先生からの質問です。学校のそばで産卵しているのを見つけたんだそうな。生徒からも改めて同じ質問が来るのでよろしく、と言われた。じゃあ何で先生は質問してきたの?)

1999/5/15
Q.ビルマニシキヘビとインドニシキヘビの違いは?【Tel】
A.インドニシキヘビPython molurusの亜種の一つが、ビルマニシキヘビP. m. bivittatus。通常インドニシキヘビと呼ばれているものは、亜種ビルマニシキヘビらしい。ワシントン条約の付属書Iに乗っているのは、P. m. molurus。
 
(解説:税関がらみの問い合わせです。東南アジアからテナガザルやオランウータンなどを持ち込んだ業者が、ビルマニシキヘビも持っていたんだそうです

1999/5/14
Q.仮剥製はどうやって作る?【Tel】
A.剥製はようするに乾燥した皮です。大雑把に言えば、皮を剥いて胴体を取り出し、足や翼の肉を取り除き、頭まで皮を剥いて、首の骨・肉と脳味噌と目玉を取り除く。後は皮に防腐措置をして、中に綿などを入れて、乾かす。ってところです。
 
(解説:どうも質問の意図がわからなかった

1999/5/5
Q.イタチは遠くから川を渡ってまで、元のすみかに帰ってくるのでしょうか?【Tel】
A.よくわかりません。印を付けて遠くで放して、再び捕まればはっきりしますが…。
 
(解説:2月9日のイタチの質問の後日談でした。天井裏のイタチは罠で捕まえて、川向こうに放したのですが、また最近屋根裏にイタチが帰ってきたと言います。捕獲して放してから3ヶ月近く経つはずやけど、そんなタイミングで帰ってくるものかなあ…)

1999/5/4
Q.イシガメを捕まえたい。いる場所を教えて欲しい。【Tel】
A.わりとどこの池にでもいます。平地でもいるけど、どちらかと言うと丘陵地の方が多いかな。
 
(解説:朝日放送の探偵ナイトスクープからの問い合わせです。あやうく出演させられる所でした。結局、京都大学大学院でカメを研究してる人を紹介しました。喜んで撮影についていきそうです。ロケは2日後。いつものことですが、そんなに急にゆうてくるなよ)

1999/5/1
Q.イヌやネコが自分の尾を追いかけて、ぐるぐるまわる行動を専門用語で何というか?【Tel】
A.少なくとも、生態学や行動学では、特別な専門用語は付けられていないと思います。
 
(解説:なぜか”専門用語”に妙な幻想があるようでした)

1999年4月

1999/4/27
Q.カメを飼っているが、1匹だけではかわいそうなので、仲間のいる池に放したい。問題はないか?【Tel】
A.ミシシッピーアカミミガメなどの外来のカメは絶対に放さないでください。日本にもともといるカメを始め、池の生態系への悪影響が懸念されます。クサガメやイシガメのような日本にもともといるカメであっても、野外で捕まえた個体を捕まえた場所以外で放すのは、人間が自然に余計なことをする点では変わりがないと思います。ずーっと飼っていたのなら、死ぬまで責任を持って飼ってください。
 
(解説:問題があるかも、と思っただけいい方でしょう。他のカメにいじめられないか心配したようですが…)


1999/4/22
Q.マーギュリスの細胞内共生についての資料を教えて欲しい?【Tel】
A.細胞内共生は、単細胞生物や細胞器官の進化の話で常識なので、そういった関係の本にはたいてい載っていると思います。大学図書館で調べればすぐにわかるでしょう。
 
(解説:高校の先生からの質問です。東京の大学に行った教え子から、レポートに必要なので、と問い合わせてきたらしい。高校の先生に問い合わせる奴も奴なら、それをまた博物館に問い合わせてくる教師も教師)

1999/4/15
Q.自宅で”テッペンカケタカ”と鳴く鳥の声を聞いた。何という鳥か?【Tel】
A.ふつうは、ホトトギスが”テッペンカケタカ”と鳴くことになっています。でもホトトギスの渡来には少し時期が早いように思うので、別の鳥のことを言われているのかも知れません。
 
(解説:大阪で渡りの途中のホトトギスの声をよく聞くようになるのは、5月に入ってからやないかなあ)

1999/4/13
Q.長居植物園の小川の所で、3月末に群でいた鳥の名前を知りたい。スズメとハトの間の大きさで、嘴は細長め。【Tel】
A.たぶんヒヨドリ、シロハラ、ツグミのいずれかだと思います。
 
(解説:こんな説明でも推測ができるのは、よく知ってる場所だから)

1999/4/8
Q.大阪市東住吉区矢田の家にスズメみたいだが、頭全体が茶色い鳥が来た。何という鳥か?【来館】
A.その説明だけではわかりません。今度来たら小さくしか写っていなくても構わないので、写真を撮ってみてください。
 
(解説:以前、長居公園でも似たような鳥についての質問がありました。何か妙な鳥がいるのかな?)

