大阪における人と自然の活動
現在の東アジア植生図
 日本の自然の特色を考えるためには周囲の地域と比較し、また森の移り変わりを考えることが大切です。 この図は人間が森を切り開いた影響を取り除いて描いた、東アジアの森の地図です。気候や地形にしたがって、植生は異なっています。2万3千年前の植生図と見比べて、変化を考えてみましょう。
 東北地方の日本海側にはブナ林が広がりますが、大平洋側には乾燥のためコナラやミズナラの林が広がります。西日本は温暖なため、シイやカシの林がブナ林とほとんど接するところまで広がっています。
 これに対し、韓国ではシイやカシの林は南端部に限られ、落葉広葉樹林がひろく分布しています。