講演録

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2005年12月10日 14:10-14:30、15:00-15:40、16:30-16:35 プロジェクトY 成果発表会

タイトル:「大和川水系のアオガエル調査」「大和川水系のカヤネズミ調査」「大和川水系のため池繁殖鳥調査」ほか
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
聴衆:約35名
経過と準備:
2005年の春以降の成果の発表会。主な成果はシュレーゲルアオガエルとカヤネズミの分布図、ため池の繁殖鳥調査。鳥の調査報告の準備は1週前の発表のを使い回すし、カヤネズミなどの分布図は随時作成していたし、主な準備はアオガエル調査、ってゆうかシュレーゲルアオガエルの分布図作成。といっても、ため池の鳥の調査に比べたらぜんぜん楽勝。パワーポイントに多少なりとも凝る余裕も含みつつ、2日ほどで準備完了。
講演内容:シュレーゲルアオガエル、モリアオガエル、カジカガエルの分布図。カヤネズミ、アライグマの分布図。ため池で繁殖する水鳥の分布図。を調査企画の紹介とともに示す。最後になぜか、ウスイロオカチグサ、マメシジミ、イチョウウキゴケの分布図も示しておしまい。
反省:示したデータ量はすごく多いのだけど、分布図もいろいろ見せたのだけど、分布図作るのに精一杯だった。個々の動物の画像を付けたらよかった。一部は、実物を用意したけど同時には見られないし、実物すらなかったのは…。実物がさっぱりわからん〜、という声があちこちから。反省。


2005年12月3日 15:00-16:30 大阪市立自然史博物館 自然史オープンセミナー

タイトル:「大和川水系の鳥の謎」
場所:大阪市立自然史博物館集会室
聴衆:25名
経過と準備:
自然史講座改め、自然史オープンセミナー。なんと約2年ぶりに順番が回ってきました。ここ2年ほどかかりきりになっている大和川水系の調査について紹介することしにしました。で、昨年度の2回実施した調査については、それなりに紹介できる状態にしてあったのですが、今年行ったため池の鳥の調査が放ったらかし。直前になって必死に準備しました。データを引っ張り出して、概要をピックアップして、さらに主要な水鳥の分布図を作成。当日の午前1時過ぎまでかかって、なんとか完成。といっても、やたらと記録されたカイツブリの分布図は、繁殖確認地点のみのプロットとなりましたが…。かかった時間は、丸2日(すなわち48時間)ってところ。
講演内容:大和川水系で実施した河川の繁殖鳥調査、河川の冬鳥調査、ため池の繁殖鳥調査を順に紹介。ひたすら、分布図を見せてたような感じ。最後に、さらにこれから明らかにしたいテーマと、謎のまま残されているテーマを紹介して終了。
反省:ため池の鳥の分布図を作るのに手一杯で、明らかに準備不足。鳥の画像がほとんどなかったので、鳥について詳しくない人には、どんな鳥の話かさっぱりわからなかったかも…。


2005年10月23日 13:30-16:00 日本野鳥の会大阪支部 室内例会

タイトル:「身近な鳥の調べ方」
場所:大阪市立自然史博物館集会室
聴衆:22名
経過と準備:
毎年1回は話をと言われ、話題がないと言うと、鳥の調べ方について話せとのお達し。かかったのは丸一日。夕方まで構想を練って、全体の大枠を確定。夕方から日が変わる頃までかかって、パワーポイントに仕立てました。共同調査の呼びかけをして、時間があれば植物園に出て、調査の仕方を説明しようと計画。
講演内容:調査の目的、進め方、いろいろな調査法などの一般論を説明した後、自分がかかわった調査の実例をいろいろと紹介しました。基本トーンは、調査は鳥とのつきあい方の一つとして、とても魅力あるので、ぜひ気軽に調査をしてみよう。もし自分で計画する自信がなければ、共同調査に参加してみよう。というわけで、一緒に調査しませんか?てな内容。なんやかんやで2時間まるまる話をしてしまい、その後のなんやかんやで時間がなくなり、植物園に出るのは断念。
反省:話の内容は難しすぎたように思う。話し方で柔らかくしようとしたけど、構想段階の難しさはフォローしきれなかったかも…。共同調査については、反応なし。方向性を間違えたかなぁ〜?


