■河口のベントス班とは

 大和川の最下流部は川床の勾配が大きくて、海の水が入ってくる感潮域の範囲は阪神高速道路湾岸線付近から下手の部分に限られています。ベントスとは水の底で生活する生き物のことです。河口域では今までにテナガエビ、モクズガニ、クロベンケイガニ、ケフサイソガニなどのベントスが採集されています。また、岸近くの石や護岸にはアメリカフジツボなどの汽水性の動物が付着しています。しかし、大和川の河口域全体にはどのようなベントスがいるのか、まだくわしいことはわかっていません。特に砂や泥の中にもぐって生活しているものについてはほとんど情報がないので、ベントス班で調査していきます。


問い合わせ:動物研究室の山西 yamaryo@omnh.jp まで
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