電子版 博物館電子ブック
キッズパネル
大阪にナウマンゾウがいた!
ナウマンゾウがやく2万年前まで、日本に すんでいたナウマンゾウ。
はくぶつかんの、ちかくでもナウマンゾウの足あとや、歯の かけらがみつかっています。
むかしの大阪の人はナウマンゾウ狩りを、したのかもしれないね。
大阪にもゾウがいたの?
むかしむかし、大阪のちかくを 大きなゾウがのっしのっしとあるいていたよ。
これは、そんなゾウたちの歯の化石なんだ。
地面の下からでてきたものは、わたしたちにビックリするような大阪のむかしのようすを
おしえてくれるんだ。
ナウマンゾウが歩いたら
ゆかに ある、ふしぎな もよう。これは、ゾウの あしがた だよ。
おおさかでは、大むかし、ナウマンゾウがあるいていた。
どのくらい 大またで、あるいたの?あしあとの、かせきを たよりに、
さいげん したよ。
サヌカイト
むかしの人は、この石からナイフやヤリの先を、作ったんだよ。けがをしないようにそっとさわってみようね。
雨や風に長い間さらされた表面は、ざらざらしているが中はかたくて緻密な石で破片の先は非常に鋭い。旧石器時代や縄文時代に大阪を含む瀬戸内地方にすんでいた人たちはこの石の破片でナイフや槍先、矢じりなどいろいろな道具を作った。金属がまだ使われていなかった石
器時代に、えものをたおす武器や料理をするための道具を作るために必要な大切な材料だった。昔、さぬき(讃岐国)とよばれた香川県からたくさんとれるのでサヌカイトという名前がついた。この石は瀬戸内海の沿岸地域に分布し二上山からもとれる。たたくと良い音がするので、カンカン石ともよばれている。
ゴキブリのひみつ
地球にあらわれたのは?
なんと3億年前なのです。
人間よりずーっと大むかしから地球にいるのよ。まっすぐな壁でものぼれるし、何でも食べるし、足もはやいし・・・。強い性質をたくさんもっているのよ。
日本に何種類いるの?
森の中や家の中、日本中で約50種類のゴキブリがいるわ。ゴキブリは暖房のあるあたたか~い人間の家が大すき!わたしたちと家の中で生活するゴキブリは6種類くらいいるのよ。
どのくらい卵を生む?
ゴキブリがおしりの先になにかくっつけているのを見たことない?
これは卵のパックで、中に30個くらいの卵が入ってるのよ。
1匹のメスが一生にうむ卵の数は200〜600個にもなるんだって!
大むかしの人のたべものは?
これはどんぐり倉庫!どんぐりを土にうめておくと、次の春まで長もちするんだって。
むかしの人にとって、ドングリは大切なたべものだったんだね。
ナガスクジラの化石(下あごの骨)
これはクジラのしたあごだよ。うえにあながみえる?ここにはしんけいがとおっていたんだ。歯は生えていなかったよ。
マチカネワニ
大阪に人がいなかった40万年前には、こんなに大きなワニがあるいていたんだよ。
豊中市で大学の校舎をたてるときに、小さなほねのかけらがみつかったんだ。そこで4回も地面をほってしらべてみたらなんと8mもある大きなワニがでてきました。ちかくにある待兼山にちなんでマチカネワニという名前になったんだって!
ヤベオオツノジカ
この化石は、岐阜県の、どうくつのなかからみつかったよ。1万年まえの日本には、こんなに大きなシカがすんでいたんだね。
むかしの人は オオツノジカ狩りをしていたのかな?
ナウマンゾウの化石(下あごの骨)
この化石はね、海のそこにしずんでいたんだよ。漁師さんが あみでさかなをとっていたときに、
いっしょにひきあげられたんだ。大むかしには日本にもこんなゾウがいたんだね。
火山がドッカン!
大むかし、大阪の二上山のちかくには火山があったんだ!噴火したあとにはいろんな石ができたよ。どんな手ざわりかな?さわってみてね。
キミはどんなすがた なの?
あれあれ?同じ名前の動物が2匹いるね。この動物は デスモスチルスっていうんだ。
発見されたときはナゾがいっぱい!なにしろ どんな いきもの にも 似ていなかったんだ。だから いろんな人が研究したよ。はじめは左のような すがただ と 考えられたんだ。でも今は、右の ような かっこうじゃないか と 考えられているよ。
2匹のからだの形をくらべてみてね。
石炭
石炭は大むかしの植物からできたよ。40年くらい前は、汽車を走らせたり、ストーブを炊くのに使ったんだ。この真っ黒な石の、どこにそんなエネルギーがあるのかな?