Q.スズメは何年生きるか?【来館】
A.平均せいぜい2-3年だと思います。
 
(解説:巣立ちビナを”誘拐”して飼っているようです。個別の鳥の寿命は平均値ではわからない、ってことを理解してくれたかどうか)

1999/4/1
Q.天王寺動物園にカラスが集まっているのは何故か?【Tel】
A.動物の餌のおこぼれを食べに集まってきてるのではないかと思います。
 
(解説:ヒツジを血が出るまでつついていると、えらく怒っておられました)

1999年3月

1999/3/31
Q.ドバトの中に眼の周りがメジロのように白くなっている個体がいるが、あれは年をくっているのか?【Tel】
A.違うと思いますが、くわしくはよく知りません。
 
(解説:そんなところ気にしたことなかったなあ…)


1999/3/26
Q.カラスがゴミを荒らすのを防ぐにはどうしたらいいか?【Tel】
A.”網ガラス”や目玉模様のような驚かす類の物は、短い間しか効き目がないようです。カラスがいたずらできないように、入れ物や保管場所を工夫してください。
 
(解説:ちょうどテレビで”網ガラス”の効果が放映された頃です)

Q.キツツキの舌は、頭骨の周りをまわっているらしいが、どうなっている?【Fax】
A.舌はもちろんくちばしの間にあるわけですが、その後ろに伸びる舌骨は二股で、口の奥から脊椎骨の両側を通って頭骨の後ろにまわります。そして頭頂部辺りで一つにまとまって、左側の鼻腔に入ります。
 こういったキツツキの舌の構造が載っている本はいくつもあるとは思いますが、
●「大自然のふしぎ 鳥の生態図鑑」学研、3000円、ISBN4-05-200135-4
の96ページにわかりやすい図が載っています。
 
(解説:質問した方は、眼窩を通って、鼻腔から舌が出ていると思っていたようです)

1999/3/25
Q.ドードー、モア、フクロオオカミは人間の手で滅ぼされたのか?その結果生じた生態系の穴はどんな動物によって埋められたのか?【Tel】
A.モアはよく知りませんが、ドードーとフクロオオカミは人間によって絶滅したと言っていいと思います。生態系に空いた穴は、何によって埋められたかはよく知りません。
 
(解説:フクロオオカミのニッチェはディンゴによって、埋められたと言っていいんでしょうねえ。ドードーのニッチェは空いたままのような)

Q.都市でメジロなどの鳥が増えたのはなぜか?【Tel】
A.正確なところはよくわかりません。都市に樹などの緑が増えてきたためという意見も聞かれますが、日本各地で比較的同時期に都市への進出が起きていることが、それだけでは充分説明できないように思います。
 
(解説:それはこっちこそ知りたい質問や)

1999/3/22
Q.カメを飼っているが、そろそろ暖かくなってきたので、隠れているのを掘り出せばいいのか?【Tel】
A.無理に掘り出さず、カメが自分で出てくるのを待ってください。餌についても、カメが食べるかどうかを確認しながら、水が汚れないように注意して与えて下さい。
 
(解説:無理矢理冬眠から醒ますなんて…)

Q.大阪城公園に鳥を見に行ったらどんな鳥が見られるのか?【Tel】
A.100種以上記録されているので、電話口で一言では答えられない。大阪の平野部の大きな公園は冬鳥や渡りの途中の鳥がよく見られるので、今からゴールデンウィーク過ぎにかけて、何度も足を運べばいろいろな鳥と出会えると思います。大阪城公園は鳥を見に来ている人も多いので、声をかけて教えてもらえばいいと思います。また日本野鳥の会大阪支部でも毎月観察会をしています。
 
(解説:鳥を見始めようと思い立ち、近所の大阪城公園にでも行ってみようかな、ということらしい)

1999/3/20
Q.古代日本でイノシシを飼っていたのか、ブタを飼っていたのかを知りたい。ブタとイノシシの骨はどう違うか?DNAを調べれば分かるのか?【Tel】
A.イノシシは世界各地で家畜化されてブタになったらしい。飼育されていると、頭骨が短頭化するというが、どの時点からブタと呼べるかはよくわからない。またブタの頭骨は品種によってかなり変異がある。DNAを調べて分かるのは、たとえば日本にいたイノシシを家畜化した動物を飼っていたか、大陸から連れてきたものを飼っていたかの違いであって、ブタかイノシシかの違いではない。
 
