動物の食性データベース

鳥類
哺乳類:タヌキ

 なにわホネホネ団の活動で、いろんな動物の皮剥きをする。ときどき気が向いたら、胃内容物を確認してみたりする。いろんな物が出て来ておもしろい。でも、なんとなくノートに書き留めてそれで終わってしまってることが多い。ちょっともったいない気がする。サンプル自体は捨ててないのだけど、整理もせずに置いておいても、有効活用はなされない。タヌキの胃内容物に見たことのない種子がいっぱい入っていた。図鑑で調べて目星をつけたものの自信がない。で、植物担当に見せてみた。もちろん植物担当もわからないのだけど、目星を付けた種の標本を確認してくれた。正解であった。わざわざ調べてくれたのに敬意を表して、データベースとして情報を蓄積していくことにした。
 とりあえず、自分が標本作成の時に確認した胃内容物などの情報は一通り、野外で観察したちょっと面白い食性情報、他の方からいただいたとてーも興味深い食性情報を蓄積して行くことにする。この方針は今後変更の可能性あり。

データは、対象種ごとにまとめることとする。
各種の食性情報は、
◆食べていた物、観察日(死体の場合は採集日)、観察場所(死体の場合は採集場所)、個体の属性情報(性別、年令、標本番号など)
 情報源(死体の胃内容物、直接観察、伝聞情報など)、状況(採食行動、採集物の状態など)、経緯(発見・観察の状況、同定過程など)



【タヌキ】
◆コショウノキの種子、2008年8月10日、奈良県奈良市都祁、雄の幼獣(OMNH M2115)
 胃内容物/種子のみ大量に入っていた/剥皮中のタヌキの胃内容物を見てみたところ、種子が大量に出て来たので和田が呼ばれる。が、和田もわからず。和田が種子図鑑で目星をつけた後、志賀がさく葉標本を確認してコショウノキの種子と確認。