大和川と聞いてみなさんはどんなことを連想しますか？日本有数の汚い川，江戸時代に大規模な付け替えが行われた川，河内平野を作った川，など様々な印象を持つでしょう．しかし，現在の大和川のもつ自然がどのようなものかは意外と知られていません．
　そこで自然史博物館では，大和川水系をみんなで調べてみようとのかけ声のもと，大和川を調べる「プロジェクトＹ（大和川水系調査グループ）」を立ち上げました．大和川水系調査グループでは，博物館友の会のみなさんと共に魚，貝，鳥，両生爬虫類，昆虫，水質などのグループに分かれて，大和川の自然について調べています．将来はこの調査結果を，自然史博物館の特別展（2006年を予定）として活かそうと考えています．みんなで一緒に大和川の自然を調べ，特別展を作っていきましょう．

　 日本有数の汚い川，大和川．でも，汚い汚いとよく言われるけど，実際にはどれくらい汚いのか私たちにはピンとこない部分があります．
　この水質班では，友の会会員を中心とした班員によって，年に４回簡単なフィールドデータ収集と採水を行い，その水を分析するなどしていきます．これらの結果はこのホームページや班員へのニュースレター，友の会の会報「Nature Study」に報告していきます．また，特別展においてその成果を発表する予定です．