(解説:これは苦労した。文献調べて、那須・樽野の御大にも尋ねて)

1999/3/19
Q.オーストラリアの木彫りの鳥の人形を販売してくれる所を探している【Tel】
A.あいにく心当たりはありません。
 
(解説:どうやらあまり実際の鳥には似てないらしい)

Q.大阪でいつ頃からスズメがサクラの花びらを食べるようになったのか【Tel】
A.スズメがサクラの花びらを食べる行動は、1980年代後半くらいから、関東の人を中心に注目されました。その頃には北海道や沖縄を除く日本各地に広まっていたようです。それ以前のことは、よくわかりません。
 
(解説:朝日放送からの問い合わせです)

Q.タイマイの剥製に虫がわいた。どうしたらいいか【Tel】
A.袋か何かに入れて、ゴキブリなどを退治する用のバルサンを使えばいいと思います。
 
(解説:博物館でやってるような燻蒸は無理ですからね)

1999/3/16
Q.兵庫県立人と自然の博物館で展示しているハンガーをいっぱい使っているカラスの巣を見て質問します。【Fax】

1.カラスは、巣をつくるとき何かの法則を持っているのでしょうか?
A.鳥の中には細かい作業をして、精巧な巣をつくり上げる種もいますが、カラス類は、それほどたいしたつくり方はしません。基本的には運んできた巣材の枝を、つくりかけの巣にの上に乗せたり、差し込んだりして、後は上から自分が乗って体重をかける。あるいは巣の中に座り込んで、腹の下や周囲に巣材を差し込むという作業を繰り返してつくります。したがって巣の外形は巣をつくる場所の枝振りで決まり、真ん中の凹みはカラスの胴体の大きさで決まります。
 それから展示してある木の枝だけの巣を見ればわかるように、巣の外側は太めの木の枝を組み合わせた物ですが、内側はもう少し細かい材料からできています。内側の部分は産座などと呼ばれます。この部分をどのようにつくるのかはよく知りません。たぶん材料が違うだけで、作業手順は外側と違わないと思いますが…。

2.青のハンガーがたくさん使われていますが、カラスは色の好みを持っているのでしょうか?
A.青のハンガーを好んでいるのか、青のハンガーが多く出回っているだけなのかは、よくわかりません。ハンガーを使っている巣を分解して、色の割合を調べる。カラスがハンガーを集めている範囲を調べる。その範囲で出回っているハンガーの色の割合を調べる。とけっこう真面目に取り組む必要があるでしょう。

3.展示されている巣には窪みがないが、産卵子育ては可能か?
A.展示されているハンガーを使ったカラスの巣は、かなりくずれています。元はもう少し窪みがあり、そこに産座があったようです。産座の崩れた物と思われる物が、上に乗っていると思います。

4.同じ個体が同じ巣を何度も使うのか?
A.カラスで、きちんと調べた例は知りません。キジバトの例では、同じ個体が同じ巣を再利用する例が多いのは確かですが、違う個体が利用することも頻繁にあります。
 
(解説:いずれも兵庫県立人と自然の博物館の友の会の方からの質問です。なぜ兵庫県博で尋ねないのかな)


1999/3/14
Q.馬の尾の毛、”尾毛”は何と読む【Tel】
A.たぶん”びもう”だと思います。
 
(解説:漢字の読みの質問は嫌い)

1999/3/13
Q.庭の池の鯉がサギに食われる。どうしたらいい【来館】
A.サギが首を突っ込んでも届かないように、網をかけてください。
 
(解説:以前はとても大きな鯉を飼っていたが、サギにはやられなかった。数年前から小さい鯉を飼い始めたが、今年になってサギに食われるようになったといいます。サギにとって手頃な大きさに鯉が育ったんでしょうね)

1999/3/11
Q.本剥製と仮剥製の違いは何か?【Tel】
A.生きている時の姿を再現した、あるいは脚で立っているのが本剥製。中身を抜いて中に綿などを詰めただけの、ごろんと転がっているのが仮剥製。
 
(解説:大阪市いきいき地球館からの問い合わせです)

Q.大阪市内のメジロを捕まえたら罰則はあるか?【来館】
A.大阪市内に限らず、許可を受けずに鳥を捕獲したら鳥獣保護法などに違反します。
 
(解説:どうやら大阪市内でメジロの密猟を目撃したようです。近所の人が密猟しているらしく、どうしても場所を教えてくれませんでした)

Q.写真でヘビを同定して欲しい【来館】
A.ヤマカガシ。
 
(解説:頭部のアップの写真でした。眼の周りの鱗の数で簡単にわかるヤマカガシでラッキーでした)

Q.ユリカモメはいつ北へ渡るのか?ユリカモメはどこで眠るのか?【来館】
A.ユリカモメは4月後半から5月前半には北へ渡っていくと思います。眠るときは、広い水域に群で浮かんでいるそうです。近畿なら大阪湾とか琵琶湖とか。
 
(解説:ほかにも脈絡のない質問がいっぱい)

Q.野生のキジの餌付けは珍しいか?【Tel】
A.あんまり聞いたことはない。
 
(解説:毎日新聞からの問い合わせ。珍しいかなんて知るか!)

