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◆各地理区の特徴

旧北区Palaearctic−寒さに強い種がさかえ、草食性のグループが多い。日本の大部分がこの地理区にはいる。

新北区Nearctic−北アメリカで独自に進化したグループを主とし、旧北区あるいは新熱帯区にも分布する群が混じる。

東洋区Oriental−多くの島に分かれているので、地理的な分布をおこしている種が多い。琉球列島はこの地理区にはいる。

エチオピア区Ethiopian−昆虫相は東洋区に似ているが，サバンナに適応したグループが多い。

オーストラリアAustralian−原始的なグループがさかえ、生き残り的な種類が多い。東洋区起源のものも少し加わる。

新熱帯区Neotropical−種類数が最も多く、多くの特産のグループもあるが、進化の程度が低いものが多い。