2005年9月30日 13:50-14:20 近畿大学農学部 博物館見学

タイトル:「大阪市立自然史博物館の紹介 学芸員の仕事って?」
場所:大阪市立自然史博物館
聴衆:約120名
経過と準備:
毎年博物館見学にやってきてくれます。30分ほど博物館の紹介をしてくれとたのまれる。普及センターの当番にあたってたので、ふられた。前日の夜、パワーポイントで軽く準備。
講演内容:博物館の仕事の4本柱を軸に、学芸員の仕事を紹介。兼、ぼやきを入れる。ついでに、偉そうに博物館で働きたければ、とアドバイス。友の会、恐竜博2005、大阪自然史フェスティバル2006の宣伝もしておく。
反省:大学生の割には、まじめに話を聞いてるのが多かった気がする。が、あまり笑いを取れなかったのが心残り。


2005年7月31日 16:30-17:30 カワセミ楽会 「池島の野鳥のお話&夕暮れ観察会」

タイトル:「夜の鳥のお話 とくにツバメの集団ねぐらについて」
場所:大阪府立池島高等学校 1階会議室
聴衆:約50名
経過と準備:
昨年に見つかった池島のツバメの集団ねぐらの観察会と合わせて、1時間ほど話をしてくれ〜、と言われて、ねぐらが見たくてOKしました。ツバメのねぐらやら夕方の鳥の話なんかをしてほしいとのこと。準備は3日間、合計8時間ほど。
講演内容:夜行性の鳥の話をして、集団ねぐらの話をして。あとは、大阪のカワウ、ハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、カラス、そしてツバメの集団ねぐらの分布の紹介など。ツバメの集団ねぐらについては、この約10年の変遷も紹介。さらに集団ねぐらのできる環境、集まる季節・時間など、ツバメの集団ねぐらの解説を一通り。
反省:おおむね内容は好評だった、のかな〜? 1時間の内容としてはこんなもんかとは思います。


2005年6月2日 19:00-21:00 自然史カレッジ@OCAT 干潟のすべて

タイトル:「干潟のベントスを食べる鳥」
場所:大阪市立難波市民学習センター(なんばOCATビル4階)
聴衆:約40名
経過と準備:
ここのところ毎年開いている、OCATを会場にしての平日の夜の有料の講義シリーズです。昨年はお声がかからなかったけど、今年は干潟ネタでお声がかかりました。あまり持ちネタではないので、準備が大変です。実働時間としては、構想に半日、資料漁りに半日、図表のスキャンに半日、パワーポイントに仕立てるのに半日。配付資料作成に1時間。つごう2日ちょっと。
講演内容:タイトル通り、干潟の鳥(とくにシギチドリ類)の食物、食べ方、食物の好みなどの話が中心。干潟の選好性と食物量の関係とか、活動時間の問題とか、渡りの中継地としての干潟の重要性とかにもふれる。で、最後はシギチドリ類の減少について。
反省:


2005年5月25日 10:00-11:30, 12:30-14:50 大阪自然環境保全協会 自然環境市民大学 2005年 第7回講座(野鳥1)

タイトル:「都会に棲息する鳥たちの繁殖活動」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室 + 長居植物園
聴衆:約30名
経過と準備:
昨年の終わり頃に、講座を担当して欲しいと頼まれ、一応日程を空ける。が、さっぱり音沙汰がない。1ヶ月前になっても何にも音沙汰がないので、てっきりなくなったと思っていた。それが、ゴールデンウィーク明けに連絡があって、やはりやることに。急遽、内容を相談。持ちネタの公園で繁殖する鳥についてということに決定。前日、約2時間でパワーポイントを準備。
講演内容:午前中は室内で講義1時間半。大阪市内の都市公園で繁殖する鳥について、種数、巣場所、巣材、巣の形、広い公園に多いこと、ここ数十年での変遷について解説。それから、都市公園で繁殖する鳥の調べ方について説明。午後からは、植物園で鳥の繁殖行動を観察。
反省:本当は、もっと話の時間を少なくして、植物園で鳥を見るつもりが、予想外に(あるいは想定通り)話が長引いて、午前中はずっと室内になってしまった。パワーポイントは急いで作ったので、ビジュアル面が弱かった。参加者の評判のほどは、いまいちわからない。