1999/3/9
Q.北アルプス雲ノ平で撮影した鳥の写真を同定して欲しい【来館】
A.ルリビタキとノスリ。
 
(解説:プロの写真家ですが、鳥はあまり知らないようです。イヌワシのつもりで撮ったのに、ノスリと言われてショックを受けておられました)

Q.海鳥の糞の成分を調べた例を知らないか?【Tel】
A.知りません。
 
(解説:なんか企業で対策を研究しようとしているようです)

1999/3/8
Q.ヒヨドリが畑でトウガラシを食べるのを見たけど、辛くないのか?【メール】
A.正直に言って鳥の味覚についてはよく知りません。ただ人間と大幅に違っていることは確かだと思います。鳥が食べている果実を味見してみると、ものすごく苦いものがけっこうあります。だから辛みを感じないとしても驚きません。
 
(解説:辛みを感じているかどうかは、脳に電極でも刺しこんで調べでもせんとわからんでしょう。でも何のためにわざわざ)

1999/3/5
Q.学校でゴイサギを保護したが、どうしたらいいか?【Tel】
A.とりあえず箱などに入れて、暗く静かにして、一晩様子を見る。元気になったらすぐ放す。元気にならなかったら、大阪府の緑の環境整備室(Tel: 06-6941-0351)に連絡して届ける場所を指示してもらってください。すばやく眼をつついてくるので、くれぐれも注意して下さい。
 
(解説:学校で飼うのは無理でしょうねえ)

1999/3/4
Q.日本のレッドデータブックで、写真がいっぱいなのは【Tel】
A.「レッドデータアニマルズ −日本絶滅危機動物図鑑−」JICC、2980円。
 
(解説:環境庁のにはぜんぜん写真がありませんからね)

1999/3/3
Q.アオサギに婚姻色はあるか【Tel】
A.あります。
 
(解説:見られるのはほんの数日のようですが、サギ類は一般に婚姻色があるようです)

Q.ゴクラクチョウはいくらする【Tel】
A.わかりません。
 
(解説:CITESに載っているから高いだろう、ということでしょうか)

1999/3/2
Q.風が強い時でも、ユリカモメが街灯の上にとまっていられるのはなぜ【Tel】
A.風の方向を向いて、抵抗を少なくしているからかな。
 
(解説:へんな質問)

1999年2月

1999/2/24
Q.シナシワイルカのシナは支那か【Tel】
A.分布から言って、たぶんそうだと思います。
 
(解説:なぜそんな質問を…)


1999/2/23
Q.鳥は色は見えるのか鳥の墓場はあるのか【Tel】
A.一部の夜行性の鳥以外は、色が見えます。鳥の墓場というのは聞いたことがありません。
 
(解説:次々と脈絡のない質問が続くタイプでした。疲れた)

Q.大阪市鶴見区で白い大きな鳥を見た。首と脚がとても長い。何という鳥か?【Tel】
A.大きさの感じなどからして、ダイサギではないかと思う。
 
(解説:電話での説明で種がだいたいわかるなんて珍しい)

1999/2/19
Q.博物館の観察会で使うための図鑑を紹介して欲しい【メール】
A.鳥の図鑑はかなりいろんな種類が出ています。その中からどれを選ぶかのポイントは、何のために使うつもりかということです。もし野外で持ち歩いて、鳥の名前をしらべるためならば、小さくて運びやすいこと、他の種類との区別点が書いてあることが大切です。そこで、そのような図鑑を紹介します(値段はおよその額と考えて下さい)。

1.フィ−ルドガイド日本の野鳥,高野伸二,日本野鳥の会,3300円,ISBN4-931150-05-5
2.鳥630図鑑,(財)日本鳥類保護連盟,3980円,ISBN4-87246-460-5
3.新・水辺の鳥,日本野鳥の会,524円,ISBN4-931150-26-8
4.新・山野の鳥,日本野鳥の会,524円,ISBN4-931150-25-X

