電子版 博物館電子ブック
ナウマンホール
大阪市立自然史博物館へようこそ
展示室中央にいる大きなゾウはかつて、2-43万年前という長い間大阪に生息していたナウマンゾウです。この長居公園の地下にも、このゾウのあしあとが見つかります。大阪にもゾウがすむ自然がひろがっていたことを想像してみてください。ナウマンゾウは大阪に人間が暮らしはじめた頃、いなくなります。狩りつくされたのだと考えられています。人間の活動は自然を変えてしまうこともあります。同じように、自然の変化によって私たちの文化や暮らしは変わらざるをえません。「自然と人間は不可分の一体のものである」。この博物館の展示は「自然と人間」をテーマとしています。
ゾウの下についたあしあとやヤベオオツノジカ・シカのあしあとは長居公園の南に位置する我孫子南中学校地下で発掘されたものを忠実に再現しています。