2005年4月9日 15:05-15:55 プロジェクトY 成果発表会

タイトル:「大和川水系のアカガエル調査」「大和川水系の河川沿いの冬鳥調査」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:約40名
経過と準備:
2004年度の夏以降の成果の発表会。主な成果はカヤネズミの分布図、河川の冬鳥調査、アカガエル調査。準備は、構想とデータ引っ張り出しに1日、アカガエル調査のまとめに1日、冬鳥調査のまとめに1日。ただし冬鳥調査のまとめには昼間から初めて、翌朝の3時までかかったけど…。
講演内容:哺乳類については、カヤネズミの分布図を中心に、アライグマとタヌキの分布図の最新版を紹介。両生爬虫類については、アカガエルの調査と成果の分布図を示す。またこれから行うアオガエル調査の宣伝と、現在手持ちの情報に基づくアオガエル分布図を紹介。鳥については、冬に河川沿いの歩いた結果を示す。
反省:予想通り、長々と話をしてしまいました。見込みでは40分だったのですが…。アカガエル調査の報告は、卵塊数を示すのを忘れてました。冬鳥調査の報告では、中心が小さな数字の並んだ表になってしまったのが反省点。あと全体に生き物の画像を入れたら良かった…。


2005年3月30日 18:10-18:40 日本生態学会大会 自由集会「博物館の生態学 市民と生態学者をいかにつなげるか」

タイトル:「市民と研究者の協働 大阪市自然史博物館の事例」
場所:グランキューブ
聴衆:約100名
経過と準備:
何年も前に行ったカラスのねぐら調査と、2年前に行ったヤモリの分布調査について紹介しろというお題を、1月にいただく。当然ながら準備は直前になってから。カラスはともかくヤモリの調査は、データをある程度整理しないといけないので、それに手を付けたのが運の尽き。それだけに丸5日ほどかかった。その後、1日半ほどで、パワーポイントにしたてて発表。と思ったけど、予定外に早く準備ができてしまったので、学会会期中に毎日のようにちょっとずつ手を入れたりして…。
講演内容:まず、博物館における研究の現実を、けっこう悲観的に紹介した上で、市民を巻き込んだ形での調査研究を提案。実例として、大阪鳥類研究グループで行った大阪府下のカラスの集団ねぐら調査と、メーリングリストを通じて行った日本のヤモリの分布調査を紹介。
反省:予定の時間通りに終了した。主催者からは博物館での研究をポジティブに紹介しろとの指令だったのが、ネガティブになった。とやる前から少し反省していたのだけれど、とくに問題はなかったらしい。そのあとの打ち上げでも、発表は割と好評だったようで、講演自体は反省しなくてもよさそう。反省するとしたら、学会に来て研究報告しないで、博物館の宣伝ばかりしていたことか…。


2005年3月13日 16:25-16:40 大阪鳥類研究グループ 総会

タイトル:「大阪府におけるミソサザイの生息状況:予備調査の結果」
場所:大阪市立自然史博物館実習室
聴衆:約20名
経過と準備:
5日前に学芸ゼミで話したのと同じネタ。ただし、さらに分析を一歩進めた内容。その分析をするのに丸3日もかかった。
講演内容:時間がなかったのでイントロをはしょって、大阪鳥類研究グループが2004年に行った大阪府下のミソサザイ調査の結果、そして分析した結果を報告。
反省:ほんとうに時間がなくて、10分くらいで済ませなくてはならず、でも15分話をしてしっかり超過。急いだので内容が伝わったかは謎。


2005年3月8日 18:10-18:30 大阪市立自然史博物館 学芸ゼミ

タイトル:「大阪府におけるミソサザイの生息状況:予備調査の結果」
場所:大阪市立自然史博物館会議室
聴衆:11名
経過と準備:
すでに原稿を書いたりしてるネタなので、それをパワーポイントにしたてるだけ。一番時間がかかったのは、調査コースとミソサザイのプロットを入れた地図の作成。あとは、関連文献をスキャンして取り込んだり、大きな地図を上手に取り込む手間だけといえばそれだけ。地図関係で丸一日、スキャンとパワポの作成に丸一日。
講演内容:大阪でのミソサザイの分布の変遷を紹介した後、大阪鳥類研究グループが2004年に行った大阪府下のミソサザイ調査の結果を報告。
反省:時間がたらなくって、肝心の分析を断念。まあ、今日のは日曜にする話の予行演習みたいなものなので、日曜に向けて準備をがんばろう〜。


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