1.と2.はどちらも出版された時点での日本の鳥すべてがのっています。3.と4.は2冊でセットになっていて、軽くて安いのが魅力です。ただし珍しい種類はあまりのっていません。1.は大きな書店に行けば置いてあると思いますし、一番よく使われている図鑑だと思います。2.はふつう書店には置いてないので、書店で注文しなければなりません。1.よりも2.の方が最近に出版されているので、のっている種類数も多く、新しい情報がのっています。

これから日本中の鳥をいっぱい見てやるぞ、というなら別ですが、とりあえず身近な鳥の名前を知りたいというならば、3.と4.をお勧めします。

その他に写真を使った図鑑はたくさんあります。鳥の名前を覚えていくにはある程度しっかりとした絵が描かれた図鑑が1冊くらいはあったほうがいいと思いますが、写真図鑑は実物の感じをつかむのには適しています。写真図鑑でのお勧めは、

5.山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥,叶内拓哉ほか,山と渓谷社,3000円,ISBN4-635-07007-7
 
(解説:観察会参加予定者からの問い合わせです)

Q.近畿でマガモが見られる場所はどこか?【Tel】
A.その辺の池にいる。絶対確実な場所を思いつくままにあげれば、琵琶湖、淀川、昆陽池、奈良の水上池などなど。
 
(解説:関西テレビからの問い合わせです。出演依頼は断りました。一日つぶして、つき合えってゆうんやもんな)

1999/2/18
Q.人間のゲノムが全部わかると何かいいことがあるの【Tel】
A.専門外なので、はっきりとは答えられません。
 
(解説:これは困った)

Q.初心者向けの鳥の図鑑を教えて欲しい【Tel】
A.日本野鳥の会が出版している「新・山野の鳥」と「新・水辺の鳥」が、安くて普通種に絞っているので手頃ではないかと思う。
 
(解説:ちなみに共に、税込みで550円)

Q.ミコアイサは大阪で珍しいか?【Tel】
A.一斉カウントによると、毎年大阪府下で10羽弱記録されている。
 
(解説:サンケイ新聞からの問い合わせです。マスコミが気にするのは珍しいかどうかばっかり)

Q.カラスはどこで寝るのか?【Tel】
A.繁殖期はつがいや家族で樹で寝る。非繁殖期は、ときには数千羽にもなる集団ねぐらを形成する。
 
(解説:ラジオ大阪からの問い合わせです。ラジオに生出演して説明しろというので断りました。以前やって生出演はコリゴリ)

Q.小学校の授業の導入に使えるような、サルなどの頭骨を安く売っているところはないか?【Tel】
A.大量生産の既製品があっても数万円はする。オリジナルなら100万円近くはかかるのではないかと思う。
 
(解説:数千円で購入したかったようです)

1999/2/16
Q.今、長居植物園で見られる鳥【来館】
A.池にはカモ類やカワセミ、林にはコゲラ、ビンズイ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラなどなど。
 
(解説:植物園にバードウォッチングに行く前に尋ねてみたって感じ)

1999/2/10
Q.本州にいるイモリ、ニホンイモリ、アカハライモリは別種【Tel】
A.全部同じ種類です。
 
(解説:同僚と意見が分かれたらしいです)

Q.大阪市阿倍野区の聖天でウグイスの密猟をしている。どこに連絡すればいいか?【Tel】
A.建て前としては、警察か大阪府の緑の環境整備室(Tel: 06-6941-0351)。でもどちらも腰が重いので、日本野鳥の会大阪支部(Tel: 06-6766-0055)の保護部に連絡をする方が効果的かも知れない。
 
(解説:ウグイスではなくメジロの密猟ではないかな、と思いつつ確かめませんでした)

1999/2/9
Q.天井を何かが走る音がする。調べてみると、3cm程度の細長くねじれた糞が落ちてるし、長さ1.5cmくらいで5本指の足跡もある。この動物の正体は何【Tel】
A.まず間違いなくイタチです。
 
(解説:家は大阪市内だそうです)

Q.近畿で簡単に見られる動物を教えて欲しい【Tel】
A.動物というのが哺乳類という意味なら、六甲山のイノシシ、奈良のシカ、嵐山のニホンザルなどが手軽。餌付けしている人がいればタヌキを見るのは比較的簡単。あと奈良公園などでムササビとか、芦生に行ってクマ(見るのは無理かな)とか、武庫川でヌートリア(まだいるのか知らんけど)とか。
 
(解説:探偵ナイトスクープからの問い合わせです。ほんとに動物って、哺乳類のことのようでした。動物って言えば、鳥だって虫だってよさそうなものやけど、その点に関する突っ込みは控えました)

1999/2/5
Q.クリオネって何の仲間【Tel】
A.貝殻は持っていないけど、貝の仲間です。
 
(解説:貝は担当ではないんですが、担当者がつかまらないので、電話がまわってきました。簡単な質問だったので答えてしまいました。よかったのかな?)