アンモナイト
大むかしに海でくらしていたアンモナイト。絶滅してしまって、今はもうその姿を見ることができないんだよ。そっとさわってみてね。
この標本は、北海道産のユーパキディスカスというアンモナイトの化石で白亜紀後期(約8500万年前)の地層から見つかった。アンモナイトの殻の内部は隔壁とよばれる壁で仕切られていた。この化石のように外殻がけずられた標本では、菊の葉に似た複雑な曲線が見えることがある。これは隔壁と外殻が交わる部分で縫合線とよばれる。隔壁は平らではなく複雑に曲がっているためにこのような曲線になる。
アパトサウルスの 足あと
アパトサウルス は とてもおおきなきょうりゅうなんだ。体の長さは20メートル、体重は30トンもあるよ!足あとの中に、きみの足をいれて、くらべてみよう。何倍あるかな?
恐竜の化石にタッチ
これは、ほんものの、 きょうりゅう の、足の ほねの化石だよ。アフリカで、みつかったんだ。
この ほね の、もちぬしは、きっと、おおきなきょうりゅうだったんだろうね。
鉱物の世界
キラキラの、きれいな石みたいな、かたまりが、たくさんあるね。
鉱物は、地球上で、たくさんあるんよ。私たちのくらしに、必要な、やかんや10円玉なども、鉱物からつくらているよ。きれいな鉱物を利用して宝石にしたら・・・・ゆびわやネッレスにも、なるんだって!
黒水晶(石英)
きれいな石だね。六角形 の けっしょうがあつまって、せいくらべを しているよ。
すべすべした ところに さわってみよう。
水晶は六角柱に六角錐がのった、とんがり帽子のような規則的な結晶の形をしています。結晶面は平らですが、さわってみるとザラザラしています。これは大きな水晶の結晶ができたあとで、結晶面の上に小さな水晶の結晶ができたからです。小さくても大きな結晶と同じかたちをしています。
地球は虫で いっぱい!
むしは、どこにすんでいるの?
海の中にも、いるのかな?南極にも、いるのかな?
ウンチのなかにもいるのかな?
大きなハネがついたタネ
大きなハネがついたフタバガキのタネ。フタバガキは熱帯にはえる大きな木。高さは最大で50mにもなるよ。そんな高いところから、このタネが落ちるとどうなるかな?ボタンをおしてたしかめてみよう。
みつかったらビックリさせちゃえ!
鳥に見つかったチョウは羽の目玉もようをみせてあいてをビックリさせる。そのすきににげてしまうんだ。羽の下には、どんなめだまがみえるのかな? ボタンをおしてみよう!
世界でいちばん大きなカニ
これは世界で一番おおきなカニのタカアシガニ。
足を広げると3mにもなるんだ。日本の近くの海に住んでいるんだよ。
南の海の大きな貝
南の海には大きな貝がすんでいるんだ。オオジャコは世界で一番大きな二枚貝。
アラフラオオニシは世界で一番大きな巻貝だよ。
わたしたちがたべているしょくぶつ はどこで 生まれたの?
このコーナーには、植物が、いっぱい。わたしたちが、たべている、やさいやくだものは、せかいの どこらへんで うまれたのかな?
バナナのたね
バナナのタネってみたこと ある?
ボクたちが いつも たべている バナナには、タネがないけれど、熱帯の山にひとりでに生えているバナナには、タネがあるんだって。
バナナというと種子がないものと思っているが、野生のバナナにはりっぱな種子がつまっている。栽培バナナに種子がない理由は、種なしスイカと同様、3倍体なのだ。
どんぐりコロコロ
どんぐりの木には、毎年、たくさんのドングリがなるね。たくさん落ちてくるけど、どんぐりの木はそんなに生えてこない。生き残って芽が出るまでにはドングリを食べちゃう虫や鳥、動物をくぐり抜けないといけないんだ。うまく芽生えをだすことができるかな。
ドングリコロコロ・・そのあとは?
このどんぐりはコナラの木の子ども。でも、たくさんみのってもみんなが芽を出せるわけではないんだよ。虫に中をかじられちゃったり、動物に食べられたり。そしてカビやキノコがはえてくることもあるんだ。みんながころがしたドングリは、コロコロころがって、どんな生きものにあうのかな。さいごまでころがって、芽を出すことができるかな。
出るかなキノコ?出てこいキノコ!
キノコはどんなところに出てくるのかな?
キノコはどこにでも出てくるわけではなくて、出てくるのにはすきな場所があるんだって。すきな場所をそろえて、キノコを出すことができるかな?
マツタケ 小さな木 アカマツ
ナラタケ 元気な根 コナラ、ウメなど
ツガサルノコシカケ 弱った幹 アカマツ、モミなど
里山のしぜん
ここはちょっと町はずれ。山や林、たんぼや池など、いろいろな環境があるので人間だけじゃなくて、たくさんの生きものがくらしているよ。生きものたちはどんなくらしをしているだろう。ボタンをおしてスタートすると、生きものたちが動き出すよ。秋や冬にはどんな暮らしをしているのだろう。はやおきの生きものはいるかな。夜にでかける生きものはいるかな。ごはんを食べに行くのかな。何をしにいくんだろう。
ボタンを押すごとに春、夏、秋、冬ごとに朝・昼・夜のいきもののうごきがわかるよ。まえのかべに解説が映し出されるよ。