大阪府下のオオタカの繁殖

確認データ   分布図

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オオタカの繁殖状況と解説

 数少ない留鳥。北摂や生駒北部、金剛〜和泉山脈周辺の丘陵から山地で繁殖している。冬期は平地の都市公園や農耕地、河川敷、埋立地などさまざまな環境で見られる。近年開発が進められている丘陵から山麓部は、オオタカの主要な繁殖地になっており、しばしばその保護施策が大きな問題となる。大阪府は、2000-2001年に実施した調査結果に基づいて、大阪府下に50つがい程度が生息すると推測している【文献6】。大阪府レッドデータブックでは、絶滅危惧II類とされている。
 全長50cm程度。平地から山地までのさまざまな環境に生息し、ドバトやカラスなどの中大型鳥類、ノウサギなどの哺乳類を捕食する。繁殖期は5月〜7月頃で、高木に大きな皿状の巣をつくる。


私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。

文献リスト
(1)西本勝義(1991)大阪の鳥.むくどり通信(95): 5.
(2)中谷透・中谷君子(1991)大阪の鳥.むくどり通信(95): 5.
(3)下土井保男・渡辺善一郎(1991)大阪の鳥.むくどり通信(96): 5.
(4)日本野鳥の会大阪支部(1993)例会報告.むくどり通信(108): 12.
(5)日本野鳥の会大阪支部(1995)例会報告.むくどり通信(118): 13.
(6)大阪府環境農林水産部緑整備室(2002)大阪府種の多様性調査 オオタカ・クマタカ分布、生息状況調査.大阪.10pp.

博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
 非公開


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確認データ

※観察記録は、5月-7月に限る。

【北摂】
●能勢町
 1995.5.31 観察記録【博物館】
●能勢町
 1998.6.11 ヒナのいる巣を確認【博物館】
●箕面市
 1993.6.6 観察記録【文献4】

【北河内】
●交野市
 1991.6.29 ヒナ1羽巣立つ【文献3】

【南河内】
●河内長野市
 1995.5.14 観察記録【博物館】

【泉北】
●堺市鉢ヶ峯
 1993.6.6 観察記録【文献4】
 1995.5.7 観察記録【文献5】

【泉南】
●泉南市
 1999.5.26 親鳥が巣へ出入り【博物館】
●岬町
 1991.5.19 観察記録【文献1】
 1991.7.1 観察記録【文献2】