Q.貝塚にツクシガモがやってきたが、珍しいか【Tel】
A.かつては九州以外ではほとんど見られない鳥だったが、近年大阪ではほぼ毎年記録されている。数十羽記録された年もあり、また繁殖例もある。大阪では、そんなに珍しくはない。
 
(解説:サンケイ新聞からの問い合わせでした。翌日の朝刊の一面トップに写真がでていたので、びっくり。こっちが話したことを適当にはしょって、いい加減な、はっきり言って間違ったコメントが載ってるし…)

1999/2/4
Q.日本と世界の両生爬虫類はぜんぶで何種【Tel】
A.日本は両生類約55種と爬虫類約70種。世界では両生類約4000種と爬虫類約6500種
 
(解説:このほか、カニや魚の種数も尋ねられましたが、答えられませんでした。何のために調べてるんでしょう?)

1999/2/1
Q.ネズミホイホイにかかったスズメが助かったが、まだ飛べない。しばらく保護するが、餌は何を与えればいいか【Tel】
A.セキセイインコやブンチョウと同じでよい。
 
(解説:1999/1/30の質問の続きです)

1999年1月

1999/1/30
Q.5階のベランダにネズミホイホイを仕掛けたら、スズメがかかってしまった。まだ生きていたので、お湯を使ってホイホイからははずしたが、ベタベタが付いていて飛べない。どうしたらいいか【Tel】
A.頭部に付かないように注意しながら、中性洗剤や石鹸などを使って、ベタベタを取り除き、よく乾かしてください。乾くまでは、風邪をひかないように暖かくして。
 
(解説:ベランダにくるのはたぶんクマネズミでしょう。ネズミホイホイを仕掛けても捕れないのでは、と思いますけどね)


1999/1/29
Q.キジは何を食べるのか?野生のキジをパンで餌付けはできるか?【Tel】
A.おもに植物の種子などを食べる。ニワトリと同じような物を食べると思ってもらえばいい。パンも食べると思うが、餌付けできるかどうかは知らない。
 
(解説:毎日新聞社からの問い合わせ

Q.長居植物園で鳥の観察会をするとき、どんな風にするのか【Tel】
A.長居植物園の鳥は日頃から調べているので、見せたい鳥がよくいる場所を案内してまわります。参加者はほぼ全員双眼鏡を持っていて、こちらも望遠鏡を用意します。
 
(解説:妙な質問ですが、今度子供たちを連れて長居植物園に来るので、鳥の観察でもと思ったらしいです)

1999/1/27
Q.南港野鳥園にこの冬はツクシガモは何羽きているか【Tel】
A.知りません。日本野鳥の会大阪支部にでも問い合わせて下さい。
 
(解説:泉南の方に来ているんだそうです)

1999/1/26
Q.大阪市内での淀川の自然風景が残っていて、鳥を見るのに適した場所は?【Tel】
A.地下鉄御堂筋線と阪急の間(いわゆる淀川中津)、豊里から城北にかけて(わんどの残っているところ)。
 
(解説:大阪市関係の番組をつくるんだそうです

Q.カモメ類の平均寿命は?【Tel】
A.年死亡率から、ユリカモメは3-4年(最大32年)、カモメは4-6年(最大24年)、セグロカモメは6-10年(最大31年)くらい。
 
(解説:ヨーロッパの鳥のハンドブックを参考にしました。日本には研究例はあったかな?)

Q.カメの名前を知りたい【来館】
A.大きくなったミシシッピーアカミミガメの雄。
 
(解説:アセス屋さんが写真を持ってきました。アカミミガメの雄は、大きくなると耳が赤くなくなるし、甲羅のもようも変わるしで、初めて見ると違うカメのようなんです)

1999/1/23
Q.第二寝屋川にいるユリカモメよりも少し大きなカモメの仲間は何?ヒバリは冬もいるか?カラスは一般に悪く言われているが、それは不当である。どう思うか?【Tel】
A.ユリカモメよりも少し大きいのならたぶんカモメだが、セグロカモメの可能性もあると思う。ヒバリは一年中大阪に生息している。最後の質問については、カラスについてのどういった言われ方を不当だと思うのかを、具体的にあげてもらえないと答えられない。
 
(解説:最後の質問はいったい何について尋ねているのかわからなかったので問い返したのですが、それが気に入ってもらえなかったようです。結局30分近く自説を話された後、電話を切られました。結局、何を問われたのか分かりませんでした)

