植物の学名メモ


植物の学名の取り扱いについては,「国際植物命名規約」において以下のようなことが決められている.6年に一度の国際植物学会議で規約についての審議が行われる.IAPT(International Association for Plant Taxonomy)が行っている.

1999年8月の国際植物学会議では,学名の登録義務化が提案されたが否決された.この議論の模様についてはJSPTニュースレター96:7-15日本植物分類学会発行)に速報があるので参照のこと.


1.Latin name(名前はラテン語として扱われる,種の場合は2命名法:属名+種形容語)

2.Type specimen(タイプ標本の指定)

3.Latin language(ラテン語による記載文,または判別文)

4.Species circumstance(種の範疇を明示)

5.Priority(先取権)

6.Legitimate name (合法名)

7.Correct name(正名)

8.Valid publication(正式出版)

9.Effective publication(有効出版)


詳しい解説は,時間があったら追加する予定(だいぶ先のこと?).


1994年の東京コードについては以下の訳書があるので興味のある方は参照されたい.

大橋弘好(訳).1997.国際植物命名規約(東京規約)1994.津村研究所.2500円.


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