1999/1/21
Q.ガチョウの学名は?【Tel】
A.ガチョウの原種はハイイロガンなので、Anser anser。
 
(解説:シナガチョウなら原種はサカツラガンやけどね。羽毛の輸入業者が、税関に学名を書けと言われて尋ねてきた。よくある話です。学名の説明からしなくてすんだだけ、ましな業者さんです)

1999/1/20
Q.学校にハトの翼だけが落ちていた。ネコが捕ったのか?【Tel】
A.ネコ以外にカラスや猛禽類の可能性もある。
 
(解説:学校でハトの死体が落ちていることはよくあって、生徒がよく疑われるらしい。たいていはカラスかネコが犯人みたいやけど)

1999/1/19
Q.釣り人の捨てたてぐすに絡まって死んだフクロウの死体の寄贈を受けるそうだが、受け入れた死体はどのように扱われるのか?【Tel】
A.基本的には研究用の標本として扱い、新収資料展に出す以外は収蔵庫に保存することになる。腐っていなければ仮剥製に、腐っていれば骨格標本と羽根の標本にする。
 
(解説:朝日新聞からの問い合わせ。問題のフクロウは数日前の朝日新聞に載っていたので、また続報がでるのかもしれない)

1999/1/18
Q.モグラが庭を荒らすのだが、捕まえて山に捨てるだけでなく、モグラと仲良くなる方法はないか?【Tel】
A.捕まえるのは何とかなると思うが、仲良くなるのはどうしたらいいかわからない。水槽などに土を入れて飼っても長生きしないし。
 
(解説:朝日放送の探偵ナイトスクープからの問い合わせです。これは没企画でしょうね)

Q.中南米(ベリーズとブラジル)の鳥の写真の同定をしてほしい?【来館】
A.種類がわかったのは、ペルーカツオドリ、アメリカヘビウ、(アメリカ)ササゴイ、ダイサギ、ユキコサギ、アマサギ、トラフサギ、アメリカトキコウ、ベニヘラサギ、サカツラトキ、カタツムリトビ、ミサゴノスリ、カンムリサケビドリ、ツルモドキ、アメリカレンカク、ナンベイレンカク、クロハサミアジサシ、クビワヤマセミ、オニオオハシ、ハジロミドリツバメ
 
(解説:出版社からの依頼です。28枚見て、わからなかったのは6枚。サギ類の幼鳥とスズメ目の鳥とタカ類が4枚。猛禽は難しいが、他の非スズメ目は何とかなった)

1999/1/16
Q.写真の鳥の同定をしてほしい?【来館】
A.ジョウビタキとメジロ。

Q.双眼鏡の左右のピントがずれている?【来館】
A.調節が必要です。接眼レンズ側がまわって目盛りがついているのと反対の目だけでまず目標物にピントを合わせます。次に接眼レンズ側がまわる方だけ、接眼レンズの所をまわしてピントを合わせます。これで左右の視力が調節されたので、接眼レンズの所の目盛りを覚えておきます。
 
(解説:文章にするとわかりにくいか…)

Q.ミカン畑が、イノシシとサルとカラスに荒らされる。どうしたらいいか?【来館】
A.イノシシは、ミカン畑のまわりを高さ1m程度のトタン板などで囲えば入ってこない。サルとカラス対策の決定打は知らない。
 
(解説:サルとカラスの決定的な対策を思いつけば、大儲けできるよなあ…)

Q.寝屋川に白鳥が来ているという情報が読者から寄せられた。こういうところでの白鳥というのは珍しいのか?【E-mail】
A.公園の池などに話されているコブハクチョウは飛んできただけなら、それほど珍しくはありません。もしコハクチョウやオオハクチョウなら、大阪では数えるほどしか記録がないので、とても珍しいです。コハクチョウもオオハクチョウも冬鳥ですので、渡りの途中にコースを少しはずれれば思いがけない場所に現れることがあります。貴重な記録かもしれないので、ぜひ写真を見せて下さい。
 
(解説:毎日新聞だっけ?かの記者からの質問です。結局写真は見せてもらえませんでしたが、新聞には載ったそうです。見に行った人によるとコブハクチョウやったそうですが…)

1999/1/13
Q.ベランダに植えているプリムラの葉がヒヨドリに食べられる。どんな対策があるか?【Tel】
A.この冬は果実が不作なので、果実を食べ尽くして、草の葉を食べているのだと思います。ヒヨドリにとって食物不足は3月中旬くらいまでは続くので、それまでは網でもかけておくしかないと思います。

1999/1/12
Q.最近家にコウモリがすみついて困るという投書が多いが、どんな対策をすればよいか?またコウモリは増えているのか?【Tel】
A.出入口を塞ぐ以外に決定的な対策はないと思います。また最近増えているかについてはよく知りません。奈良教育大学の前田喜四雄さんに尋ねられてはいかがですか?
 
(解説:読売新聞からの問い合わせです。これはよくかかってくる困った質問の一つ。どうしたらいいかこっちが知りたい)

Q.桜之宮公園で銀色の足環を付けたユリカモメを見た。どの文字を読みとればいいのか?また脚や嘴が黄色っぽい個体は何?【Tel】
A.銀色の足環は、環境庁の金属リングだと思います。080又は8Aというのの後に5桁の数字があるはずですが、野外で読みとるのはとても難しいです。反対の足に黄・青・緑・赤のカラーリングが付いていたら、その文字を読みとって下さい。縦に2文字(数字2つ、アルファベット+数字、アルファベット2つのいずれか)です。それから脚や嘴が黄色っぽいのは、生まれて一年以内の幼鳥です。
 
(解説:以前読売新聞に書いた記事を読んでユリカモメの足環を探してくださったそうです。さらにくわしくはこちら

1999/1/10
Q.巣箱をかけたいのだが、何に注意したらいいか?オオルリは入るか?【来館】
A.巣箱には樹洞など穴で繁殖する鳥しか入りません。大阪近辺の山ならシジュウカラやヤマガラが有力な候補で、オオルリが利用することはまずありません。もし市街地に近い場所ならスズメやムクドリが利用する可能性も高い。穴の大きさ(穴が大きいと大きな鳥が入ります。カラ類に利用して欲しければスズメが入れないがカラ類が入れる大きさにする)と、巣箱の取り付け方に注意する必要があります。
 
(解説:一応資料を見せながら説明しました。巣箱をかければどんな鳥でも喜んで利用すると勘違いしている方はとても多いです)

Q.ジオラマの中に鳥や哺乳類を配置した展示はあるか?またそのような展示がたくさんある近畿周辺の博物館はどこか?【Tel】
A.当館には鳥や哺乳類を配置したジオラマはほとんどありません(3つあるけど、そのうち2つは半ジオラマって感じ)。そのような展示がたくさんある博物館は近畿地方にはないと思います。
 
(解説:趣味で写真を撮りたいんだそうです。兵庫県博や琵琶湖博にも、あまりなかったよなあ)

1999/1/7
Q.ヨウムを飼うのはワシントン条約違反か?またたくさんメジロを飼うには、許可がいるのか?【Tel】
A.ワシントン条約は動植物の国際取引に関する条約で、国内での飼育に関しては関係ない。ちなみに”絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律”(いわゆる種の保存法)の対象種にヨウムは含まれていない。国内産のメジロの飼育には、たとえ一羽でも許可が必要です。
 
(解説:ヨウムってゆうのはオウムの一種です。近所で20年前から飼っている人がいるらしい。日本がワシントン条約を批准したのは1980年なので、いずれにしても問題にはならないでしょうね)

Q.アメリカアカガエル、ハイイロアマガエル、コーラスガエルなど、凍って冬眠するカエルを飼っている国内の施設を知らないか?【Tel】
A.知りません。天王寺動物園などに問い合わせて下さい。
 
(解説:凍って冬眠するカエルがいるとは知らなかった。飼育関係の質問は余所に振るしかありません)

1999/1/6
Q.写真の鳥はセボシカンムリガラか?【来館】
A.セボシカンムリガラです。黄色い顔、逆立った頭羽、過眼線が目先までないこと、などから間違いなし。
 
(解説:1/5の毎日新聞の問い合わせの続き。箕面市船場西1丁目の新御堂沿いにいるらしいです)

1999/1/5
Q.今年は男里川にオガワコマドリは来ていますか?【Tel】
A.知りません。日本野鳥の会大阪支部にでも問い合わせて下さい。
 
(解説:オガワコマドリはけっこう珍しい迷鳥で、昨年は男里川で越冬していました)

Q.東淀川区でセボシカンムリガラの写真が撮られたが、これは珍しい鳥か?【Tel】
A.セボシカンムリガラは日本に生息していません。問題の個体は自力で飛んできた迷鳥の可能性もありますが、たぶん飼い鳥が逃げたものの可能性が高いです。
 
(解説:毎日新聞からの問い合わせ。読者の持ち込み写真らしい。種の確認のため、1/6に写真を持ってくることになりました)

Q.淀屋橋辺りの川の上を飛んでいる白い鳥は何?【Tel】
A.ユリカモメです。

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